apt-X LL対応のBluetoothオーディオレシーバー「MR230B」レビュー
スマートフォンなどの音楽・音声を、Bluetooth で有線スピーカーやカーオーディオに飛ばせる、Bluetooth ワイヤレスオーディオレシーバー「MR230B」を買ったので、簡単に紹介しておきます。
というのも、これ、思いのほか良かったんですよ。けっこうオススメの機種です。
付属品はこんな感じ。充電用microUSBケーブル、3.5φオーディオケーブル、RCAオーディオケーブル、USBストラップ、取扱説明書。
「MR230B」の接続方法はこんな感じ。スマホからは Bluetoothで受信、スピーカー等へは有線で出力するタイプの Bluetooth レシーバーになります。
Bluetooth 送信機能やFMトランスミッター機能は無し。単純なレシーバーです。
今回は、スマートフォンの音声をカーオーディオにワイヤレスで送る目的で買いました。
外観はこんな感じ。丸いマルチファンクションボタンの長押しでペアリングです。超長押しすると登録機器の消去も可能。
オーディオアウトと、充電・給電用の microUSB 端子も見えます。
ストラップホールとLEDです。ペアリングモードになると、赤青に交互に点灯します。
USBとオーディオケーブルを繋ぐとこんな感じ。
裏面。
以前から、車内では Bluetooth FM トランスミッターを使ってはいたのですが、色々と不満があって、今回、買い換えたんですよ。
これまで使っていた機種にはこんな不満がありました。
- FMトランスミッターの音質が悪いから、結局、カーオーディオへは有線で接続していた
- Bluetooth 省電力モードからの復帰が遅くて、Google ナビのしゃべり始めの言葉が欠ける
- 対応コデックがSBCだったので音質が悪い
が、「MR230B」はこの全てを見事に解決。気分がいいです。
感想をまとめるとこんな感じ。
<MR230B ここがイイ!>
- 対応コデックが apt-X LL(Low Latency) で音質が明らかに良い。
- Google マップナビのしゃべり始めの言葉が欠けない。(低遅延だから?Bluetooth 4.2 対応だから?)
- シガーソケットを消費しない。小さい。カーオーディオ近くに短いケーブルで配線すれば車内が多少はスッキリ。
- バッテリー内蔵で車外でも使える。
<MR230B ここがイマイチ!>
- USB給電と電源が連動しない。使う時は電源を入れて、使い終わったら電源を切る必要がある。
自分の環境だけだったのかもですが、最近の Bluetooth 接続って、おそらくは無音の間にスリープ的な動きをするせいで、音声再開時の再接続にちょっと時間がかかる感じなんですよね。だから、Google マップナビなんかだとナビの音声の頭が欠けちゃう。
でも、この機種と手持ちの機種の組み合わせだと、それが無いのが一番の収穫。快適。あと、音質もかなり良くなったしな。
今回の用途だと、apt-X Low Latency の特徴をあまり活かせてない気もしなくはありませんが、基本的に低遅延狙いの用途でも評判の良い機種ですので、プチレビュー的ではあるけどオススメしておきます。
カーオーディオに内蔵の Bluetooth 機能は相性問題に当たると面倒なんで、どうにも外付けになっちゃうんだよなぁ…。