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A2DP・AVRCP対応の片耳Bluetoothヘッドセット「Plantronics Explorer 500」レビュー

 2024年8月9日

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Plantronics の Bluetooth ヘッドセット「Explorer 500」を購入したので、実際に使った率直な感想などをレビューしておきます。

選択肢は色々あったのですが、イヤーチップの馴染みの良さを考えるとやっぱり Plantronics がいいよね。という事と、片耳用で A2DP・AVRCP を両方サポートしているヘッドセット、という条件だったので、今回はこの機種を選定しました。

 

長年使ってきた Marque M 155 からの乗り換えになります。

※この記事は、将来、使用感を踏まえて追記・更新する可能性があります。

内容物など

相変わらず高級感のある Plantronics らしいパッケージです。
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内容物はヘッドセット本体、USB充電ケーブル兼マグネットストラップ、イヤーループ、取扱説明書などの冊子。
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デザインはカリフォルニアのサンタ・クルーズとのこと。
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Explorer 500の外観と基本機能

早速、Explorer 500 の外観と基本機能を見ていきましょう。

まずは右耳に装着時、上になる面から。

音量ボタンはアップ・ダウンの2つ。それぞれ表面の質感が異なり、手触りでボタンを判別できます。
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音量ボタンは AVRCP 機能も兼用しており、長押しで次の曲・前の曲、同時押しで再生/停止に対応。

電源ボタンは安心のスライド式。ON/OFF時には日本語でガイドが流れるので、ON/OFFどちらかで迷う必要はありません。
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イヤーチップはごく僅かに外側に反り返る形状になっています。

背面には充電用の microUSB 端子。
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ペアリング時などに光るインジケータは隠れています。光る部分は通話ボタンにもなっており、押すことが出来ます。
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イヤーチップはMサイズが取り付け済み。交換用のS、Lサイズのイヤーチップは別売りです。
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クリップオン式イヤーループも付属。イヤーチップだけでもかなり安定するので、運動中でもない限り、個人的には不要と思います。
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装着安定性はかなり向上。交換用イヤーチップが別売りなのは減点

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Plantronics と言えば、日本人の耳にもよく合うイヤーチップが特徴ですが、同じMサイズのイヤーチップでも、Explorer 500 は Marquee M 155 に比べて装着感がソフトになったのにも関わらず、安定性は大きく向上しているように感じます。

個人的には、Plantronics のヘッドセットはイヤーループ無しでも耳から落ちることはまず無い、と評価していますが、旧機種では1日中着けていると、角度がずれることはありました。しかし、今回の Explorer 500 では、この角度面でのホールド感が格段に改善された印象です。

耳穴だけでここまでのホールド感を得られる。というのは、ある種の到達点を超えた感があり感慨深いものがあります。

装着感がソフトとは言いましたが、特に、毎日、同じ方の耳に長時間連続着用し続ける人だと、耳が新しいヘッドセットに慣れるまで、耳への負担を感じるかもしれません。その場合は、慣れるまでは軽くあてるように着けたり、たまに反対側の耳に装着するのも手かもしれません。(左右両耳対応ですし)

また、小柄な女性や、どうしても耳に合わない場合は、Sサイズのイヤーチップを試すのも良いかもしれません。

他の Plantronics 製品では、S、M、L の3サイズのイヤーチップが付属するモデルもありますが、Explorer 500 はイヤーチップが別売になっているのは減点ポイントと思います。

付属のUSB充電ケーブル兼ストラップは割りと便利

人によっては不要かもですが、付属の「USB充電ケーブル兼マグネット式ストラップ」が思った以上によく出来ていたので触れておきます。

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普段は、おまけの小物にはあまり興味のない僕ですが、これは使うかもなー。と思ったので。

基本は、ハンドバッグやカバンの持ち手にストラップとして巻きつけておくタイプのマグネットストラップですが、いざ、という時はマグネット部を開くと、こんな感じでUSBの端子が現れるので、
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そのまま充電できちゃうという。
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データ通信用の結線が無いためスマホの充電には向きません(※充電できないか、充電できてもスピードが遅い)が、ヘッドセット用にかさばらないUSB充電ケーブルが欲しい向きにはちょうどよいと思います。

また、小さくて無くしてしまいがちな Bluetooth ヘッドセットを目立たせる意味でも有用と思います。

A2DPだけでなく「AVRCP」にも対応。オーディオの再生・停止、曲送り、曲戻しが可能

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今どき A2DP 対応で音楽が聞ける片耳用 Bluetooth ヘッドセットは珍しくありませんが、Explorer 500 はそれに加えて「AVRCP」によるメディアコントロールにも対応。次の3つの操作が可能です。

