とろろとご飯とカレーうどんが層に。「豊橋カレーうどん」を豊橋駅前の玉川うどん本店で食べてきた
豊橋へ行くたびに気になってたんですが、先日、ようやく「豊橋カレーうどん」なるものを食べてきたので、レポートしておきます。
なんでもこの豊橋カレーうどん、カレーうどんに「とろろご飯」をぶち込みやがったららしく。ちょっとそれってどうなのよ?と思いつつも食べてきてみました。
時期的には少し前の話で、渥美半島へサイクリングがてら菜の花まつりを見に行った帰り。3月後半だったかな。
場所は、豊橋駅前の「玉川うどん本店」さん。
西三河育ちの僕からすると、豊橋ってのはわりと馴染みのある地域でして。新幹線総合駅ということもあってか、豊橋駅前は街の規模のわりには賑やかめなんですよね。
店先には大量のメニューが貼り出されていました。旅人にも安心の明朗会計です。
1室しかない完全個室へ通してもらえてラッキー。店内のメニュー表も多めです(笑)
豊橋カレーうどん関係は、こんな感じのラインナップ。
とりあえず、名物の「豊橋カレーうどん」を。と思いましたが、小径車で海外沿いを30km以上走った後だったこともあり、空腹に苛まれて、うっかりこの日限定の「豊橋カレーうどん+海鮮丼」のセットをオーダー。
わーい。量が多いぜー。
それにしても横から見ると、うどんの丼の高さがすごい。とろろご飯を仕込んであるのはこの底のようです。
ぱっと見た目は、普通の「カレーうどん」を装っています。が、そんなわけは無いはず。ゼルダで言ったら「草かなー、と思ってたら岩を吐いてぶつけてくるオクタ」みたいなののはずです。とりあえず食べていきましょう。
よく分からないままに、薬味のネギを投入。
僕の大好物の「うずら」も。実は、豊橋は全国の60%の生産量を誇っているとか。それにしても、好物はうまいなー。
揚げ野菜と唐揚げも標準でトッピング。これがカレーうどんとよく絡んで美味い!コレ、入ってて正解!という感じ。
と、ここまでのところ普通の「カレーうどん」なわけですが、ここでこの店、そもそも「うどん」がうまいことに気が付きます。コシが超強い、とかの特徴があるわけではないんですが、自然な優しさの麺に出汁の効いたカレーが渾然一体化。上品な旨さを醸し出しています。
常々、若鯱家のカレーうどんに対して、なんであんなものがあんな値段なのか意味不明、と憤慨しちゃう僕からしても、ここのカレーうどんは汁もうどんもイケる。そして、カレーと名の付くものなら何でも進んで摂取してきたであろう我が相方も、ここよりウマいカレーうどんはそんなには無いなー、と言ってたので、あながち間違いでもないはず。
こりゃ当たりだね。よかったね。と思いつつ、3色海鮮丼(ミニ)にも手をつけます。刺し身も意外と美味しい。そして量が多い…。
カレーうどんの汁のとろみはこんな感じ。
麺はこんな感じの太さ。
そういえば、「うどん」を食べてる間は、底のとろろは混ぜてはいけない。という掟を思い出しました。早めに気が付いて良かったわー。
うどんを全部食べ終えると、底の「とろろ」とご飯が顔を出します。
わー、とろろご飯とカレーが一緒になってるー。
けど、ここからが本番。お腹いっぱいなのに、再び機関車の様に食欲が出てきました。それほどの意外性の旨さ。なんて言うんだろ、あんまり食べたことの無い味なのに病み付きになるB級グルメ的な魔力のある味です。
完食。
と、ここで、正しい食べ方を知りました。しまった。ご飯のタイミングで福神漬けを入れれば良かったのか…。
名物に美味いものなし。とも言いますが、この店はうどんと出汁がそもそも良かったせいか、思ったより満足できました。というかこの店、次は普通にうどん食べに来てもいいかもしれないなぁ…。