Android Autoがスマホ単体で動作するように。非対応車種・カーナビ無しでも利用可能に
Android の自動車向けUI「Android Auto」が、ついにスマートフォン単体で利用可能になります。
Google の発表によると、これまで Android Auto 対応カーナビなどに接続しないと使えなかったアプリが、次期 version 2.0 以降ではスマホ単体でも動作するようになるとのことです。
新しい Android Auto アプリは、今後、数日中に世界30以上の国でロールアウト予定となっています。必要動作環境は Android 5.0 以上。
「Android Auto」では、Google マップによるターンバイターン・ナビゲーションや Spotify、Pandora、Google Play Music などの音楽再生機能、ハンズフリー通話とボイスコマンドなどを、ドライバーが使いやすいUIで扱えます。
特定メーカーの対応カーナビ等を購入しなくても Android Auto が使えるようになる、ということでユーザーとしては歓迎できる内容と思います。
Android Auto version 2.0 では、Bluetooth 機器と接続を感知して、自動的に Android Auto アプリを起動する設定も用意されています。ナビ専用に Android 機を1台用意している人や、車ではスマホのアプリはナビと音楽再生くらいしか使わない、という人は、車に乗り込んだらすぐに Android Auto のモードに切り替わった方が便利ですので、使える機能かもしれません。
なお、対応する Logitech 製の Bluetooth 機器は、Google Store でも販売予定とのこと。
例えばエアコン吹き出し口やダッシュボードに取り付けるタイプのこんな製品もあります
実際にアプリを使ってみないと分かりませんが、Bluetooth 連携機能は、ひょっとすると、一般的な Bluetooth-FMトランスミッターなどでも使えるかもしれません。
ポケモンGOが絡んだ痛ましい交通事故をきっかけに、ゲームだけでなく運転中のスマホ利用を全面的に禁止すべき、なんていう意見が世間では散見されますが、その論調だと、Android Auto のようなシステムはどうするのか、とか、そもそもカーオーディオだってダメだよね。という話にはなりそうな気はします。
もちろん、道路交通法は守る前提ですから、運転中はスマホを触らないわけですが。Android Auto 版 Spotify のように、運転中であることを検知して、操作ができないようにロックされる機能を搭載したアプリもありますので、こういった問題は徐々に解決に向かっていくのではないか、とも思います。
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