自宅PCにL2TP/IPSecでアクセスする「SoftEther VPN」(1) インストール編
今回は、外出先から自宅 PC へリモートアクセスできる無料の VPN サーバー「SoftEther VPN オープンソース版」を使って L2TP/IPSec サーバを立ててみます。
PC・タブレットからスマートフォンの公式テザリング経由で自宅のPC などにリモートアクセスするのに便利な方法で、主に個人向けの方法になります。
個人向けのリモートアクセスというと、かつては Windows 標準機能の「PPTP サーバー」もお手軽な方法でしたが、セキュリティ面で時代遅れになってしまった感があるんですよね。
また、ドコモの公式テザリング経由だと PPTP/VPN が実質使えないので、そういう場合にも便利です。(詳細は以下↓)
ちなみに今回の SoftEther VPN には「ダイナミック DNS」機能も用意されており、固定 IP アドレスを持たない自宅 PC でも使いやすいよう配慮されています。
SoftEther VPN のダウンロード
SoftEther VPN のサイト → ダウンロードセンターを開いて、以下を選択します。
- ダウンロードするソフトウェア
→「SoftEther VPN(Freeware)」 - コンポーネント
→「SoftEther VPN Server Manager for Windows」
その後、「ダウンロード可能なファイル」から、最新のrtmビルドをダウンロードします。(2014/4/8 時点では「softether-vpnserver_vpnbridge-v4.04-9412-rtm-2014.01.15-windows-x86_x64-intel.exe」)
※2014/4/8 時点の最新Betaビルドは、私の環境ではBSODが出ています。
ndis.sysでブルースクリーンが出て困った件→解決? | TeraDas-テラダス
rtmビルドを選んだ方がいいかもしれません。
SoftEther VPN のインストール
ダウンロードした exe ファイルを開いてインストールしていきます。
基本的には「次へ」で進んでいきます。
「インストールするソフトウェアの選択」では、「SoftEther VPN Server」を選択 →「次へ」
あとはとにかく「次へ」でよいでしょう。
設定方法
設定方法については次の記事にまとめてあります。
これって PacketiX/VPN とほぼ同じ…と思ったら
今回のソフトは、PacketiX/VPN のフリーウェア版という位置付けのため、ベータ期間中に PacketiX/VPN を使ったことがある人なら、設定は割とカンタンです。
MS-SSTP にも対応してるのね
Android タブレットも VPN クライアントとして使いたかったので、今回は L2TP-VPN サーバーとして設定する予定ですが、Windows Vista / 7 / 8 / RT をクライアントにする場合は、ネットワーク要件が厳しい環境下でも使える MS-SSTP も使えるので、興味のある方は試してみてもいいかもしれません。
免責・注意
本記事は、自身が管理するネットワークにおける個人的な利用を想定して書いています。
安易な本ソフトの利用は潜在的なセキュリティリスクを生むこともあるため、特に職場などでの利用にあたっては十分な注意が必要です。
※2014/4/8 記事最新化。ダウンロードするファイルの指定追記。
※2013/8/15 次記事へのリンク追記
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