大幅リニューアルしたAndroid版Googleマップをチェックする
7月10日のアップデートで大きく変わった Android 版 Google マップをスクリーンショットを中心に見て行きましょう。
今回のアップデートでは、UI が一新。iPhone 向け Google マップのデザインに合わせられた他、ナビ機能の強化などがなされています。
※2013/7/15 マイマップについて追記
「交通情報」や「公共交通機関」などのマップへのオーバーレイ系は、左下のタブをタップ or 右スワイプすると選べるように。
Google Earth を選ぶと、今見ている場所を Google Earth で見る事ができます。
「交通状況」画面。渋滞情報が確認できます。赤色が渋滞。
「公共交通機関」を選ぶと、鉄道などを見やすく表示できます。
右上の人型アイコンから、最近スターを付けた場所や、付近のスターを付けた場所などの一覧を見ることもできます。また、自分のクチコミ一覧も確認できます。
プレイスの検索結果画面。プレイス名の部分を横スワイプで次候補へ移動できるように。
プレイス名を上にスワイプすると…
プレイスの詳細情報が確認できるように。スター機能は「保存」と分かりやすく表現されるようになりました。
車のマークでルート検索へ。経路の概要と所要時間がリスト表示されるようになりました。
高速道路、有料道路の利用設定は「経路オプション」画面から。
こんな感じでルート検索が表示されます。別経路をここで選択する事もできます。見た目も分かりやすくなったような。
「▲ナビ開始」でナビ画面へ。
これまでデフォルトでは表示されなかったコンビニやガソリンスタンド、また、一部施設名がナビ画面にも表示されるようになりました。これはありがたいアップデートです。
デフォルトはヘッズアップですが、2本指で回転、縮小・拡大もできます。
ピンチアウトすれば、これまでとおり渋滞情報も表示されます。
経路上の交差点名も逐次表示。
メニューから「航空写真」を選択すると、ナビ画面でも航空写真が表示できるようになりました。地図だけでは分かりづらい場所で助かりそうです。
マイマップは将来のバージョンまでおあずけ
7月10日よりも前のバージョンまではあった「マイマップ」機能ですが、今回のバージョンではなんと機能そのものが無くなってしまいました。
とは言っても恒久的になくなった。というわけではなく、将来のバージョンアップでちゃんと再導入されるそうです。
Android 版Googleマップからはマイマップへの書き込み機能がこれまでなかったとはいえ、人によってはかなり致命的な場合もあると思いますので、どうしてもマイマップ機能が必要な場合は、当面は、バージョンアップを見送るしかなさそうです。
所感
かなり大きな UI 変更で多少の慣れは必要なせいか、Google Play のレビューが若干荒れているようではありますが、個人的には全体を通し、割と慣れやすい良くまとまったインターフェースなんじゃないか。とは思います。
特に今回のナビ機能の大幅強化はパッと見のインパクトではなく、地道で細やかな改良の積み重ねに見えるため、私としては好感が持てるところです。
Google がナビ機能にこれだけ手をかけ重視しているということは、将来、思いもよらない機能が搭載されて、また我々を驚かせてくれる。なんてこともあるのかもしれません。
今回のバージョンアップで一点、気になるところがあるとすれば、直近のバージョンより若干動作が重くなったところ。ですかね。
Snapdragon S4 とか積んでる新しい端末なら気になりませんが、古い端末だと若干操作感には思うところがある気はします。ただ、これも、以前のバージョンでは徐々に改善されていったものでありますから、動向を見守りたいとは思います。
また、あまり使われていない機能ですが、今回のアップデートで Google Latitude とチェックイン機能が提供終了となります。