コミュファ光より少しだけ安くて同じ速度。エディオンネットの「エンジョイ☆コミュファ光」を契約してみた
最近、Amazonプライムビデオとかのネット動画を良く見るからか、ネットの速さが気になっちゃいまして。先週、自宅の回線を「コミュファ光」に乗り換えました。
なんとなーく、コミュファ光と言えばやっぱりプロバイダ一体型だよね、と、思ってはいたんですが、店員さんの「速さは全く変わらないし、少し安いし、特典もいっぱい付くから」という甘言に負け、エディオンネットの「エンジョイ☆コミュファ光」などという変なモノを契約。
まだ始まったばかりのサービスみたいだし、せっかくなので、人柱的な報告を何回かに分けて書いておきます。
コミュファ光って何?
その前に、「コミュファ光」って何?という話から。
コミュファ光というのは、CTC(中部テレコミュニケーション)が提供しているネット接続サービス。
いわゆる「電力系の光インターネット回線」で、愛知・岐阜・三重・静岡の4県下のみの東海ローカルな地域限定サービスとなっています。
実効速度の速さで有名な「プロバイダ一体型」のコミュファ光
で、「コミュファ光」と言えば、評判が良いのは回線+プロバイダを全部コミュファ光に任せる「プロバイダ一体型」。
さすがに1Gbpsの契約だと理論値には届きませんが、空いてれば実測700Mbpsオーバーを叩き出すこともある。300Mbps契約なら理論値に迫ることも。そんな感じ。
もちろん、夕方~深夜などはそれなりに混雑しますが、少なくとも4K動画のストリーミング再生程度で不安になることは無い安心感が特徴。
値段の割に速いし、au スマートバリューの対象にもなる。ってことで、この近辺では割と良く選ばれている光回線の一つになっています。
エディオンネットの「プロバイダ選択型」コミュファ光は、「プロバイダ一体型」と同じ速度
同じNTT東西の光回線でも、光コラボはフレッツ光より実効速度がかなり遅い。というのは今では良く知られている事実です。
厳密には違いますがそれと似た事情から、同じコミュファ光でも、胴元であるCTCの「プロバイダ一体型」より、So-net 等が売る「プロバイダー選択型」のほうが実効速度が遅いと言われてるんですね。
ということで、速度を求めるなら「プロバイダ一体型」を選ぶのが定石なわけですが、実は、プロバイダー選択型の中でも、エディオンネットの「エンジョイ☆コミュファ光」だけは、他とは一線を画した、ちょっと特異な存在でして。
というのは、「エンジョイ☆コミュファ光」は「プロバイダ選択型」でありながら、なんと「プロバイダ一体型」と同じ回線を使っているんですね。
MVNO で例えて言うなら、au回線に対する UQ mobile のような存在。それがエディオンネットのコミュファ光なわけです。
差し支えない範囲で技術的な話も書いてしまうと、エディオンネット側はプロバイダと言いながら PPPoE の認証情報すら持っていないし、関知もしていない。本当に名前だけのプロバイダで、中身はコミュファ光。というのが、「エンジョイ☆コミュファ光」の正体なのです。
この、「プロバイダを名乗っていながら、エディオンネット側が PPPoE の接続情報を持っていない」というのは、自前のルーターを使いたい人にとって、回避できない厄介な政治的障壁になるわけですが、少なくとも、コミュファから支給されるホームゲートウェイ(光終端端末+無線LANルータが一体化した装置)をそのまま使う前提であれば、プロバイダ一体型のコミュファ光と同じ。と言って差し支え無いようで、店頭での勧誘時もそのように案内しているようです。
回線速度はどんな感じ?
ということで、ベンチマーク結果を載せておきます。
今回契約したのは、コストパフォーマンスの良い「300メガホーム」。上り下りとも最大300Mbpsの契約です。
ベンチマークは、Cat 6A LANケーブルにて有線接続の Windows 10 PCで計測。接続先はその時々で良いものに変更。なので、Pingは参考値程度で。
午前11時30分
午後1時50分
夕方5時32分
深夜11時30分
深夜0時
感覚値的には下り150Mbps程度の時間帯がもう少しあったと記憶しているので、実際はこれよりは遅めかも。
アップロードは多くの時間帯でほぼ理論値。悪くても200Mbps台といった感じ。公開してはいけないものを間違って公開したときには肝を冷やしそうなレベルです。
とりあえず、初回の今回はここまで。
エンジョイ☆コミュファ光の最低契約期間は12ヶ月。違約金は3,000円(税別)。後からプロバイダ選択型→一体型への変更も可能なので、手持ちのルーターを使う必要が無い人で、かつ、店頭での特典次第では、エディオンネットのコミュファ光を契約するのはアリ。というのが、僕の感想です。
ということで、次回以降は、PPPoE周りに関する愚痴や、料金の比較などを書ければと思います。