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Fire TVがあればChromecast・Nexus Player・Android TV はもう不要か?

 2024年8月9日

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Amazon プライム会員の皆さんが首ったけ。のセットトップボックス(STB)「Fire TV」「Fire TV Stick」。

もともと Nexus Player で満足していたはずの我が家ですが、この「超テレビ見まくれるマシン」は、僕らの暮らしを一変させてしまいました。

それくらい Fire TV は良く出来ているし、Nexus Player や Chromecast ユーザーが買っても納得行くデバイス。ってことです。

ただ、Nexus Player と FireTV を2台持ちしていると、だんだんと Fire TV 1本に絞りたくなってくる気持ちもあるわけで、果たして、ほんとにそれが実用上可能なのか、ちょっと色々考えていきます。

YouTubeを見るならNexus Playerが便利。でも、そもそもYouTubeを見なくなる

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いきなり欠点の話ですが、Fire TV では一部の YouTube 動画が再生できない場合があります。これは Fire TV にプリインストール版のYouTubeアプリだろうと勝手アプリだろうと変わりません。

詳細は不明ですが、どうやら著作権上の理由があるようで。Google さんのイジワルってやつでしょうか。

というかそれ以前の問題として、YouTube アプリの出来もけっこう酷くてですね。Fire TV 版は Nexus Player や Android TV 版より大きく劣っていると言わざるを得ない。

なんだかこう書くとまるで Fire TV がクソみたいですが、せっかく音声検索機能付き Fire TV リモコンのモデルを購入しても、YouTube では音声検索が使えないんですわ。で、あろうことか、リモコンの方向キーでポチポチと文字入力をしないといけない。Fire TV 自体は素晴らしいのに、ここだけは書き方の問題じゃなくて本当にクソ。覚悟がいるレベル。

あと、再生クオリティや早送り・早戻しの操作のしやすさって面でも、 Nexus Player は YouTube に関してだけは圧倒的に強い。

ってことで、大量の YouTube 動画を見る時だけは、我が家でもさすがに Nexus Player に切り替えて使っている有様。

ただ、コンテンツの質は YouTube よりもプライムビデオの方が良いので、実際のところ、YouTube 自体めちゃくちゃ見る時間が減るから気にしてない、ってのが事実かも。

YouTube を見なくなる、ってこともありませんが、それでも、一日中 YouTube を見る日はほとんどなくなってしまいました。

で、数本の YouTube 動画を見るだけなら FireTV でも耐えられるので、実用上は問題じゃないよね。というのが僕の考えです。

Google Castは繋がらない、けどプライムビデオアプリからキャストまがいのことならできる

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すっかり市民権を得た感のある Chromecast。今見ているコンテンツを手軽にテレビへキャストする。って操作は、もう指が覚えている感がありますが、Fire TV ではこの辺の感覚もちょっと変わってきます。

Fire TV ではスマホがメインではなくて、あくまでもリモコンがメインという感じ。

一応は、スマホのプライムビデオアプリから、動画を Fire TV で再生することは出来ますが、どっちかって言うと Spotify で外部の再生デバイスを選択する雰囲気に近いものがあります。

というか、プライムビデオの検索には音声検索リモコンが使えて認識精度もかなり優秀。なので、音声検索リモコン付きモデルを買った人は、多分、スマホを触る必要は無い感じがあるんですよね。

つまり、Fire TV でもスマホからキャストまがいのことは出来るけど、Amazon の閉じた世界のコンテンツしかキャストできないから、キャスト自体あまりしなくなる。と思ってもらえばいいです。

ってのとも違うかな。正確にはこの辺は Amazon の強みってヤツで、結局、みんな Amazon のウォッチリストを活用してるから、外出先で見たい番組をスマホからウォッチリストに入れておく → あとは Fire TV のリモコンでそれを見るだけ。って感じになるわけです。

Nexus Player の場合、事前に見たい映画を Google Play で「ほしいものリストに追加」するとか、そんな機能あったっけ?ってくらい使ってなくないです?

その点 Fire TV は、Amazon ならではのシームレスな視聴環境が実用的に構築できてる。実際使う。という部分がすごく大きいと思います。

画面のミラーリングはもうボロボロ

Fire TV は miracast に対応しています。が、Android からの接続となると、正直なところ、これがどうにもこうにも安定しません。

面倒だから箇条書きで書くとこんな感じ。

  • Android 側のミラーリング接続の方法が統一されていないから、操作方法が分かりにくい。
  • そもそも、Android 側が Fire TV への画面出力に対応していない場合がある。
  • つながっても、接続が安定しなかったり、遅延が酷かったり、画像が崩れて固まる機種が少なくない。
  • ミラーリング前に、Fire TV 側をミラーリング待機状態にする必要があるから面倒。Chromecast みたく、いつでも手軽にキャストできない。

こんな有様。

幸運に恵まれて安定したとしても、リモコンでミラーリング待機する。という一手間が面倒で、実際のところ、さっぱり使う気にならない。

ただし、PCからのミラーリングに関しては、Android よりマシだし、Google Cast よりも意外と便利かもなー。という気はします。だけど落とし穴が多いし、期待も禁物。以下参照です。

ビデオ鑑賞に特化したFire TVリモコンの便利さはある

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Fire TV に付属のリモコンは Nexus Player よりもボタン数が多め。

始めはボタンの多さが鬱陶しい Fire TV リモコンですが、使いこなすうちに、物理ボタンで再生・早戻し・早送りできる便利さに気が付いてきます。その頃にはもう、Fire TV の虜って仕組み。

ちょっとセリフを聴き逃したなー。って時に、早戻しを押す。すると本当に瞬時に10秒戻れる。これがとにかく便利。

兎にも角にも「Amazon プライムビデオ」。これが年会費が安いわりに追加料金無しで意外と色々見れちゃう。しかもリモコンが便利。プライムビデオのための端末。それが Fire TV。これが全て。その中核にあるのが、この Fire TV リモコンだと思うんです。

いちおうはゲームもプレイできるしアプリも、まぁ、あるにはある。あとは プライムミュージックも聞けるんですが、正直、そういうのはあんまり使わない。音楽もむしろ Spotify アプリ経由でスマホからコントロールすることが多いくらい。

というくらいに、アプリに関しては、昨年末の Fire TV のアップデートで Amazon が見捨てにかかってる感がプンプン漂ってる。もう迷わない。オレはメディアプレイヤー指向なんだ。金にならないものは売らないんだ。というベゾスさんの魂胆が見え隠れするかどうかは知りませんが、でも、これ買ったら普通プライム会員もうやめないよね。という感じのSTB。それが Fire TV なわけです。

なんか話が逸れたぞ?

で、結局 Fire TV 買ったら Chromecast や Nexus Player を捨てられるの?という話ですが、

「テレビのHDMI端子に余裕があるなら Chromecast は外さない。HDMI端子に余裕がないなら外しちゃう。でも YouTube 見る時だけは引っ張り出してくるかも。どうしてもキャストしたいならテレビの近くに置いといて。」

というのが、僕の結論です。

 
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