コストコのドイツ風生ソーセージ(非加熱)が美味しいんですけど
最近、食べものの話を書いてなかったんですが、そういえばコストコで売っていた生ソーセージが値段のわりに美味しかったので紹介しておきます。
日本人向けスーパーではなかなかお目にかかれない、なんと非加熱の生ソーセージです。
売り場に書かれていたウンチクを読んでみると、基本的にはドイツ風ソーセージ、というご様子。豚腸詰めのスパイス味と、羊腸詰めのハーブ味の2種類がありました。
サイズと量と値段はこんな感じ。右は豚腸詰めプレーンタイプでかなりのビッグサイズ。8本でなんと1kg前後もあります。左の羊腸詰めハーブタイプは日本で良く売られている普通サイズのソーセージ。個体差はありますが大体40本で1.2kg前後といったところ。どちらのタイプも価格は税込100グラム138円でした。
この日は平日だったこともあってか、店員さんが「電子レンジで調理しただけで食べたらダメ」「ボイルしてから焼くと美味しいよ~」「ボイルするなら15分は茹でた方がいい」等々、懇切丁寧に説明してくれました。
記憶を辿ってみても非加熱の生ソーセージが売っているのは、近所のブラジル食材スーパーくらいしか思い当たらなかったこともあって、物珍しさでさっそく購入。
日本でよく売られているメーカー品の袋入りソーセージの中には加熱せずそのまま食べられるものも少なくない中、こいつはまるで生肉のような扱いが求められる商品で、買う側にも覚悟が求められます。
こういうのソーセージリンクスって言うんでしたっけか。パッケージ内のソーセージは繋がった状態なので、食べる前に自分で切る必要があります。
ある食肉加工業の方によると、このソーセージを切る作業がなかなか大変らしく、こんなところもコストコらしいコスト低減努力なのかもしれないなー、とは。
というか、生ソーセージは個別にカットされてない方が肉汁が逃げなくていいんじゃないか?とは普段から思っているので、繋がったままガッツリ15分間茹でていきます。
茹で上がったのがこちらになります。ドイツ風で色が白いソーセージということで、見た目はヴァイスブルストにも通ずるところがありますが、
手でちぎると、断面はこんな感じ。全く違うあらびき感があります。
日本的あらびきソーセージと比べると歯ごたえはほどほど。スジ肉の配合の違いでしょうか。
この価格帯のソーセージには珍しく、加工肉独特のイヤな味があまりしないせいもあってか、味わいは加工肉というよりも肉料理といった感じ。肉好きなら愛すべき肉々しさです。
味はしっかりめ。ですが、スパイスとハーブの風味がクドさを和らげてくれるおかげで、うっかり1人10本以上食べれそうな危うさを感じつつ、結構な量をパクパクと食べてしまいました。
「おつまみ」ちっくなポジションかなー。とも思いますが、フランスパンやハード系の食事パンにも合うかもしれず。
と、ここまで書いてからパッケージの注意書きを見返してみると、「茹でてからプライパンで焼き目を付けるとウマい」と書いてあることに気が付きまして。今度はそうやって食べてみよっと誓うのでした。
日本で食肉製品や加工品を売ろうと思うと保健所の指導やら規制関連でいろいろと大変なようですが、たまにはこういう珍しいものもいいかとは思いますので、まぁ食材の管理とか調理には十分注意していただくとして、興味のある方は冷凍庫に常備してみてもいいかもしれません。