マウス遅延対策アプリ「SmoothMouse」でMac OS Xの32ミリ秒遅延が大きく改善する

 2024年8月9日

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※ これは2013年に公開された記事です。El Capitan 以降、Mac のマウスのラグ問題は解決されました。現在ではこの記事の対策は不要です。

普段は Windows をメインマシンにしている管理人ですが、長いこと Mac とも縁がありまして。

サイトの動作確認をできるだけ多くのデバイスでやりたい、とかとか、ちゃんとした理由もあるにはあるんですが、もともと上から下から右から左から全部触りたい「多芸に無芸」な性格も手伝ってか、不思議と触る機会が多くて。

そんな私にとって、Mac でどうにも不満だったのが、独特のマウス加速度と遅延。

Mac メインの人にはこれが普通なのかもしれませんが、Windows で精度が高くてレポートレートも高いゲーミングマウスを加速度ゼロでバリバリ使ってきた身としては、気になって仕方なくて。

で、調べてみたら、これを解決するソフトがあるそうで、ある程度使い込んだ結果、問題なさそうだったので触れておきます。

ダウンロードは以下から。

SmoothMouse for OS X
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遅延は気にならないけど加速度だけ無効にしたい、場合は、別アプリを使う方法もあります。

インストール → 設定

「SmoothMouse」をダウンロードしたらまずはインストール。

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「システム環境設定」→「SmoothMouse」から設定します。

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「Enable for mice」にチェックを入れて、「Acceleration」を Off にすれば完了。

これで、Windows でマウスの加速度をオフにした時と同じ感触になってくれます。

同様に同じ画面の別タブから、トラックパッドでもこの設定を有効にする事ができます。

32ミリ秒の遅延ってどういうこと?

ようは「マウスを動かしてから画面上のマウスカーソルが反応するまでの時間」が、Windows や Linux に比べて遅い。という事です。

文末のソースによると、この症状は、少なくとも Mac OS X 10.4 "Tiger" の頃から存在し、10.8 "Mountain Lion" に至る現在でも解決されていない。とのこと。

なお、今回のアプリ以外にも、以下の方法でも遅延を解消できるとの事です。

  • マウスの代わりにワコムのタブレットを使う。
  • Mac を Synergy クライアントとして使う方法(別の Synergy サーバにマウスを接続する)

私も詳しく調べたわけではないのでアレですが、Windows でも Vista 以降の Aero 環境を、グラフィックの貧弱なマシンで使っていると、マウス操作に若干のラグを感じる事はあった気がします。が、それにしても Mac のラグはそれ以上なんじゃないか、と感じていたので、今回の件で気持ちの面でもスッキリしました。

ソース:Pointer lag - Mac OS X - SmoothMouse Forum

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