コメダのチケットでソフトクリームを注文したらひっくり返って出てきた
席に着くとすぐに靴を脱ぎ、堂々とソファーの上に正座をした相方は、好物の「アイスオーレ」にひとくち口を付けると、おもむろにこの喫茶店をこう定義づけました。
「コメダ珈琲の本質は ”リビングの拡張” にあるわ。」
尾張人としての大先輩にあたる彼女が纏ったその貫禄は、僕が真に尾張文化へと同化する道程の長さを見せつけられた気がして、その奥深さに少したじろいだわけですが、そんなコメダ上級者じゃない僕でもコメダ珈琲店特有のいこごちの良さ。ってのは理解してまして。
おかげでコーヒーチケットまで買いこんでちょくちょく行っているわけです。
コメダと言えば、飲み物をオーダーすると軽食が付いてくる、いわゆる「モーニングサービス」で有名ですが、これがテレビやWEBなどで取り上げられた事もあってか、近頃は名古屋ローカルって風でもない感じだったり。
具体的には、東海・関東・関西・北陸・甲信越・四国…とあちこちに店舗が増えているので、今では近所にもあるよー。なんて人も少なくなさそうです。
で、そのコメダで、余らせちゃったんですね。コーヒーチケットを3枚。
2人で3枚って、こりゃ困ったね。って事で、どうせだから普段頼まないものを1品頼んでみようよ考えまして、コメダのソフトクリームを単品で頼んでみました。
コメダはコーヒーチケットで「ソフトクリーム」が頼める
経済観念の発達した僕からすると、テーマパークじゃあるまいしソフトクリームが380円なんて、そのバリュエーションには甚だ思う所があるわけです。が、と同時に、僕は無類の「コメダのクリームソーダ」好きでもあり、コーヒーチケットでそれが飲めない事を前からむず痒く思ってもいました。
ちなみに「コメダのクリームソーダ」とは、知る人ぞ知る「コメダで一番爆発するドリンク」であり危険物。
言っちゃえば、まぁメロンソーダなんですが、100人中100人が他では見たこと無い!と言うであろう長靴型グラスと、浮力の常識を打ち破る高さのソフトクリームがメロンソーダの上に盛られちゃう点が特徴。
ちょっとファンタジー入ってるその外観は、男性からすると微妙に頼みづらい一品でもあります。(※後日談:長靴型のグラスでビールを出す店がある。との指摘をいただきました。が、僕はそんなの見たことないですねー。)
これがマジで危険な飲み物でして、本当に暴発するわけですよ。
多分メントスシャワーとか、バナナ&スプライトと同じ発生機序と思われるんだけど、ストローの先に付いたソフトクリームがソーダの深い所に触れると、高確率でゴポゴポと大量の泡が連鎖的に湧いて暴発!まれにソフトクリームがソーダの海へと沈降し始めると、もう、どうにも手に負えなくなり、かなりうまく対処しないと噴出は免れない。という、初デートで相手の対応力・包容力を試すには持ってこいの逸品。これが美味いわけです。
で、その「ソーダ水(メロンソーダ)+ソフトクリーム」である所のクリームソーダが大好きな私は、これをコーヒーチケットで「作れないか」と画策。
で、考えたわけです。コーヒーチケットで頼めるコメダのソーダ水(クリームソーダのソフトクリーム抜き版)は380円。チケットが使えないクリームソーダは480円。と、ここでよく見ると、なんとコーヒーチケットでソフトクリームが注文できるではありませんか!
コーヒーチケットは9枚綴り3,000円なので、1枚333円。3枚で1,000円です。
単品のソフトクリームが2倍量と仮定すれば、余ったコーヒーチケットを使い切るにはさほどバリュエーションも悪くはなかろう。という事で、「ソーダ水」と「ソフトクリーム」、あと相方の「アイスオーレ」を全てコーヒーチケットで注文。
お待たせしましたー。と出てきたらこんな感じ。左の長靴みたいのがソーダ水っすね。もちろん小袋に入ったおつまみも付いてきます。
ソフトクリームを拡大。うーん。完全にひっくり返っています。どーやって巻いたんでしょうか。
という事で、長靴型グラスに入ったソーダ水にソフトクリームを自分で盛り、無事、「クリームソーダ」的なものをコーヒーチケットだけで飲む事ができました。うーん裏技的。
で、どうしてコメダのソフトクリームは逆さまで出てくるのか。ですが、コメダってのはついつい長居してしまうので、溶けても困らないように逆さまになってるんじゃないか。と食べていて思いました。本当のところは知りませんが。
見た目より意外と量があったのと、実はコーンの中までクリームが入っていたので、量の面でもけっこう満足です。(いやね、だからどうやってこれを巻いたんだ?)
つーことで、余分なチケットがあったらこの注文方法はオススメかも。
ドヤりたい向きには電源が無いのが玉に瑕ですが、最近のマシンは喫茶店にいるくらいの時間なら余裕でバッテリも持つでしょうし、休みの日なんかにのんびりするのにはいいかもです。
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※2014/8/11 文章ブラッシュアップ
※2013/4/25 本人からの指摘で一部表現を修正。あぐらじゃなくて正座です。との事。