【MVNO SIM】僕が「IIJmio」を選んだ理由&不安と実際のところ
月間7GBで2,700円台!というド迫力 MVNO SIM「IIJmio」をしばらく使ってみたので、実際どうなの?という所を、何回かに分けて書きます。
初回は、僕が「IIJmio」を選んだ理由と、MVNOで不安なアレコレの「実際の所」、についてです。
※この記事は将来、状況に合わせて最新化する可能性があります。
※2014/12/18 文章ブラッシュアップ 昨今の「カケホーダイ縛り」に思う所がある人なら MVNO に多少は興味があると思います。 結論から言ってしまえば、「端末さえちゃん選べば、メイン回線として全く普通に使える」というのが、4ヶ月間、MVNO回線「IIJmio」をメインで使った僕の感想です。が、これから使おうという人が不安に思いそうな点を、色々と突っ込んで書いていきたいと思います。 まず最初に、僕が「IIJmio」を選んだ理由と、使って良かった、と思った点をまとめておきます。 特に「2」は、3日間で1GBを超えると容赦なく速度規制が発動する事で悪名高いソフトバンクで頻繁に規制を喰らいまくっていた僕からすると、「IIJmio」の方がよっぽど使えるじゃん!というのが正直な感触だったりします。 ということで、まぁ、お値段以上で満足している「IIJmio」ですが、僕が契約した時点ではひとつ落とし穴がありました。 それは、IIJmio SIM でなく IIJ BIC SIM を選べば、同じ料金で Wi-Fi(Wi2)が使えた。という点です。 ただ、Wi2 改悪後は無料の Wi2 ベーシックエリアだけだと使い物にならないらしいので、だったらオマケ Wi-Fi については気にせず、普通に IIJ mio のSIMを買った方が、IIJさんの利益には貢献できそうな気はします。 MVNO SIM はドコモ等のキャリア正規の回線とはちょっと違うので、詳しい方なら、いくつか不安な点もあることでしょう。 ということで、MVNO SIM でよく聞く不安要素と、「IIJmio」での実際の所、を表にしておきます。 まとめると、 といったあたりが注意点になるかと思います。 このうち SMS については、最近は LINE・Google アカウント・Ingress など SMS 認証を使う機会は多いですし、IIJmio では140円/月(税別)と安いので、とりあえず付けておいた方が無難と思います。 MVNO では機種選びが大事です。機種選びさえ失敗しなければ、後は何かあったとしてもなんとかなるか、少なくとも慣れられるケースは多いと思います。 そして、個人的には「IIJmio」を使うなら、「利用実績があり、ドコモのバンドにある程度対応した SIM フリー機」を使うのが堅いと思います。 動作実績が多いSIMフリー機としては、Nexus 7(2013, KOT49H)、Nexus 5(LG-D821)、iPhone 5s / iPhone 6 / iPhone 6 Plus(SIMフリー版)といったあたりが挙げられるでしょう。 ただし、このような一般的なSIMフリー端末は対応バンドに注意が必要で、例えば Nexus 5 では800MHz帯LTEが使えない。などの制約があったりします。(個人的には実用上、Nexus 5でも問題を感じるケースは少ないですが、山間部住みだと注意した方が無難です。) もちろん、通信エリアや対応バンドのことを考えるなら、「IIJmio」はドコモのMVNOですからドコモ端末の方が確実ではあります。 ただし先にも挙げたとおり、ドコモ版Androidスマホでは公式テザリングが基本的には使えないため、これを諦めるか、努力で迂回するか、または、後述のSIM複数枚発行で事足りるならそれで済ます。という形になります。 通信・通話・テザリング、などの基本的な機能が動くかどうか、については、IIJmio 公式サイトの動作確認済み機種で確認できますが、このような事情まで考えて機種選定することが大事。というのが、 MVNO でもっとも面倒なところと思います。 ドコモ版Android機+IIJmioでテザリングを使う方法、には別アプローチの逃げ道もあります。それは、IIJmioの「ファミリーシェアプラン」でSIMを複数枚(最大3枚)発行してもらい、テザリング先のスマホ・タブレットそれぞれにSIMを挿してしまう。という方法です。 これなら、例えば普段は Xperia Z3 を使っておきつつ、公式テザリングだけは Nexus 5 を使う。といった芸当も可能になります。 とりあえず購入前に知っておきたいことはこんなところだと思います。 IIJmio の各プランの料金表は以下です。 公式サイトからの申し込みだとSIMが届くのに時間がかかりそうだったので、僕は Amazonで購入しました。翌日にはSIMが届いて、手続き後いきなり使えたのでちょっと驚きました。 ちなみに先にも言ったとおり、IIJ BIC SIM だと同じ料金で Wi-Fi も付いてくるのでそちらを選ぶ。というのも手もあるかもしれません。 参考情報・関連記事:
※2014/12/10 コメントにてご指摘いただいた内容を反映僕が「IIJmio」を選んだ理由と気に入っている点
IIJ BIC SIMの無料Wi2は改悪後されたので気にしない方が
MVNO と聞いて不安になるアレコレは実際どうなの?
