Android 4.3(Jelly Bean)の新機能・改善点まとめ
2024年8月9日
Google は25日(現地時間24日)、Android の最新バージョンとなる「Android 4.3(Jelly Bean)」を正式発表しました。
Android 4.3 は、同日発表された新 Nexus 7(2013 Edition)に搭載されるほか、すでに発売されている旧 Nexus 7(2012)、Nexus 4、Nexus 10、GALAXY Nexus にも順次提供予定との事。
ここでは、Android 4.3 の新機能・改善点について一覧にまとめておきます。
システム周りの改善
- 「Restricted profiles」機能の追加。ユーザー毎に利用機能や利用アプリを制限できるようになります
- セットアップウィザード簡略化
- マルチユーザー利用時のユーザー切り替え高速化
パフォーマンスの改善
Android 4.1/4.2 の Project Butter の成果(Vsyncタイミング、トリプルバッファ、低遅延タッチ、2Dハードウェアアクセラレーションなど)をベースに、さらなるパフォーマンス最適化が行われています。
- 図形・テキスト表示の改善
- 複数フォントやCJK統合漢字など複雑な形状のフォント使用時のパフォーマンス最適化
- ウィンドウバッファの改善による高速化
グラフィック機能の追加
- OpenGL ES 3.0 に対応
- ワイヤレスディスプレイによるテレビ出力に対応(Nexus 7(2013 edition)、Nexus 10)
オーディオの改善
- モバイルオーディオ技術「Franhofer Cingo」によるバーチャルサラウンド対応
電話機能の改善
- 電話番号や文字によるオートコンプリート機能の追加(要設定)
キーボード・入力の改良
- タップによるテキスト入力のアルゴリズムを改良。使いやすく
- ゲームパッド・ジョイスティックの入力遅延を改善
位置情報機能
- 「Wi-Fi scan-only モード」の新設。Wi-Fi を常に ON にしていなくても Wi-Fi 位置情報が利用可能に
- ハードウェアジオフェンシングに対応。位置情報連動アプリでバッテリー消費が改善(対応デバイスのみ)
Bluetoothサポートの拡大
- Bluetooth AVRCP 1.3 の新規サポート。Bluetooth デバイスで曲名・アーティスト名の表示が可能に
- Bluetooth Smart(Bluetooth Low-Energy(LE))のサポート(対応機種のみ)。ヘルスケア
ローカライズ・国際対応
- アフリカーンス語、アムハラ語、ヒンディー語、スワヒリ語、ズールー語に対応
- ホーム画面、設定、電話機能、Google Keep などで、ヘブライ語、アラビア語などの右から左へ書く言語に対応
この他、開発者向けにも多くの改善点があり、公式サイトにまとめられています。