防水スマートウォッチをプールで使ったら「水没」した話
突然、左手首のスマートウォッチの液晶画面にビビビビっと線が入る。あれれー?と思ったら、今度は、画面が1色になって色がパカパカと切り替わりはじめた。んで、ご臨終。
「えー、これ防水じゃん?IP67って言ってたじゃんー。」という悲劇は、ビバンダムのような体に多少の問題を感じて、ちょうど悪あがきの運動中だった温水プールでの出来事。
でも、僕ってば「ぶっきらぼう」だから、無視してそのまま泳いでたんですよね。そしたら、そのうちなんだか手首が熱くなってきましてね。何らかの Note 7 みたく爆発されたらイヤだしなー。って段になり、ようやく、ノソノソとプールから這い出ることに。
もちろん、その頃には画面は真っ暗。あと、ブンブン振るとなんか水が出てくる。あーダメだなこりゃ。
なーんてことがあったのがつい2週間前。
機種は我が長命の愛機、Android Wear 搭載の「LG G Watch R」でした。
ってことで、水没したらまずはコレっすよね。という乾燥剤入りジップロックにIN。
で、待つこと1週間。
最初は、振れば振るほど水が出てきた僕のスマートウォッチでしたが、やっと振っても水があんまり出てこなくなりました。
じゃー、充電しよー。っと思って充電した結果がこちら(動画)
水没した「LG G Watch R」を乾かして充電したら変な動きに – YouTube
何、その面白い動きー。別にそんな芸風いらないんですけど?
と、ここでひろもさん、心拍数センサーの窓(真ん中の透明なところ)に水滴がいっぱい付いていることに気が付きます。「あれ、これまだ中、乾いてないんじゃね?」
ってことで、ネジを外して、
ベルトを外して、
ケースを開けます。
水だ!水が出たぞー。がっかりするくらいびしょ濡れ。北斗の拳のモブキャラどもが奪いに来そうなくらいの水の量です。こんな状態で充電してしまったのか…。
ここでひろもさん、1つ賢くなりました。「防水機器は、水が入りにくいけど排水もしずらい」。そりゃそうだ。今日は皆さん、これだけは覚えて帰ってくださいね。
最近は Xperia、Galaxy、iPhone と軒並み防水ですからねぇ。不幸にも防水スマホが浸水しちゃった場合はホントに気をつけた方が良いと思います。
で、くそぉ。と思いながらも、ダメ元でバラバラにして乾かすことに。
まずは、小さなフレキをバリバリと外していきます。
バッテリーもストレス発散とばかりに力でもぎ取ります。テープで貼ってあるだけだから力で正解。ふむふむ、バッテリの型番は「BL-S3」か。LG Watch Urbane と同じバッテリが使われていました。
それにしても、こんなにもしっとりしたバッテリーを見るのは初めてだぜ…。
部品はだいたい濡れてる。乾いててもスケール(水の不純物)がこべり付いててやばそう。
一番大事なメイン基板が一番ヤバい見た目に。腐食が酷いですねー。
めでたくバランバランになりました。手術は成功です。
僕の辞書に「往生際」という文字は無いので、ちょっとこの状態のまま1週間くらい乾かしてみて、また動かしてみる予定。
というか、我慢できなくて1日乾かして通電したら、充電マークが出た!
けどすぐ消えたり点いたり。
とりあえず、液晶は復活したみたいだけど、なんとなーく、バッテリー側の基盤に問題がある予感。
分解してバッテリーの型番も分かったし、交換パーツを取り寄せようかと思うも、売ってるのは欧州系のサイトばかり。しかも PayPal 支払いがエラーになる。国際送金するにも振込手数料高いしなー。というところで尻切れになりましたとさ。ちゃんちゃん。
2年位前の古い機種でありながら、見た目のことを考えなければ、性能と発売時期のバランスって意味ではかなりの当たり機種だったこの機種。
次の買い替えは Snapdragon Wear 2100 世代だよねー。とは元々思っていたので、これはちょうど LG Watch Style か LG Watch Sport を買えというお告げなんだろうね。と。あー、今年の初詣は、二年参りした甲斐もあったよね。今年はいい年になりそうね。ってな感じで。