今年買って本当に良かったと思うモノ【デジモノ編・2015年】
えーと、遅くなりましたが、年末恒例の「今年買った僕が本当に良かったもの」をまとめさせてもらいたいと思います。
長くなってしまったので、デジモノとそうでないものとを分けてお送りします。
今回は「デジモノ編」です。
QuickCharge 2.0対応USB充電器とデータ通信用USBケーブル
2015年はスマホやタブレットの充電器を全部買い替えた、という人も多いのではないでしょうか。
最初に紹介するのは春から一気に選択肢が増えた「サードパーティ製 Quick Charge 2.0 対応充電器」です。
ドコモでは「急速充電2」という名前で呼ばれている急速充電規格「Qualcomm QuickCharge 2.0(以下QC 2.0)」ですが、今年は Android スマホ・タブレットだけでなく、一部のモバイルバッテリーの充電にも対応するなど、広がりを見せてきました。
信頼して使えるサードパーティ製カーチェージャーやモバイルバッテリーなどが増えたこともあり、Android の充電環境が大きく変わった一年と思います。
全部 QC2.0 対応の充電器に買い換えちゃうのが精神衛生上はいちばんですが、2016年の Snapdragon 820 / 620 世代では、新規格「Quick Charge 3.0」が登場予定のため、現時点では必要な分だけ絞って買うのがおすすめかも。
自宅向けに Aukey のUSB充電器と、車に Aukey のカーチャージャーがあれば、他は要らないんじゃ?という気はします。
特に、Aukey の QC 2.0 対応カーチャージャーは、車での移動時はもうモバイルバッテリーを持ち歩かなくなる、というくらいのインパクトがある充電性能です。僕の感覚では3台持ちの人でも、これ一本で用が足りるレベル。
また、Aukey のコンセント用 USB 充電器は、データ通信ケーブルとの組み合わせで BC 1.2 相当の 5V / 2A 給電にも対応するため、QC 2.0 非対応のいわゆる「格安スマホ」でもわりかし急速充電できる、というのもポイントです。
Aukey さんは知名度はイマイチだし荒削りですが、ここのカーチャージャーは、春先からクソ暑い車内に置きっぱなしでも”ひと夏”ちゃんと越えてくれましたので、そういう意味でも信頼しています。
ちなみに今年は Anker のサポートのクソさ加減を思い知らされたこともありまして、ちょっと Anker は人に薦めづらいなー。というのも、この選定になったポイントです。まぁ、製品さえ良ければ Anker もオススメしなくもありませんが。それでも対応が本当に酷かったので…。あの件、どっかで記事にしたいわ…。
なお、QC 2.0 ではD+/D-が短絡されている充電専用USBケーブルだと充電性能が発揮されません。必ずデータ通信対応のUSBケーブルを使いましょう。
ASUS SIMフリースマホ「ZenFone 2」
国内向けSIMフリースマホとしては極めてエポックな存在といえるSIMフリースマホ「ZenFone 2」も挙げておきます。
正直、Intel CPU という時点で人柱上等だったんですが、思ってたほどには悪くないね、という印象。なんやかんやで、年後半はメイン機種として使わせてもらいました。
節電モードを「パフォーマンスモード」にすれば重めのゲームでもストレス無く動くので、パフォーマンス的にはもう一年くらいは余裕で戦えそうな雰囲気。やっぱり Intel CPU はメモリが遅くても性能出るなー。と再認識する機会になりました。
スマホ市場では箸にも棒にもかからない、と思っていた Intel CPU ですが、うっかり、次期 Snapdragon 820 の出来「も」悪かったりすると、この業界にも少しは Intel が喰い込む時代が来るかもね。そう思わせる面白い存在だったと思います。
いかんせん、Radio が統合されていないせいか、3G/4G 待受の消費電力が多いのが欠点ですが、それと発熱問題がクリアになれば、廉価で使い物になる SoC としての地位なら確保できそうな気がします。
一般的な格安スマホの多くが急速充電規格「QC 2.0」に非対応な中、ZenFone 2 は ASUS 独自の「BoostMaster」に対応。実は QC 2.0 のチャージャーでも急速充電できる。というのもポイントです。
国内はもちろん、一部海外でも使える対応バンドの広さも、「通信機」として見られやすい現状の SIM フリースマホ需要を良く捉えており、これも ZenFone 2 がヒットした理由のひとつと思います。ASUS の本部所在地である台湾のメインLTE周波数帯のひとつである「バンド28」に対応しているのも、国内では先進的と捉えられたかもしれません。(国内でもバンド28は主要3キャリアが将来的に対応予定です)
画面の最低輝度が明るすぎるとか、再起動しないとカメラが起動しない事が多いとか、GPS 精度が悪くてコンパスもおかしい、とか、発熱しやすく暑いとパフォーマンスが下がる、とか、節電機能がプロセスを殺しまくる、とかとか、アラを探したらキリがありませんが、割りと次善の策が用意されているせいか、問題点が社会的に噴出してこないのも面白いところと思って見ています。
これらの問題を丁寧に解決できれば、多分、次の ZenFone のフラッグシップ機も買う。という人は多いんじゃないかなー。とは思う機種です。
ASUSさん、アップデート早よ!
