【レビュー】Xperia X Performance SO-04Hの放熱性能は素晴らしい #Xperiaアンバサダー
6月24日に発売されたばかりのドコモ版「Xperia X Performance SO-04H」を3週間ほど使ってみたので、率直な感想をレビューしときます。
これまで何度も Xperia アンバサダーに参加して、さまざまな機種をレビューしてきたわけですが、結論から言っちゃうと、これは今までで一番借りパクしたくなる Xperia だなー。という感じです。
今回は、テラダスらしく基本機能、特に放熱性能に関する実使用感をお伝えしたいと思います。
抜群の放熱性能とスタイルの両立
えーと、地味なところでアレなんですが、Xperia X Performance を語る上で避けては通れないのは、その放熱性能の高さでしょう。
最近の Android 機は「放熱性能が一番大事」といっても過言ではありません。
2世代前の「Xperia Z4」では、Snapdragon 810 の爆熱ぶりと放熱不足とで実使用感を大きく損ない、残念な結果となっていましたが、今回の X Performance ではそのような心配は全くありません。それも、他ブランドを追いかけるのではなく、いきなり凌駕するレベルまで放熱性能を高めてきています。
ここ数世代の Xperia の進化の歴史は、熱との戦いの歴史でもありました。
Z5 ではヒートパイプをまるまる1本追加することで放熱性能を改善しましたが、今回の X Performance では熱伝導用のグラファイトシートを新規に追加、内部に熱を伝導しない空間を確保することで効率的な放熱を実現、さらに背面をメタル化、という徹底ぶりです。
内部レイアウトも、熱対策を重視した設計と感じます。
カメラ性能の向上やスタイルの一新など、いろんなトピックのある X Performance ではありますが、今回、Zシリーズでなく、新たに「X」という新シリーズとした背景には、スタイルと放熱性能との両立、という部分が大きいのではないか。というのが、3週間使ってみて感じるところです。
その実力は相当なもので、このスマートな見た目でありながら、高負荷状態で連続使用しても背面全体が均等に温かくなる程度。少なくとも僕が使ったことがある機種の中では、多分、今までで一番放熱性能が良く、また、冷却もしやすい機種と感じます。
放熱性能が悪い Android 機で見られるような、重いゲームを長時間プレイしたときの画面のカクつきや、局所的な発熱、また、充電速度の低下やカメラの高温警告などの使用感を損なうような現象は、3週間の試用期間を通して非常に少なかったです。これは、同時に持ち歩いていた他機種と比べても、非常に優秀な結果でした。
また、Xperia といえば防水ですが、Z4 や Z5 でよく見られた温かい浴室内でのパフォーマンス低下も、本機では感じづらかったです。高温環境下でのパフォーマンスに関しては Z4 や Z5 より Z3 の方が良かった部分すらありますが、X Performance はそういうシチュエーションでも満足して使える最新の防水スマホという思います。
あとは、車内でエアコンの吹き出し口を使って冷却しながら充電していた人は、同じクレードルに X Performance を載せると、その冷えっぷりに驚くでしょう。
こんな感じで設置していると、背面がびっくりするほどキンキンに冷えてくれます。これまでスマホの熱に悩まされていた人は、X Performance にするとびっくりするほど何も考えなくて良くなるので、幸せになれるかもしれません。
他にも派手な機能や、細かな改善もたくさんされている Xperia X Performance ですが、通常の室内だけでなく浴室や車内など、シチュエーションを選ばずに高負荷アプリを快適に楽しめるようになった。という部分は特筆したいなぁ。と思い、今回単体で取り上げてみました。
まぁ、だいたい暑いところでも重いアプリのパフォーマンスが出る、という話になると、Ingress とか Pokemon Go みたいな位置ゲーに向いてるよね。という話にはなってくるわけですが、個人的にはそっち系にもかなり向いてる端末になったよね。とは感じるところです。気が向いたらそういう話も書くかもしれません。
※Xperia アンバサダープログラムのモニター企画で「Xperia X Performance」をお借りしています。
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