【Android 6.0】アプリデータのバックアップにも対応した「データのバックアップ」
待望のアプリデータにも対応した Android 6.0(Marshmallow)の自動バックアップ機能「データのバックアップ」の概要や使い方について、ユーザー視点でまとめておきます。
※この記事は将来更新する可能性があります。
Android 6.0 のアプリデータバックアップは自動で機能する
Android 6.0 のバックアップ機能は初期状態で有効となっており、特にユーザーが意識しなくても自動でバックアップが作成され、アプリインストール時に自動で復元される仕組みとなっています。
Andorid 6.0 のバックアップ機能は、「設定」→「バックアップとリセット」→「データのバックアップ」が ON のとき、かつ、後述の特定条件の時に機能します。
バックアップ対象となるのは新しい Android アプリのみ(SDK 23 以降)で、現在のところ、アプリとアプリデータを合わせて25MB以下、といった制限はありますが、クラウドにアプリデータまでバックアップしてくれる。しかも無料で、というのは、極めて先進的と言えるでしょう。
旧来のバックアップ方法もまだ活躍しそう
その存在や使い方を意識する必要がほとんど無い「データのバックアップ」機能ですが、先のとおり、1アプリ当たりの容量が25MB以下という制限から、ゲームアプリ向けとは言えないほか、バックアップにまだ対応していないアプリの存在も考えると、過信はしない方が良さそうです。
ということで、まだ当分は、非root環境であれば「adb backup」や「Helium」、root環境であれば「Titunium Backup」といった旧来のバックアップ方法の出番もまだありそうです。
「データのバックアップ」が実行される条件
ここで、Android 6.0 標準の「データのバックアップ」機能の詳細条件・概要をまとめておきます。
- アプリだけでなく、アプリデータのバックアップも作成される
- バックアップは1日最大1回。主に夜間、アイドル状態&Wi-Fi接続&電源接続時のみ実行される
- バックアップ先は Google Drive
- バックアップ容量は、現在、1アプリあたり25MB以下に制限されており、容量超過時はバックアップされなくなる
- バックアップデータは、ユーザーの Google Drive 使用量にはカウントされない。(つまり、クラウドストレージ容量は無料)
- バックアップファイルは暗号化されている
- SDK 23(Android 6.0)以降をターゲットに開発されたアプリがバックアップ対象
- Google Play ストアからインストールしたアプリだけでなく、サードパーティのアプリストアからインストールしたアプリもバックアップ対象となる
- アプリ側でバックアップを拒否するデータの指定が可能(ユーザーは意識する必要はない)
リストア(復元)の条件・概要
Android 6.0 標準の「データのバックアップ」機能のリストア条件・概要をまとめておきます。
- アプリデータのリストアは、アプリのインストール後、ユーザーの Google Drive に対応するデータがある場合のみ行われる
- リストア時のネットワーク接続の種類は問わない
Android Auto Backup for Apps (100 Days of Google Dev) – YouTube
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