新Kindle Paperwhiteは旧モデルと何が変わったのか、仕様を比較
Amazon.co.jp は4日、E-Ink ディスプレイを搭載し、紙のように読みやすい「Kindle Paperwhite」の新型を発表しました。
ということで今回は、新旧モデルの仕様を比較して表にしてみました。
ちなみに新モデルはすでに Amazon.co.jp から予約可能で、価格は Wi-Fi 版が 9,800円、3G版が 14,980円。
発売日は Wi-Fi 版が10月22日、3G版は11月12日の予定。
なお、前モデル同様、Amazon だけでなく、家電量販店での取り扱いも予定されています。
●新旧Kindle Paperwhite 仕様比較表
新旧 Kindle Paperwhite の仕様を比較して一覧表にしてみました。
Kindle Paperwhite (2013・2代目) | Kindle Paperwhite (2012・初代) | |
画面サイズ | 6インチ | |
スクリーン | Paperwhite、内蔵型ライト (コントラストアップ) | Paperwhite、内蔵型ライト |
解像度 | 212PPI(推定1024x768px) | |
マルチタッチ | 2点マルチタッチ (精度19%向上) | 2点マルチタッチ |
プロセッサ | 不明 (前モデルより25%高速・1GHz) | 不明 |
回線(3G) | 3Gモデルのみ搭載 国内ドコモ3G、HSDPA(3G) 、 EDGE/GPRS(フォールバック) | |
回線(Wi-Fi) | 802.11b/g/n WEP,WPA,WPA2 | |
WEB | ブラウザ(体験版) | |
内蔵ストレージ | 4GB (使用可能領域約3.1GB) | 2GB (使用可能領域約1.25GB) |
クラウド | Amazonのコンテンツは全て無料でクラウドに保存可 | |
対応ファイルフォーマット | Kindle(AZW3)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。 HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応 | |
カメラ | なし | |
バッテリ持続時間 | 約8週間(フロントライト明るさ設定10、無線なしで1日30分使用の場合) | |
充電時間 | 約4時間(PCのUSBから給電の場合) | |
サイズ(mm) | 169 x 117 x 9.1 | |
重さ | 206 g(Wi-Fi) 215 g(3G) | 213 g(Wi-Fi) 222 g(3G) |
発売日 | 2013年10月22日(Wi-Fi) 2013年11月12日(3G) | 2012年11月19日 |
価格 | 9,800円(Wi-Fi) 14,980円(3G) | 発売時 8,480円→7,980円(Wi-Fi) 12,980円(3G) |
前モデルからの変更点
Kindle Peperwhite(2012)からの変更点をまとめるとこんな感じ。
- 画面のコントラストがアップ
- タッチセンサーの精度19%アップ
- プロセッサの処理速度25%アップ。ページめくり高速化
- 内蔵ストレージ容量のアップ(2GB→4GB)
- 軽量化(Wi-Fiモデルで213g→206g)
- 価格は2,000円アップ(11月30日まで1,980円分のKindle本クーポン付き)
こうやってみると、Kindle Paperwhite(2013)は、前モデルの不満点を地道に改良したモデルのようです。
なお、外形寸法も変わっていないため、カバー・ケースは前モデルのものを流用できる可能性が高そうです。(各種ボタン、電源ON/OFF用の磁力センサーの位置がそのままなら、ですが。)
また、わずか6gではありますが、ただでさえ軽かった前モデルがさらに軽量化されている点も、長時間の読書には効いてくるかもしれません。
本気で使う人に嬉しい「内蔵ストレージ容量アップ」
プロセッサ速度の向上によるページめくりの高速化も大きい変更点ですが、割りと良く使う人には、ストレージ容量のアップが一番大きな変更点ではないか、とは思います。
特に、漫画などのファイルサイズが大きい電子書籍を良く読む場合、 Paperwhite(2012)の2GB(使用可能領域約1.25GB)という内蔵ストレージ容量は非常に物足らないものと言え、Paperwhite(2013)でこれが倍の4GB(使用可能領域は約3.1GB)と、実質約2.5倍に増えた事は歓迎されると思います。
前モデルで速度と容量に不満があった人であれば、購入を検討してもよいかもしれません。
ただ、大きな変化を期待する人は、様子見でもいいかもしれない。とも思います。