ついに容器入り水道水の販売が可能に、改正案議決
とはいっても日本ではなく、おとなり韓国の話です。どうしてこういう事になってしまったのでしょうか。
詳しくは以下から。
どうやら元々需要があり、公共系の行事で無償配布していた様子。しかしながら、韓国の水道法により販売されていなかったものを、今回の法改正により、認可など一部条件付きで販売可能としたようです。
公金で維持している水道自体を、商売のタネにしてはいけない。という趣旨で、もともとは規制されていたのでしょうか。とすると、そのあたりの精神を大事にする販売業者に対してのみ認可する。といった運用になるかもしれませんね。
日本では自然水信仰。と呼べるものがあるのではないかと思えるほど、水道水の人気はないわけですが、実際、細菌量がコントロールされており、保存に適しているのは、やはり水道水だったりするわけです。
冷蔵庫メーカとしても、自動製氷にミネラルウォーターはあまり使ってほしくないはずです。自動製氷機に紫外線などの殺菌機構を用意する機種が増えてきているのは、そのあたりの事情もあってのことです。
このニュース、日本人の感覚からすると奇異にも見えるわけですが、視点を変えると、日本でも同様のビジネスのチャンスがあるかも知れません。
私も、水源地域の水道水を飲む機会がありましたが、確かに相当おいしく、その地域の方がミネラルウォーターに価値を見いだせない理由を理解できました。
水源地の湧水そのもの、でなくとも、そこに対して最低限の、しかし確実に品質がマネージドされた水。という意味合いでの「水源地の水道水」。意外と売れるかも知れません。
だって、みんな下流域の水がまずいからミネラルウォーター買ってるんじゃないですか?じゃあ、上流の水を売ればいい。っていう発想ですね。普段使い用に大容量で安価なものが売れるかもしれません。