新しいNexus 7が正式発表。対応LTEバンドなど詳細仕様が明らかに

Google は25日（現地時間24日）、新型 Nexus 7（2013年モデル）を正式発表しました。

米国での発売日は7月30日、価格は 16GB Wi-Fi 版が 229 ドルから。

また、内部ストレージが 32GB のバージョンと、北米向け・欧州向けの LTE 対応版も用意される予定との事。

日本での発売は数週間以内の見込みです。

「新しい Nexus 7」(2013年モデル)の仕様一覧は以下のとおり。

初代 Nexus 7（2012） では、気軽に扱える実用性の高い外装と圧倒的な低価格、Nexus モデルの安心感、そして、扱いやすい7インチサイズなどが好評を博し、タブレット市場を揺るがす台風の目となりました。

新モデルでは SoC に Snapdragon S4 Pro を採用するなど、大幅に性能が向上。外装も Nexus 10 に似て扱いやすいとの情報もあり、価格は若干上がるものの、複数人で使いやすい Android 4.3 の機能などもありますし、「暮らしのタブレット」として今回も好評を博しそうです。

個人的に重要と思う部分

Nexus 7（2012）では画面の解像度が低く、電子書籍を読むにはちょっと物足らないところはありましたが、Nexus 7（2013）ではここが大きく改善された点は大きいと思います。

また、SoC が Tegra 3 → Snapdragon S4 Pro と大幅に強化された点も特筆すべき点です。

Nexus 7（2012）を触った方の中には、動作の引っ掛かりが気になった方も多いかと思いますが、2013年版ではかなりの改善が見込めそうです。

この他、地味ではありますが、5GHz 帯 Wi-Fi 対応も大きい部分です。

最近は 2.4GHz 帯の Wi-Fi が使い物にならないほど混雑している事も多いため、実用上、少なからぬ影響があると思います。

LTE 版の対応バンドも明らかに

LTE 版については対応バンドもすでに公式情報として発表されています。

＜北米版＞
4G LTE: 700/750/850/1700/1900/2100 MHZ (Bands: 1/2/4/5/13/17) HSPA+: 850/900/1900/2100/AWS MHz (Bands: 1/2/4/5/8/10)
GSM: 850/900/1800/1900 MHz

＜欧州版＞
4G LTE: 800/850/1700/1800/1900/2100/2600 MHz (Bands: 1/2/3/4/5/7/20)
HSPA+: 850/900/1900/2100/AWS MHz (Bands: 1/2/4/5/8/10)
GSM: 850/900/1800/1900 MHz

5月に発表される、との噂もあったが…

事前の憶測では、5月の「Google I/O 2013」で発表されるとの情報もあった新型 Nexus 7 ですが、結局、Google I/O では発表されず、ここまでずれ込んだ形となりました。

名機の後継、という事もあってか市場の注目度は非常に高く、事前の勝手な憶測に比べて遅れはしたものの、かつての Apple 製品発表時の盛り上がりに近い何かを感じてしまいます。

初代 Nexus 7 は昨年秋の発売以降、品薄状態が続き、入手できたのは年明け、という人も少なくなかったようですので、この位のタイミングで発表されてちょうどよかったのかもしれません。

ソース：Nexus 7 - Google