小さく軽く大容量になったモバイルバッテリー「Cheero Power Plus 3」レビュー
もはやモバイルバッテリの定番の1つとなった感のある Cheero 製品ですが、今回はその最新製品「Cheero Power Plus 3」の実機をしばらく使った感触をレビューしていきます。
パッケージの中身はいたってシンプル。本体、取扱説明書、充電用の microUSB ケーブルのみ。
ちなみに保証期間は半年間です。
カタログスペック上の重さは245gですが、実測は251g。少々重めです。
ただし、300g近かった前モデル「Cheero Power Plus 2」よりは明らかに軽量化されており、持てばすぐに分かるくらいの違いがあります。
また、前モデルより長さが一回り小さくなっているのも特徴です。
前モデルは外装が金属で、ギラギラ感がありましたが、今回は白い樹脂素材に変更されました。
操作系と端子類。電源ボタンは左。USB出力は2.4A + 1A の2口。充電端子は microUSB タイプです。
機器2台を同時充電でき、最高出力は合計3.4Aまでとなっています。
余談ですが、前モデルで明らかに邪魔だったLEDライトは今モデルでは廃止されました。これは改善点と捉えて良いでしょう。
充放電回数は500回まで。公称容量は13,400mAh。国産セル採用により、前モデルより軽くコンパクトになったにも関わらず、公称容量は増えています。
また、モバイルバッテリー本体の充電も高速化されており、2A対応のUSB充電器と組み合わることで、最速8時間で満充電可能とのこと。
実際に充電時の電流量を測定してみたところ、1.67A / 5.02V も出ていました。
前モデルの「Cheero Power Plus 2」では、深夜遅くにすっからかんにして帰宅すると、一晩経っても充電が終わらないことが多々ありまして、ヘビーユーザーの中にはモバイルバッテリーを2台用意する人や、また、最近では、Anker Astro E5 第2世代 のように急速充電できる製品が人気だったり、と、意識されるポイントになりつつあるようです。
そういう意味では、、前モデルより明らかに早く充電できる点、そして、寝ている間に充電がだいたい終わる。という点だけでも、旧型からの買い換え理由にはなるのではないかと思います。
ちなみに残容量表示LEDは4段階で、充電中は点滅表示になります。
まだちゃんと使い込んではいないのですが、測定した範囲では、付属 microUSB ケーブルの品質もさほど悪くないようです。
実際に電圧・電流量を測定した結果を貼っておきます。
※Nexus 9(残量53%)を 2.4A 出力端子+付属USBケーブルで充電
※Nexus 9(残量53%)を 2.4A 出力端子+オウルテック2.4A対応ストロングケーブルで充電
※Nexus 9(残量53%)を 2.4A 端子出力+オウルテック2.4A対応巻取りケーブルで充電
※Nexus 5(残量75%)を 2.4A 端子出力+オウルテック2.4A対応巻取りケーブルで充電
モバイルバッテリー+巻取り式ケーブルで、しかも Nexus 5 側の残量がけっこう残ってる状態なのに5V以上でちゃんと0.95A出る。ってのは、良い方と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、手元の前モデルはそんなに使用頻度は高くないはずなのですが、電圧が4.8~4.9V前後でした。ヘタってきていたのでしょうか。
モバイルバッテリは使い込むとある程度、性能が劣化していきます。また、寒い中だとより性能を発揮できなくなったりもするので、ぼちぼち買い替えたい。という人であれば検討に値する、オススメできる製品と思います。
現時点では Amazon 限定の販売となっており、当初1万台程度は2,780円(税込・送料込)、その後は3,500円程度になるとの事です。
Amazon マーケットプレイスでボッタクリ販売している出品者がいますので、「cheero mart」さんの販売であることをちゃんと確認して購入した方が良いと思います。(記事執筆時点では cheero mart 販売分は品切れのようでした)
ちなみに、その他のモバイルバッテリとしては、重さ300g前後ですが、16,000mAhで8~9時間で充電可能な「Anker Astro E5 第2世代」などがあります。
容量とサイズ、価格のバランスなども考えて、この機会に自分にあったモバイルバッテリを選んでみてはいかがでしょうか。Ingress にも必須ですしね!
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