【花粉対策】自然給気口にPM2.5対応フィルターを取付けたら最高だった
こんにちは。最近、住宅設備に興味が向いている管理人です。
こんな記事を書いたことからもお分かり頂けるとおり、24時間換気口の騒音対策について色々と調べていたわけですが、
その際、パナソニック系の自然給気口「スラリ」シリーズに、PM2.5 対応の「VB-GX100PMF2-W」という製品があることに気が付きました。
我が家はけっこうな花粉症家族なので、これは見逃せない、ということで、この高性能フィルターを我が家にも取り付けできないか試してみることに。
ちなみに、交換前のフィルターは重量法で80%除去の性能。これが交換後は計数法で粒径2μm以上が90%除去、10μm以上なら99%除去と、かなりの性能アップとなります。
結論から言うと、この作戦は大成功。我が家の空気が一段明るくなった感じ。僕はハウスダストアレルギー持ちなので空気にはそこそこ敏感ですが、そんな僕でも納得の性能。やっぱり純正品は素晴らしい…。
換気口交換なしでフィルターだけ交換できないかなー
我が家の換気口は「VB-GX100PF2」という型番で、室内側だけならプラスドライバー1本で簡単に交換・施工ができます。
そのため、室内側の給気口をまるまる新製品へ交換することも考えましたが、フィルター単体での交換の方がコスト面で有利ですし、また、PM2.5対応フィルターは年1回の交換が必要なのでランニングコストも上がる。あと、フィルターが高性能な分、どうしても風量が減ってしまうのもネック。
ということで、まずは第1段として、花粉症の季節だけ高性能フィルターに変えられないか試してみよう、ということになりました。
施工業者向けの図面を確認したところ、新製品「VB-GX100PMF2-W」とウチの型とでは、本体形状はほぼ同じ、に見える。でも、なんとなーくまったく同じでもなさそうにも見えて、特にフィルターの引っ掛け部分は図面でも確認できない、という嫌な雰囲気。
となると、これはもう実際に試してみるしかないので、まずはフィルターとフィルター枠だけを試しに買ってみることにしました。
フィルター枠の型番が分からねぇ
とはいっても、そんなアクロバティックな部品の適合性情報なんぞは公開されているわけもなく。まずは図面だけを頼りに、なんとなーく使えそうな同社製のフィルター枠を探して当ててみることに。
すると、パナソニックの「VB-YA100FW(現行同等型番:VB-YA100FW1-TS)」というフィルター枠が、この手の高機能給気口に共通で使われていそうだ、という事が分かってきました。
あと、「VB-GX100PMF2」シリーズに使われている微小粒子用(PM2.5)フィルターの型番が「VB-YA100PM(現行同等型番:VB-YA100PM1-TS)」であることも判明。
これ以上は調べても分かりようがない世界なので、あとは実際に買ってみるしかありません。
というわけでトライ
ということで、購入したフィルター枠とPM2.5対応フィルターが上の写真。
今回は、Amazonより楽天の方が安かったのでそちらで購入。いちおう、両方ともリンクを貼っておきます。(リンク先は現行同等型番)
定価にくらべて実売価格は意外と安いんですね。こういうものって。
ちなみに、フィルターには取付けの向きがあります。矢印方向へ向かってフィルター枠にはめ込めばOK。
おー、狙い通りピッタリサイズです。
問題はこれがちゃんと給気口にハマるか、ですが、
スポンジ製のフィラーが付いているので最初はキツいものの、
ばっちりハマリました!
ただし、フィルター掛けにパチっとハマるところまでは行かなかったので、そこは本体側の型番の違いや個体差が関係しているのかもしれません。(力を入れればハマるのかもですが、怖いのでやめておきました。)(※後日検証した結果、この組み合わせで問題ないことが分かりました。)
こうやって比べてみると、フィルター掛けに引っかかる部分の厚さが微妙に違うのと、フィルター枠の柔軟性も違います。
そういったこともあって、最初は強風が吹くとフィルター枠が少し動くかも、という不安はありましたが、その後、何度かの台風を経験しても全く動く気配すらありません。適合性は問題なしと言えるでしょう。
パネルをはめたら元通りです。見た目の面でも嫁も納得。
もちろん、パネル部の全閉も可能。物理的な干渉は一切無く、機能には一切問題ありません。大成功じゃん。
こういうのは知ってしまったが最後、欲しくなっちゃうから仕方がないよね。
我が家はいわゆる高高住宅でして、それもあってか、花粉症の薬さえ飲んでいれば昨シーズンは室内ではほとんど症状は出なかったのですが、それでもやっぱり空気清浄機を強めに付けたりとか、換気を弱めにしたりとか、色々と工夫はしていたもので、来シーズンはその辺が楽になればいいなぁ。という魂胆も。
いやね、ホントは今年から減感作療法を受けようと思っていたんですが、忙しくて先送りになっちゃったので、それもあっての対策。という側面もあったりはします。
施工後1ヶ月くらいの後日談なんですが、このフィルター、高気密住宅に住んでいて、かつ、全館空調にしなかった人には本当にオススメの製品でして、微妙に出ていた秋のアレルギーも家の中ならほとんど出ない。快適な事この上ありません。
あと、どうやら僕、寝室でも多少アレルギーが出ていたようなんですが、このフィルターを入れたら睡眠の質も確実に上がった気がするのも嬉しい誤算。
我が家は10cm径パイプ用の製品を購入しましたが、15cm用径の製品も存在しています。アレルギー持ちで同系統の換気口のお宅の方は、安いものですし一度試してみるとよいかもしれません。
ちなみに我が家では、最終的に全部の換気口フィルターをこのタイプにリプレースしてしまいました。1年毎にフィルター交換しても、大した金額じゃないんですしね。
※ 2022年3月に現行型番にリンク先を修正。この記事は2017年10月に公開したものですが、現在でもお役に立つかと思います。