ZenFone Selfie、アップデートで32秒の開放シャッターに対応。カメラ安定性の改善なども
手持ちの ASUS 製 SIMフリースマートフォン「ZenFone Selfie」にシステムアップデートが配信されたので報告しておきます。
アップデートの容量は約485MB、新バージョンのビルド番号は「LRX22G.JP_user_1.13.40.661」。
公式情報から判明している主なアップデート内容をまとめると、以下の通り。
- バグフィックスとパフォーマンスの改善
- カメラの安定性向上
- ブラウズ時のフレームレート改善
- YouTube 再生時のラグの解消
- カメラに開放シャッターモードが追加(1秒~最大32秒まで)
この他にも多くの改善点があるようです。
機能面では、カメラのマニュアル撮影時、最大32秒までの開放シャッターに対応した点がもっとも興味深いと言えます。
これだけ長時間の開放シャッターとなると、さすがに撮影時にはカメラの固定が必要とは思いますが、光の軌跡を残して撮影する、などのアーティスティックな目的で遊ぶには面白い機能と思います。
なお、これは Zenfone Selfie に限らず、他社製品でも幅広く見られるのですが、Android 5.x 系 では周辺機能のリソース開放がうまくできていないせいか、起動後長時間経っているとカメラが起動しないことがあるので、その辺りも今回のアップデートで改善されていると良いなぁ。とは。
ZenFoneシリーズのローライトモードは明るくハッキリ撮れる
今回のアップデートと直接は関係しませんが、実は、ZenFone シリーズのローライトモード(ふくろうマークをタップして入れるスローシャッターモード)は、この価格帯の SIM フリー機としては大したレベルに到達していると思ってまして。
もちろん、カメラ全体の総合力で言えば高級機には劣りはするものの、静止物の暗所撮影ではソフトウェアで手ブレ補正しつつ光量をうまく稼いでくれる、ということで、実戦で割りと使いものになる、そういう印象を持っています。
他社のスマホでは撮れなかったシチュエーションでも ZenFone シリーズのローライトモードだと撮れちゃう。という経験は少なくなく(もちろん、その逆もありますが)、照明のない屋外での食事の撮影時などには「他機種ではだめだったけど、ZenFoneなら撮れるかも」と試す程度には信頼をおいています。
ASUS さんの、そのあたりのソフトウェア処理の上手さを見ていると、今回の Zenfone Selfie の最大32秒までの開放シャッターも、なかなか面白いものを載せて来たな。という感触で捉えてはいます。
参考情報:
こんな記事も読んでみませんか?
- インカメラ1,300万画素の「ZenFone Selfie」が9月18日に国内で発売。37,800円。
- カメラと自撮りに強いSIMフリースマホ「ZenFone Selfie」フォトレビュー
- 液晶が割れたSIMフリー機「ZenFone Selfie」を自分で修理してみた【前編】(How to replace a LCD screen on ZenFone Selfie ZD551KL)
- スマホで花火をキレイに撮る方法【Zenfone Selfie / Zenfone 2編】
- 僕がインストールしたAndroidおすすめアプリまとめ
- ZenFone 3はIntel Atom搭載モデルは無し。QualcommなどのSoCを採用予定