ソフトバンク、感情を持つロボット「Pepper」を発売へ

ソフトバンクは5日発表会を開催し、感情を持ったパーソナルロボット「Pepper」を発表した。

2015年2月から販売開始予定で、価格は198,000円。

ソフトバンクでは、これを世界初の「感情を持ったパーソナルロボット」と謳っている。

この「Pepper」くんは、明日6日からソフトバンク銀座、表参道店での勤務を開始する。との事。

発表会では、ALDEBARAN社 CEO のブルーノ・メゾニエさんも登場。Pepper の生みの親。として紹介。

製造は FOXCONN が担当するとのこと。

発表会冒頭のデモでは、頭頂部の高性能マイクにより声の方向を判別したり、赤外線センサーで相手までの距離を測る様子が披露された。

内蔵バッテリでの連続稼働は12時間以上。

開発者向けイベント9月から。

SDKも提供予定。

クラウド感情サービス会社、Cocoro SB 2014年6月に設立予定。

褒める事で「良いこと」を認識し、学習する「感情エンジン」を搭載。

各家庭のロボットの学習結果をクラウドAIで集合知として扱う事で、加速度的に成長する。とのこと。

家庭固有の情報（プライベートAI）とクラウドAIは区分けされる。

孫社長は、ノイマン型コンピュータの誕生を引き合いに出し、今日が歴史に残る日になるかもしれない。と、この製品をアピール。

「思いやり・空気を読む」、といったキーワードが孫社長の口から発せられたが、20分近くの披露されたデモ中、ペッパーくんは何もかもを華麗にスルーしつづけており、会話の相手として使い物になるのかどうか、は疑問が残るところ。

ただ、SDKが提供されるため、エンターテイメント用途などを中心に、活用が模索されるのかもしれない。

そこに物理的なモノがあり、空気感を作ることができる家庭向けのデバイス。という部分での新規性はあるかもしれず、市場がどう受け入れるのかが注目される。