Wii Uを有線LANで接続できる「有線LANアダプタ」とその設定
そういえばふと、「通信遅延とか考えたら Wii U も無線LANじゃなくて有線LANで接続するべきだよねー」と思い立ちまして、Wii U 用の有線LANアダプターを衝動買いしてしまいました。
ということで、使った感想とか、Wii U 側での設定とかを書いておきます。
まぁ、だいたいスプラトゥーン好きをこじらせてるだけなんですけどねー。
今回は純正品を用意しましたが、サードパーティ製ならかなりお値打ちに買えるので、これから買う人はそっちの方が良いかも。
ちなみに、純正品の正式名称は「Wii専用LANアダプタ」。もともと Wii 用の周辺機器として発売されましたが、後継機である Wii U でも同じものを使用します。
接続はカンタン。Wii U の USB ポート(前面・背面どちらでもOK)に有線LANアダプタを挿してLANケーブルを挿すだけです。
Wii U 側の有線LAN設定
LANケーブルを接続したら Wii U 側の設定です。
「本体設定」→「インターネット」→「インターネットに接続する」→「(Y)接続方法の選択」を開いて、
「有線接続」をタップ。
こんな画面になるので「OK」。
ルーター側のDHCPサーバーが有効になっていれば、勝手に接続テストが成功すると思います。下の画面になったら「OK」。
「通常使う接続先」として設定しておくとよいでしょう。
設定としては以上です。これで、Wii U からインターネットに接続できるはずです。
接続設定を確認してみたところ、こんな感じで登録されていました。
で、肝心の効果のほどは?
で、肝心の効果ですが、色々調べてはみたものの Wii U から Ping の RTT(通信の往復遅延時間)を計測できる、お手軽かつ信頼できる方法が無くてですね。
一応、Bandwidth Place というサイトから RTT を計測できるっぽいのですが、Wii U のブラウザからだと信用ならない値しか出てこないんですよねぇ。(計測環境を変えてもPingが7msで一定になる。そんなに速くない環境なのに。)
パケットキャプチャーとかでちゃんと計測すれば良いのでしょうが、今日はちょっとそこまでの情熱が無いのでパス。
ということで根拠は薄いのですが、Wii U で実際にプレイしたみた感触としては、「レスポンス、ちょっとは良くなったような良くなってないような…。でも、今日はスプラトゥーンの通信エラー1回も起きてないやー」という感じ。
たまたまサーバーの調子が良かっただけなのかもしれないんですけどね。
ただ、塗ったインクがフィールドに反映されるのが遅い、とかの症状は激減した気はします。
このあたりは、普段使っている無線LANアクセスポイントやルーターの性能も関わってきそうなところではあるので、一概にはっきりとした事が言いづらい部分ではあります。
ただ、常識的に考れば、有線と無線とではRTTが数msは違うと思われるので、場合によっては1フレーム稼げるかも。という話にはなるでしょうし、また、Wii U が使う 2.4GHz 帯の無線LANは混雑しやすく、スピード・信頼性低下はありえるので、その辺を疑問に思うくらいなら、いっそ、有線LAN化しちゃった方が精神衛生上もいいんじゃ?とは思ったり。
どうせ据置型ゲーム機なんだし、無線LANである必要は無いですもんね。
RTTを考えるなら無線LANルーターの買い替えも要検討
あと、RTTを重視するなら、ルーターの性能も疑うべきポイントです。
安価なWAN/LANルーターでは(最新の製品でも)思った以上に性能が出ないケースがあるので、RTTにこだわるなら無線LANルーターはそれなりに良いものを買っておいた方が良いです。
特に見過ごされがちなのが、ルーター配下にぶら下がっている複数端末が同時通信した場合の遅延、で、このあたりは、ルーターのクラスによって驚くほど差が出る部分ではあります。
細かい通信をたくさんする用途だと、トップスピードよりもRTTの方が体感速度には寄与しやすい気もしますし、毎月金が掛かる回線ではなく、買い切り設備にある程度投資しておく。というのは、コストパフォーマンスの面でも悪くない話のような気はします。
りん says:
8年前
ルーター側のDHCPサーバーが有効になっていれば、勝手に接続テストが成功すると思います。
とありますが、ここで私ひっかかります。
これはどのようにして有効にすればよいのでしょうが……
ひろも says:
8年前
DHCPからIPアドレスのリースがうまくされていないのかもしれないですね。
実機確認していないので出来るかは分かりませんが、一般的な回避策としては、Wii U側で固定IPアドレスとDNSアドレスを手動設定できれば、DHCPに依存せずにネットワークを構成できるのではないでしょうか。