CentOS 7.3で/bootの残容量が減ってきたので対処(Cent OS 6.5も)
2024年8月9日
Cent OS 7.x / 6.x 環境でSSDの /boot の空き領域が少なくなってきたので対処メモ。
監視システムのレポートを見ていたら、この空き容量では次回のカーネルアップデートがコケそうだったので事前に対処しておくことに。
df コマンドで確認すると、/boot が80%超え…。うーん。手狭です。
$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/vda3 18G 4.7G 13G 28% / tmpfs 939M 0 939M 0% /dev/shm /dev/vda1 98M 75M 18M 82% /boot
インストール済みカーネルの一覧を確認すると、kernel が3世代入っています。
$ rpm -q kernel kernel-2.6.32-431.el6.x86_64 kernel-2.6.32-431.5.1.el6.x86_64 kernel-2.6.32-431.11.2.el6.x86_64
これでは容量的にキツいので、最新2世代だけを残すことにします。
yum-utils がインストール済みである事を確認。入ってなければ yum install しておくこと。
$ yum info yum-utils
package-cleanup で古いカーネルを削除します。(--count は残す世代数(現世代含む)。デフォルト値は2)
# package-cleanup --oldkernels --count 2
このとき、「not removing kernel … because it is running kernel」というエラーが出る場合は、削除対象に実行中のカーネルが含まれています。
$ uname -a
で、実行中のカーネルを確認しましょう。
ひょっとすると、前回のカーネルアップデート後に再起動が必要だったかもしれませんよ。
最新カーネルだけにすると有事の際に困りそうなので、最低でも最新2世代くらいは残しておいた方がよいとは思いますが、環境によってはもっとカーネルアップデートの都度、安定稼働を見届けてから今回の作業をした方が良さそうです。
という事で、次回新規サーバをセットアップする際はちょっと気をつけよう…。