ロジクールのマウス「MX Master」
お次は、ロジクールのフラッグシップ ワイヤレス マウス「MX Master」です。多分、いままで買ったワイヤレスマウスの中で一番の当たりはコレ!って言えるレベルの代物。
2.4GHz 帯が逼迫しまくる「無線LAN恐怖の館」である我が家でも無線接続が大安定している大した子。
Unifying だけでなく Bluetooth 接続にも対応し、マウス側から最大3台までの接続機器を自在に切り替えできる変態仕様も魅力でしょう。
そして、何より素晴らしいのは、ガラス製デスクの上でも大きく精度が落ちないトラッキング性能。
ゲーミングマウス級の精度…とまでは行かないものの、ワイヤレスマウスでもピクセル単位の作業がまぁできちゃう、という性能は、僕のメインマウスをようやく有線から無線に解放してくれた記念すべき、愛すべき存在となっています。
ロジクール「Wireless Illuminated Keyboard K800T」
こちらもロジクール製の、バックライト付きワイヤレスキーボードです。
ディスクリート型になる以前の最盛期の ThinkPad キーボード…とはちょっと違うかもですが、ああいう系のキータッチが好きで指を滑らせて入力する人なら多分好きな感じであろう「Perfect Stroke システム」はまさに僕好み。
軽いキータッチのお陰で今年は腱鞘炎知らずです。
Unifying 対応で無線でも安定した接続。買い替え前の古い Illuminated Keyboard よりも断然接続が安定していますし、キータッチも含めて、信頼性が大きく向上しています。
バッテリーの容量が少ないのは玉に瑕ですが、バックライトを消せば結構持ちますし、そこを除けばほぼ有線並の信頼性でトラブルは皆無。
かな入力派の僕ですが、かな表記がないデザインもGOODです。
文字を大量に入力する人で、関節への負荷が気になる人にはオススメのキーボードです。
WiiU用ソフト「スプラトゥーン」
言わずと知れた、あの「イカゲー」スプラトゥーン。
連日、朝4~5時までプレイしていたせいで Ingress が疎かになったくらいのハマり様。というのは、今だから言える内緒話。味方のみなさんには申し訳ないですが、フェスに合わせて Ingress の相手ファクションの皆さんが攻撃してきたのも、今となっては良い思い出ですw
間違いなく「僕が今年でいちばんプレイしたゲーム」でした。
発売当初はインクでビチャビチャにした方が勝ち。みたいな軽さのナワバリバトルだけでしたが、その後のアップデートでガチバトルが解禁。一気に血みどろのガチゲーと化し、ゆるふわ勢が”白目”になってたのは気のせいじゃない。
任天堂モノにしては珍しく、「フェス」というイベントやアップデートなどのネトゲーっぽい要素が取り入れられているのも新鮮です。デザインやゲームバランスの秀逸さも含め、非常に楽しませてくれたゲームだったと思います。
思えば、昨年のE3の予告ムービーを見ただけで一目惚れしまして、ずっと発売されるのを待っていました。予約してまでして買った珍しいゲームです。
スプラトゥーンといえば、「ボーイ・ガール・イカ」の3体のアミーボが超入手困難になった”事件”も忘れてはいけません。特に再生産が遅れた「イカ」は4倍を超えるプレミアム価格が当たり前、という異常事態に発展。まさかこんなにも人気が出るとは思っておらず、うっかり予約しそこねた僕は、再生産分アミーボの入荷情報を追って県境を渡ったり、高速にまで乗るハメに…。
