Google、Nexus 5を国内販売開始。Android 4.4も発表【更新2】
Google は、5インチスマートフォン「Nexus 5」と、最新 OS となるコードネーム「KitKat」こと Android 4.4 を発表しました。
カラーはブラックとホワイトの2種類が用意されており、Google Play から直接購入時の価格は、16GB版が39,800円、32GB版が44,800円。
すでに Google Play から注文可能となっており、11月中旬にはイーモバイルからも発売予定となっています。
あわせて、公式バンパーケースと、GALAXY Note を彷彿とさせるクイックカバー・ケースも発売されます。
価格はバンパーケースが3,980円、クイックカバーが5,480円。一部商品については近日発売となっていますが、バンパーケースのレッド・イエローはすでに注文可能です。(11/1 12:54現在)
Nexus 5 の主な仕様は以下のとおり。
OS | Android 4.4(KitKat) |
画面 | 4.95インチ 1920×1080(445ppi)IPS液晶。Gorilla Glass 3 |
CPU | Snapdragon 800 2.26GHz |
GPU | Adreno 330 450MHz |
メモリ | 2GB RAM |
内蔵ストレージ | 16GB / 32GB |
無線 | デュアルバンド Wi-Fi(2.4G/5G)802.11 a/b/g/n/nc Bluetooth 4.0 NFC(Android ビーム) |
ネットワークと対応バンド | LTE バンド 1/2/3/5/7/8/20 WCDMA バンド 1/2/4/5/6/8 |
ポート・コネクタ | microUSB SlimPort 3.5 mm ステレオオーディオジャック デュアルマイク |
センサー | GPS ジャイロスコープ 加速度計 コンパス 近接センサー/調光センサー 気圧計 磁気センサー |
バッテリー | 2300mAh ワイヤレス充電対応 連続通話17時間(Wi-Fi) インターネット閲覧最大8.5時間(Wi-Fi)、7時間(LTE) |
サイズ | 69.2 x 137.8 x 8.6 mm |
重さ | 130g |
Google Play から直接、またはイーモバイルから購入
Nexus 5 の購入方法は Google Play からの直接購入か、イーモバイルからの購入となります。
Google Play の販売ページは以下。
11月1日午前10時現在、WEBサイト上では「1~2日(土日および祝祭日は除く)以内に倉庫から発送」と表示されています。
購入時のメールには、販売者の住所としてシンガポールの住所が書かれていました。私の知る限り、Google Play 経由で購入した Nexus シリーズは、これまでのところすべて海外からの発送でしたので、今回もそうなるかもしれません。
少なくとも Google Play で購入した場合は SIM フリーとなっており、別途SIMカードを契約することで LTE/3G が利用可能となります。ただし、後述のとおり、対応バンドには注意が必要です。また噂レベルの情報ですが、SIM 形状は micro SIM との情報があります。
また、イーモバイルからの発売は11月中旬の予定となっています。
イーモバイルから購入した場合の本体価格は50,400円(分割支払金2,100円/月×24回)。これに「月額割引-S」が-1,680円/月つくため、実質本体価格は10,080円(420円×24回払い)となります。
契約プランは、月額3,880円で月間5GB(2年縛りの場合)まで利用可能な「EMOBILE 4G-S」となり、別途必須となるEMベーシックパックS 月額315円と合わせると、回線のみの月額維持費用は4,195円/月。
つまり、本体+回線を合算した月額費用例は、4,615円/月~となる計算です。
なお、本体代金については一括払い向けの店頭キャンペーンが用意され、「バリュースタイル-S」(一括払い)契約時、新規の場合 10,600円引きの39,800円。また、ドコモ・auからのMNPでは24,800円としている。(参考価格。具体的な価格は販売店が決定)
対応バンドには留意が必要
国内版 Nexus 5 の対応バンドについては、前出の仕様表のとおりとなっています。
そこからも分かる通り、国内で LTE / 3G を利用する場合は、各キャリアの最新モデルで利用できるバンドをそのまま利用できるわけではない点に注意が必要です。
例えばドコモSIMと日本版 Nexus 5 の組み合わせでは、FOMAプラスエリアには対応するものの、800MHz 帯LTEが利用できなかったり、また、KDDI SIMでは対応バンドが極端に少ない。といった点に注意が必要です。
実際の使用感は、手元に余っているドコモのデータ契約SIMがあるので、それをしばらく使ってみないとなんとも言えませんが、個人的には、ドコモSIMやドコモのMVNO SIMが安価に使える人なら、ある程度の納得感はありそうな気はします。
Android 4.4 も発表に
あわせて、同スマートフォンに搭載される最新 Android OS「KitKat」こと Android 4.4 の詳細も発表されました。
使用メモリ容量が減少し、RAM容量1GB以下のデバイスでの動作が軽快になるほか、フルスクリーンモードのサポート、Bluetooth の新しいプロファイルへの対応、画面を動画でキャプチャする機能、Hangout への SMS/MMS 機能の統合、「Ok Google」と話しかける事で音声検索・テキスト送信・音楽再生ができる機能など、かなり盛りだくさんな内容となっています。
特に、必要メモリ容量の低減は、新興国攻略に重要な部分であり、この点が大きいニュースと言えるかもしれません。
Android 4.4 は、Nexus 7(2012/2013)、Nexus 10、Nexus 4 にも数週間程度で提供予定とされており、また、主に海外向けの話にはなりますが、GALAXY S4 / HTC One Google Play Edition にも提供予定としています。
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