【富士通】ノートPCの不具合報告をしたら未公開ファームウェアが送られてきた
今年買った富士通のノートPC「SH/90M」で、スリープからの復帰時にキーリピート間隔が初期値に戻ってしまう。という不具合に気が付き、2月頃にサポートに問い合わせたところ、なんと、未公開のファームウェア更新用CD-Rを送っていただきました。
症状が症状だったからなのか何なのか、これはなかなかの神対応だなぁ。と思ったので、触れておきます。
富士通から送られてきたのは未公開のアップデータ、「コントローラー用ファームウェア修正プログラム(64ビット版)V1.0.0.2」。
改版履歴によると、「キーボード、フラットポイントの機能を改善しました。」とあり、実際に適用してみると、確かに、スリープから復帰時にキーリピート間隔が元に戻ってしまう現象が改善しました。
同梱の Readme.txt によると、対象機種は以下とのことでした。
- LIFEBOOK SH90/M
- LIFEBOOK WS1/M
- LIFEBOOK WS2/M
- LIFEBOOK SH75/M
この未公開ファームウェアを一般にも公開する予定があるかどうかを聞いてみたところ、担当者によって「いずれ公開する」「公開するかは確約できない」と、回答はまちまちでしたが、なんとなーく、公開されそうな予感がしなくもありません。
日本メーカーもなかなかやるじゃないか
なかなか最近ここまでの対応をしてもらえた記憶はなかった気がするので記念に書いておきました&同じ症状に悩んでいる人は、そのうち新ファームが出てくる「かも」よ。という事で。
あと、これも書いて良いか分からないのですが、実は今回、キーボードフレームの「たわみ」だかが原因でキーボードの反応が悪い。という初期不良に当ってしまったのですが、全くゴネた記憶もないのに先方からの提案でオンサイト対応、つまり、自宅まで修理にきていただける事になった、という経緯もありました。どっちかっていうと、こっちの方が神対応だったかもしれません。
本来、オンサイト対応は有償対応でして、正直、そういうメニューがあるだけでもかなり助かる話なのですが、今回は先方のご厚意で例外的に無償対応していただけました。
自分個人用のノートPCとしては久しぶりに国産ブランド&国内生産品を買ってみたのですが、購入当初に感じる製品の洗練さはともかくとしても、カスタマイズしていくうちに段々と馴染んで来る感じとか、実用性とか、先のアフターサービスの件とか、あと、この機種はバッテリの実容量が多いこと、とかとか、段々と身体の一部になっていくあたりが、あー、日本メーカーらしいなぁ。という感じもしたりしなかったり。
高dpi時の Windows 8.1 の文字表示が微妙。とか、購入当初は色々と思うところもありましたが、なんだかんだで長く使えそうなマシンが手に入って良かったと思っています。
※念のため断っておきますが、この記事を書くにあたり、特に富士通さんから特別に便宜を図ってもらった。という事はありませんのであしからず。