「切った張ったの戦場」って言うんですかね。再入荷日は入荷後1~2時間以内には売り切れてしまう修羅場で、運良く最後の1つを買えた僕の後に子連れのお母さんが来て、目を三角にして店員さんに在庫確認していたのを見た日には、さすがの僕の良心も傷んだとか…。いや、僕も高速に乗ってあちこち周ってやっと見つけたイカでしたので、ごめんなさい。ちょっと譲れませんでした。
New Nintendo 3DS と LL
ニンテンドー3DSの新バージョン。3DSから乗り換えるには贅沢品かもですが、SDカードをWi-Fi経由で読み書きできる機能が付いたり、各種動作が軽くなっていたり、あとは、前面カメラで目の位置をトラッキングする新技術のお陰で、だらしない姿勢でも画面がちゃんと3Dに見える、というのはかなり大きいです。
深さや高さが大事なゲームでは、3Dモードにした方がゲーム進行上有利なので、3DSらしいゲームを楽しむなら、New 3DS に買い換えた方が楽しいかなー。とは思います。
3DSソフト「ゼルダの伝説 トライフォース三銃士」
世間ではまったく話題になっていない上に評価も分かれるゲームですが、Nintendo 3DS ソフト「ゼルダの伝説 トライフォース三銃士」も今年のオススメとしてあげておきます。というか、今でもプレイしているゲームです。
おなじみ、謎解きアクションRPGの「ゼルダの伝説」シリーズですが、今作はフレンド・見知らぬ仲間と3人で謎解きに挑む「ネットワーク謎解きゲーム」という、新しい切り口のゲームに仕上がっています。
シンプルな8つのアイコンでメッセージを送り合うことで仲間に謎解きのヒントを与えたり、喜びや悲しみを共有できる感覚は、今までに味わったことのない新鮮さがあると思うんですよね。
システム上、クリア済みのステージに何度も調整する機会があるのですが、その動機も、まぁ、作りこまれており、至る所で画面の向こうにいる人との感情のやりとりが良い距離感でできるゲームです。
とりあえずマダムに「お金もちの服」を作ってもらうとゲームが凄く楽になりますよ!
最近はマッチングに時間がかかるようになったのと、ちょい過疎ってる気も…。みんなのゲーム進行がかなり進んで以来、今から買っても発売当初のあの連帯感が味わえないのかー…と思うと色々残念なゲームではあります。
Nexus Player
テレビに繋いで使う Android 端末「Nexus Player」。YouTube 垂れ流し、と、あと意外とゲームが遊べたりして悪くありません。
Android 6.x へのアップデート前は、日本語での Google 音声検索が使い物にならないゴミでしたが、多分、12月のアップデートで急に良い子に。つか、Android 5.x 系って音声検索おかしい端末多いですよねぇ…。
この症状さえなければ時代を席巻できたかもしれない可哀想な子です。
ChromeCast より全然便利なので、Google Cast は殆ど使わなくなってしまいましたよ。
買うなら Google Play ストアから買った方がいいかも。
Bluetoothヘッドセット「Plantronics Explorer 500」
Bluetooth 4.x 対応とスリープモードのおかげで、長時間電源を入れっぱなしのまま忘れていても電池切れ知らず。というイカした Bluetooth ヘッドセットです。
Bluetooth 2.x 時代のヘッドセットを未だに使っている人なら、この一点だけで買い換えていい製品と思います。
そしてやっぱり Plantronics 製品はいいなぁ。と。イヤーチップも地味に進化していますし、音質も良い。
細かい部分に妥協のない、おすすめできるヘッドセットです。