  • 音量アップ長押し → 次の曲・トラックへ
  • 音量ダウン長押し → 前の曲・トラックへ
  • 音量アップダウン同時押し → 再生/停止

具体的には、YouTube の再生リストや Google Play Music などの AVRCP 対応アプリを、ヘッドセットからコントロールできます。

音量調整もできますが、Explorer 500 では AVRCP の音量調整、つまりスマホ本体の音量ではなく、ヘッドセット側の音量調整のみが可能です。

他の良くあるヘッドセット同様、通話中は AVRCP が無効化されメディアのコントロールが効かなくなります。これは通常の用途であれば、むしろ誤動作を避ける良い動きでしょう。(オーディオのダッキングなどとの兼ね合いもありますし)

ただし、Android で Bluetooth のボタンに機能を割り当てる、などの高度なカスタマイズをする場合は、この制約が鬱陶しい場合はあるかもしれません。設定用アプリ「Plantronics Hub」からこの辺の挙動が変えられれば最強なんですが…。まぁ、需要ないですよね(苦笑)。

次の曲・前の曲、の長押しは、ボタンを押して2回目のビープが鳴った瞬間に放すのが良いと思います。というのは、メディアプレイヤーによっては「前の曲」コマンドを「再生中の曲を頭から再生しなおす」と解釈する場合があり、その場合は、連続して「前の曲」コマンドを送らないと前の曲に戻れないからです。

長押し時間がもう少し短ければ、曲戻し時のストレスが少なくて済むので、ここは改善を期待したいところです。

まとまりの良いBluetoothヘッドセットの優等生

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その他の基本的な通話性能やバッテリの持ちなどは、当たり前のことが当たり前に動く、纏まりのよいヘッドセットの優等生。という印象です。

ヘッドセットの重さや形状なども含めて、このあたりのまとめ方は、さすがは Plantronics と言える所。

周囲のノイズを抑えるデュアルマイク技術により通話品質も悪くありませんし、端末と回線環境が整っていれば HFP v1.6+HD Voice の高音質の恩恵に与ることもできます。

音声ガイダンスの日本語対応や、iPhone / Android でのヘッドセットバッテリ残量表示への対応、Siri・Google Now・Cortana への対応など、Bluetooth ヘッドセットに求められる主要機能をひと通り網羅しており、使い勝手の面でも、AVRCP のボタン長押し時間が長めであることを除けば、ストレスを感じる場面は少ない、という評価です。

Explorer 500 は Bluetooth 4.1 に対応し、スタンバイ状態で12日間、ディープスリープ時で6ヶ月間という、バッテリー持ちの良さも特徴です。Bluetooth 接続が切れたまま12時間以上経つと、ヘッドセットが自動的にディープスリープモードに移行してバッテリーを節約してくれるので、充電を忘れがちな人にも悪くないかもしれません。(Bluetooth接続を切っていないとディープスリープモードには入らないようですが)

連続使用時間は満充電時で7時間。これは、音声通話やスマホのボイスコマンドなどの用途であれば必要十分な長さです。ただし、非通話時かつ無音状態では、適切にスタンバイに落ちてくれる、という前提にはなります。

細かいところでは、電源スイッチがちゃんとスライドスイッチな点も評価ポイントでしょう。長押し電源はイライラしますからね。

そういう細かい部分や基本をきっちり押さえた Bluetooth ヘッドセット、ということで、ここまでに挙げた難点が許容できる方であれば、自信を持ってオススメできる秀作 Bluetooth ヘッドセットと思います。

  
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この記事へのコメント(2件)

  1. 石塚憲二郎 says:

    4年前

    私も同じくExplorer 500を使っているのですが、完全放電してしまったのか、全く動かなくなり、充電も出来ていない(インディケーターが点灯しない)状況となってしまいました。

    アドバイス頂けると有難いです。

  2. ひろも(hiromo) says:

    4年前

    コメントありがとうございます。
    個別の質問にはお答えしておりませんので、体験談・一般論をもって返答とさせていただきます。
    私のExplorer 500も5年弱使っているからか、最近、バッテリー寿命が顕著に短くなってきました。
    ということで、購入後時間が経っているなら、バッテリーの寿命を疑っても良いかもしれません。
    また、深放電のケースも考えられます。
    昔の話にはなりますが、例えば、某カムコーダー用バッテリーでは、メーカーにて深放電対応を実施していた事実はあります。
    ただ、昨今の時代と商品単価とを考えれば、現在ではそのような対応は望めないのではないかと思います。
    別製品で昔の話になりますが、基盤故障でないなら、しつこく充電開始を繰り返すと充電開始されたことはあります。
    いずれにせよ、詳しくはメーカー様へお問い合わせいただくのがよろしいかと存じます。

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