不安な機能・要素 実際のところ 緊急地震速報 端末側が対応していれば対応する アンテナピクト表示・
セルスタンバイ問題SMS付き契約なら発生しない。SMS無し契約の場合、機種によっては発生する。 おサイフケータイ ドコモ端末であれば、Suicaなど回線種別に制限がないサービスなら利用可能。そうでない場合は利用不可。 VoLTE 端末側がドコモのVoLTEに対応していれば対応 3日で1GB、などの通信速度規制 バンドルクーポンの残量があり、かつ、高速モードがONなら3日間の通信量制限は無し。
(バンドルクーポン切れ、または低速モードの場合は、3日間366MBで通信規制対象)1ヶ月の通信量と速度規制 プランにより、月間2GB / 4GB / 7GB のバンドルクーポン自動付与+先月からの繰越分
これを超過時は低速モード。テザリング ドコモ版Android端末の公式テザリングはほぼ使用不可。(テザリング用APNに自動切替されるため。ただし、root化などで抜け道はある場合も。)
ドコモ機以外の一般的なSIMフリー機なら基本的にテザリング可。速度 ベンチマーク結果(特にRTT)はドコモSIMより遅い。が、なぜか使用感に大きな差は感じない。
ただし、昼休憩など時間帯によっては重さを感じる事はある。
総じてキャリアSIMに比べて速度のバラつきが多い印象。GPS MVNOだとGPSが使えない。というのは誤解。ちなみに僕はNexus 5で普通にIngressをプレイしてますよ!
(※ドコモ端末でA-GPSサーバ設定を変えていない・変えられない場合、初回測位に時間がかかるケースがあります。→詳細記事)
MVNOでは機種選びがけっこう大事
テザリングじゃなくてSIMを複数枚発行してもらう方法も
連敗中のカープファン says:
10年前
>Wi-Fi(Wi2)が使える
改悪されました
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/service/wi2/bicsim.jsp
「ベーシックエリア」は無料、
「オプションエリア」は有料です。
月額定額プランでは「Wi2premium」および
「Wi2premium_club」でのご利用はできません。
Wi2のそこかしこにあるアクセスポイントの大半が
「オプションエリア」で有料のアクセスポイントで
「オプションエリア」に該当する「Wi2premium」ですので
別料金払って使えと言われている箇所が大量な状況になっております。
ご利用料金
http://wi2.co.jp/jp/300/price/
>GPS
(※ドコモ端末だとA-GPS関連で初回計測に
時間がかかるケースがある?後日追記するかも。)
ドコモの端末では
A-GPSの設定内容がデフォルトでは
dcm-supl.comに設定されております。
これは純粋なドコモの契約回線でアクセス出来る設定先です。
AngryGPSと言うアプリを使ってそこを書き換える必要があります。
一般的にはsupl.google.comに書き換える必要があります。
書き換えるのにrootを取得する必要はありません。
ドコモ端末だと、ではなく
ドコモ端末でA-GPSの接続先の設定を変更していないと、ですね。
以上です。
ひろも says:
10年前
ご指摘ありがとうございます。記事に反映させていただきました。
Wi2改悪については耳にしておりましたが、IIJ BIC SIMのWi2の実使用感まで落としこんだ記事を書けておらず、お恥ずかしい限りです。
A-GPS対応については書き方に苦心する部分でして、正直、コレだけでも記事が何本か書ける内容と認識しております。
よくご存知の方かとは思いますが、A-GPSは、SUPL and | or GPSチップメーカー独自のアシスト機構により、ColdStart時の測位短縮をする仕組みです。
ご指摘のAngryGPSによるSUPLサーバ名書き換えと、GPS Status & ToolboxなどによるGPSチップメーカ独自のコマンド発行、の2つを紹介しておけば、ある程度の実用解にはなりそうだ、という感触があるのも事実ではございます。
が、特にSUPLについては例外機種もあると某筋から情報を得ており、踏み込んだ書き方ができなかった。という部分はありました。
ただし、今回ご指摘の箇所についてはドコモ端末についてというコンテキストとなっておりますので、少しだけ書きなおさせていただきました。
kozaki satoru says:
9年前
ドコモやocn モバイルoneは1Gバイト=1024Mバイト iijmioは1Gバイト=1000Mバイトで計算しているため 前者の方が若干有利です
インターネッコ says:
9年前
iijmioのsim カードはbic カメラやイオンへ委託ではなく市価より安く販売されています