雪道で事故っちゃいました。〜雪道で事故らないための4つの心得

 2024年8月9日

先週から今週にかけて、日本各地がみごとに雪にまみれていますね。
私が住んでいるところ(愛知県北東部の山あい)は雪はあまり降らず、むしろマイナス10度くらいまで冷え込むタイプの地域なのですが(愛知県内なのに・・・)、今年は例年と比べると異常なほどよく降ります。

東京・大阪・名古屋などの都心部でも数センチ〜数十センチの積雪量にみまわれて、さぞかしスッテンコロリンしている方が多いことでしょう。

事故りました

そんな中、「寒冷地」住まいの私がスリップ事故を起こしましたので、その教訓と自戒を込めて本記事を書きました。

幸いなことにガードレールに突っ込む自損事故でケガもなく、事故後もなんとか車を動かすことが出来ました。

道路状態はこんな感じ。少し湿った雪がシャーベット状態になって道路に積もっています。
※事故現場ではありません

crossroad

スタッドレスタイヤ・四駆の過信は禁物

事故った車は軽自動車・フルタイム四輪駆動・スタッドレスタイヤ装備の寒冷地対応状態でした。
そこに2つの過信があったと分析しています。

  • スタッドレスタイヤへの過信
  • 四輪駆動への過信

また、私自身、運転免許をとった18歳から16年もの間、雪の少ない名古屋に住んでおりまして、実際に「雪道」というものを体験していないにもかかわらず、「寒冷地生まれだし。雪道の走り方くらい心得てるよ」という根拠の無い雪道に対する驕り。
これもあります。むしろ、今回の事故ではこれが一番大きかったと思います。

  • 雪道に対する、「この程度では滑らないだろう」という思い込み。

しかし、滑ってしまったのです。

右カーブでした。
自分では「これくらいのスピードなら」と思っていたスピード(40Km/hくらい)でカーブに進入し、カーブを抜けた直線の立ち上がりのところでさらにアクセルを踏み込んだ時にタイヤが雪に取られ、車が横滑りをはじめました。ブレーキはべた踏みで、ABSが作動していましたが、軌道修正は不可能でした。

そのまま滑りながら対向車線を横切り、右側のガードレールに激突。
そのまま180度車はくるりと回り、見事に対向車線に正しい向きで乗っかりました。
対向車線にはみ出た時に対向車がもしいたら・・・。

エンジンはかかっていたのでそのままアクセルと踏むと車は走り出しました。一見なにもなかったかのように走り、現場から少し離れたところの空き地に車を停め、警察に電話しました。

車を見たところ、以下のような有り様でした。よくこれで走ってくれました・・・。

car_body_editted

事故後に改めてこの有り様を見た時はゾッとしました。

もう少し深く潰れていたら、エアバッグが作動し、修理が難しくなってたところだ、とは修理屋さんの言葉。

一にも二にも、雪道ではスピードを控えること。冬用装備への過信は禁物。

そういうわけで、なんとも幸運な自損事故&ケガ無し、で終わったのですが、以下の4点を教訓としたいと思います。

1.スタッドレスタイヤを過信しない
2.四輪駆動を過信しない
3.「だろう運転」- 「この程度のスピードなら大丈夫だろう」は禁物

[1]と[2]の過信があるからこその[3]もあるのだろうと思いますが、冬用装備への過信・だろう運転は禁物です。
「このスピードなら」と思うスピードでも、あと10Km/h、スピードを落とすくらいの気持ちで良いと思います。もっと落としても良いくらい。

4.急な動作(アクセル、ブレーキ)は禁物

私の場合、カーブ立ち上がり時の急なアクセル踏みこみが滑り始めの原因になったと思っています。
その上、滑り始めたあとの急なブレーキもしかり。
滑ってしまったこともさることながら、滑った後にブレーキを断続的に踏む(ポンピングブレーキ)ができていたら車の制御はできたかもしれません。
ですが、はじめて車を滑らせてしまった私にそこまでの行動はできませんでした。

まさに今週末(2月14日〜16日)、また、今後も都市部でも大雪が降る可能性があります。スタッドレス・四駆だからと過信せず、雪道はじゅうぶんに気をつけて走ってください。

ノーマルタイヤではほぼ走行不能と思ったほうが良いです。
ちなみに、長野県等、県によっては凍結道のノーマルタイヤ走行は道路交通法違反になる場合もあります。

警察・修理屋さんでの事後処理からの帰宅後、母からもらったバレンタインチョコレートの苦かったこと・・・。

良い経験になりました。これを教訓に、改めて安全運転に努めたいと思います。

(文: ふるはし)

※2014/3/17 カテゴリ正常化

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