昔食べたあの味?スガキヤ「プレミアムラーメン」を食べてきた
先日、スガキヤの「プレミアムラーメン」をやっと食べれたのですが、これはちょっと記録に残しておきたいなーと感じる所があったので、今さらですが書き残しておきます。
ちなみに「スガキヤ」というのは、東海圏を中心に関西・北陸にも展開しているラーメンのファーストフードチェーン店。かつては関東圏にも出店していたので、ご存知の方も多いかもしれません。
このご時世にラーメンが300円からという安さと、白湯(パイタン)風味の独特なスープが特徴で、人によっては「これはスガキヤという食べ物である」と評したりもするわけですが、とにかく、その特徴ある味が名古屋人のソウルフードとして昔から親しまれてきました。
そんなスガキヤが立ちあげた新ブランド「Sプレミアム」の第一弾として、2015年1月16日~同31日までの期間限定で販売されたのが今回の「プレミアムラーメン」です。
このお店の割り当て分は1日限定300食だったのですが、午後2時には完売という人気ぶり(割当数は店舗により異なりました)。
写真では伝わりませんが結構な行列でした。このお店に限らず、お昼どきは割とどこでも行列だったような。
オーダー票を覗くとお子様以外はほぼ全員がプレミアムラーメンを注文。確かに人気です。
待つこと10分。プレミアムラーメンが登場。
ちなみにこちらが普通のラーメン。メンマの太さとチャーシューの立派さが全然違います。
これで90円しか違わないので、そりゃみんなプレミアムの方を頼むよねー。という感じです。
プレミアムラーメンのチャーシューは390円のラーメンとしては立派な方。ちゃんとしたお肉でした。長いのが3枚も入っていました。
メンマも太くて立派。食べごたえがあり、メンマ好きには堪りません。
スープもいつもと違う特製の「コク旨スープ」。しっかりとした味わい。
生卵も入っています。
潰して麺に絡めて食べても良いですし、
麺をかぶせて蒸らしてから食べるなんてのもオツなもの。
麺は普通のラーメンと同じ?でも、量は1.5~2倍くらいはあった気がします。
スガキヤというと、男の人がラーメン類単品でお腹が膨れる、なんて事はまずあり得なくて、最低でもセットメニューを付けるか2杯は頼まないと「おやつ感」が拭えないと思っていたのですが、プレミアムラーメンは真っ当な食事の量で出てきたので意表を突かれました。
というわけで完食です。満足しました。
そうそう。関係ないですが、スガキヤといえばスープと麺を同時に食べられる、というラーメンフォークでも有名です。でも、アレって正直、上手に使えた試しがないんですよねぇ。
ということで、この量とこの内容、で、お会計は1杯390円。グッドプライスです。
この値段のままレギュラーメニュー化したら、牛丼よりは頻繁に食べに来るだろうなー。
なんというか、質が下がる前のスガキヤの味を思い出した
僕もかつてはスガキヤっ子で、子供の頃は名古屋の大須に遊びにいくと、決まってみんなでスガキヤに通った覚えがあります。
当時の大須には子供の小遣いで昼飯を食べられる店がまだ少なく、他に無かったから。という理由もあるにはあるんですが、それでもやっぱりソウルフードだから、反対する奴とかもいなくて、大体スガキヤに決まっちゃう感じだったわけです。
それから時は流れて、僕の口が肥えた事もありますが、上がっていく値段と反比例するように露骨に質が下がっていくチャーシューとか、たまに食べてもやっぱり、「昔はもうちょっと美味しかった気がするんだけどなー」と不満は募るようになり、徐々に店から足が遠のいていったのでした。
そこに出てきたのが今回のプレミアムラーメンだったわけです。
完全な主観であり勘違いかもしれませんが、こいつのスープとチャーシューを食べた途端、「これって、昔のスガキヤのチャーシューの味なんじゃ?!」と、みるみる過去の記憶が蘇ってきたのです。
実際のところ、記憶が美化されていただけなのかもしれないけど、とにかく、コイツは、僕が最近スガキヤに対して感じていた物足らなさを390円の範囲でうまいこと解決したラーメンだね。と、そう感じたわけです。
ということで、「スガキヤはソウルフードだ」と思っていたけど最近ちょっとイマイチなのよねー。と思っている人にはぜひ一度食べてもらいたかったなぁ。と。
最近は旨いラーメンがあちこちで食べられる時代になりました。
そういう意味では相変わらず「スガキヤという食べ物」の範疇は超えていないんですが、でもスガキヤに対して多少でも思い入れがある人なら、価格次第では納得感のあるラーメンなんじゃないかと思います。
今回分の「プレミアムラーメン」は、予定どおり2015年1月31日で販売終了となってしまいましたが、次回再販されることがあれば、食べそこねた人はぜひ食べてみるといいんじゃないか、とは思います。