ASUSのマザーでCPU・メモリ無しでBIOSアップデートしてみた(ディスプレイすら不要)
2024年8月8日
新APU「Richland」のAMD勉強会で聞いた話しなんですが、ASUS のマザーボード「F2A85-M PRO」には、
- CPU不要
- メモリ不要
- ディスプレイすら不要
で、BIOS アップデートができる「USB BIOS Flashback」という機能があるとの事だったので、使ってみました。
こういう機能が無いマザーだと、いったん旧BIOSが対応している古いCPUを用意 → 新CPU対応の新 BIOS を焼く → 新CPUに換装する。なんて苦労をするわけで。
古株的には、「オレの若いころは戦争中、校庭にイモを植えてだなぁ…」と苦労話の一つもグチりたくなるお手軽さと言えます。
「USB BIOS Flashback」の手順
用意するのは、電源ユニットと、マザーボードと、USBメモリ。以上。
手順はこんな感じ。
- 最新BIOSをダウンロードしてUSBメモリに解凍
- BIOSのファイル名を「F2A85MP.CAP」に変更
- マザーボードに電源ユニットを接続(24ピン・8ピン両方)して、電源ユニットの主電源をON。
- USBメモリを「USB BIOS Flashbackポート」に挿す
- マザーボードの「USB BIOS Flashbackボタン」を長押し
→ LED が点滅
- LED が消灯すれば BIOS の更新完了。主電源をOFFに。
という流れ。えっ、たったコレだけ?という感じ。
F2A85-M PRO 以外のマザーで対応しているものがあるかは知りませんが、その場合は、手順2のファイル名の部分は変わるでしょう。
しかし、こういう機能は、新 CPU が出た時とかに便利だよなぁ。と。
実際のところ、今回も、AMD の新APU「Richland」こと、A10-6800K を動かす目的で使ってみたわけですし。
ちなみに、今回の方法は、メモリやCPUが付いている状態でも使えるようです。