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液晶が割れたSIMフリー機「ZenFone Selfie」を自分で修理してみた【前編】(How to replace a LCD screen on ZenFone Selfie ZD551KL)

 2024年8月9日

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数週間前、Ingress プレイ中にうっかり手を滑らせて「ZenFone Selfie(ZD551KL)」の液晶画面をパリーン!と割ってしまいました。

最初は「まぁ、ネタにもなるし」と軽い気持ちで修理パーツを取り寄せたのですが、なんと、ZenFone Selfie ちゃんてば、言語を問わず、Google 先生に聞いても液晶交換はおろか分解方法すら出てこない有様だったので、手探りで修理するハメに。

でもまぁ、最終的にはうまく液晶・タッチパネルを交換できたので、後進のために情報を残しておきます。

参考になるかと思って ZenFone 2 などの修理記事なんかも探してはみたものの参考にならなかったのと、ホントは両面テープでくっついた液晶画面を吸盤で剥がすアプローチの方が良いんじゃ?とかとか、色々と思うところもあったので、その辺も踏まえて読んでいただれば、他の ZenFone シリーズでも手順の一部は参考になるかもしれません。

ということで、こちらが割れてしまった ZenFone Selfie ちゃんになります。
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Ingress でリチャージされて、びっくりして角から落としてしまいました。画面がバリバリでめくれて来ている状態です。
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ケースも液晶保護ガラスも付けてなかったので傷だらけです。
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で、今回購入した修理パーツはこちら。ZenFone シリーズの液晶パーツではおなじみの SKILIWAH の修理キット。お値段は5,000円でお釣りがくるくらい。

液晶本体と工具付き。
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工具は、ケースオープナーとピック、吸盤、ドライバーの5点セット。この吸盤が ZenFone Selfie を分解するうえでとても重要になります。
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工具が足らなかったので、歯科用ピンセットと精密ドライバーも用意。
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スマホ内部には傷を付けてはいけない細かいパーツが多いので、先が細いピンセットを用意しておくとかなり便利です。

まずはZenFone Selfieの基盤を取り外す

と、ここで注意ですが、スマホを分解するとメーカー保証が受けられなくなるだけでなく、予期せぬアクシデントや最悪文鎮化する事もあるので、何かあっても自己責任でお願いします。

ZenFone Selfie の液晶交換は ZenFone 2 と比べると楽な方とは思いますが、それでも、基礎知識がないと作業難易度は高めです。気をつけないと重要パーツを破壊して容易に再起不能にしやすいので注意が必要です。

個人的には、「慎重さが足らない人にはおすすめしない」というのが率直な感想です。

と、ここまで書いておけば真似する人もいないでしょうし、さっそく ZenFone Selfie ちゃんを分解していきますよー。

まずは、ZenFone Selfie の電源を切り、背面カバーを開けておきます。
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カバーを外したら、精密ドライバーで裏蓋のネジを外していきます。
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ネジは全部で13本。SIMスロット2の下部の「SEAL」と書かれたシールの裏にも1本、ネジが隠れているので注意。
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ネジが外れたら裏蓋を外します。ここには特に注意すべき配線などはなかったです。
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ご開帳。
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次に、上部のメカメカしたところの4箇所のケーブルを外します。
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左2つは液晶パネルとタッチパネルデジタイザ用のフレキシブルケーブル(フレキ)で、今回のポイントとなる配線です。右上は恐らくは電源とスピーカーのフレキ。右下は無線系(RF)ケーブルかな。

フレキは白いパーツでバックロックされています。バックロックを解除するには水平方向へのスライドではなく、垂直方向に立てるように開く必要があります。
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わかりにくいかもですが、上図がロック状態、下図がロック解除状態です。
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フレキのバックロック解除とケーブル取り外しに力はあまり必要ありません。特に、バックロックの黒いツメはマイクロメートルオーダーの樹脂パーツで非常に繊細です。黒いツメには触る必要はなく、触ると破損しやすいので注意。また、周囲の配線や端子なども破損しないよう、細心の注意を払ってください。

RFケーブルは上に力を入れて引っ張ればカチっと外れます。取り付ける時は反対に押しこむ形になります。
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本体下部はあまりすることはありません。両面テープで貼り付いているスピーカーカバーを手で外し、
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バイブレーターの電源コネクタを外します。このとき、極性は覚えておいた方がよいでしょう。
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本当は、このあと液晶画面を外した方が楽そうかなー。とも思ったのですが、個人的趣味で先に基盤を外してしまうことに。

基盤は下図2点の爪でシャーシに引っかけてあるだけなので、これを外します。が、ここがなかなか苦労します。
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シャーシから基盤を外すときは、右側側面の細長いサブ基盤に無理な力が掛からないように注意してください。

サブ基盤は、液晶画面を剥がさないとアクセスできない場所のネジでメイン基板とつながっていますので、この時点では一体と考えた方が良いです。(以下、液晶画面側から見た参考画像)
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ということで、メイン基板とサブ基盤を一気に取り外しました。
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メイン基板の裏には放熱用のシリコングリスが塗布されているので、誤って拭わないよう注意しましょう。

長くなってきたので、後半は別記事にしておきます。次回はいよいよ液晶画面をバリバリ剥いでいきますよっと。

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この記事へのコメント(1件)

  1. 2nd says:

    8年前

    先日、私もZenFone2を角落ちさせ、修理に出しました。部品代と工賃含めると三倍もの費用がかかりました。パーツが手にはいるのなら自分でやれば良かったなぁーと思います

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