【レビュー】パロマ・和平フレイズの炊飯鍋で、ガス炊きご飯がウマくて手軽に【電気炊飯器はクビ】
もう電気炊飯器はクビ!
ご飯はやっぱりガス炊き!ってことで、電気炊飯器をあまり使わない我が家なのですが、最近、新しい炊飯鍋に変えたら非常にいい感じになったので、オススメがてらレビューしておきます。
今回紹介するのは、和平フレイズの炊飯鍋「HM-9192」です。
※ 2023年9月現在、長らく在庫切れのため、代替品・同等品としてパロマの「厚釜 炊飯専用鍋 PRN-32」を紹介します。 |
普段遣いできるガス炊飯鍋はコレ!
これまで我が家では STAUB の両手鍋でお米を炊いていましたが、炊飯専用鍋じゃないこともあってか炊きあがりに若干の不満が。(とは言っても、電気炊飯器よりは十分に美味しいのですが)
あと、STAUB はホーロー鋳物で鍋肌が梨地のせいか、キレイに使おうと思うとお手入れが若干大変ってのも僕の性格と合っていなくて。
そりゃあ味だけを追求するなら、重たいホーロー鋳物や土鍋の炊飯専用鍋が良いのですが、生産性が気になる僕としては、普段遣いのガス炊飯鍋には以下の6点が重要で。
- 水の量の目盛り付き
- コーティングが剥がれづらくて焦げ付かない
- 美味しいごはんが炊ける
- 毎日炊いても苦にならない軽さ
- 使用後放置しても錆びない
- かさばらない
この6点全てを満たすのが、今回の炊飯鍋「HM-9192」、というわけ。
こいつの素材は、熱伝導率の高いアルミダイカスト。厚底仕様で熱ムラが少なく、特定の場所だけが焦げ付くこともありません。
また、鍋の内側がフッ素コートでなくセラミックコーティングという点もポイント。ツルツルの質感で重さも軽いので、お手入れがめちゃくちゃ楽になりました。
取扱説明書によると食洗機には非対応。釜の中でお米を研いではダメなタイプ。ですが、僕はガリガリ研がない派なので、そのまま炊飯鍋の中で研いじゃってます。また、そんなに高価なものでもないし、フッ素コートでもないから、食洗機で洗っちゃってます。スゲー楽。
一点だけ、Amazon のレビューに「吹きこぼれが酷い」という口コミがあったので警戒していたのですが、少なくともウチのコンロの自動炊飯機能とは相性がよかったようで問題なし。
MAXの3合を炊いて、一番おねばが吹き出しているタイミングでもこの写真くらいしか吹き出ませんでした。これでは、鍋の外には漏れようもないレベルです。(環境によって差があります)
土鍋でなくアルミ鍋なので、SIセンサーコンロの自動炊飯機能との相性が良いのも嬉しい点。結局、コンロメーカー純正の炊飯鍋もアルミ製なんですよね。(全メーカーのコンロで使えるという保証はありませんが)
セラミックコートでアルミの地肌がむき出しになっていないので、食洗機で洗った際の粉吹きも皆無。見た目もそこまで悪くありません。
ガラス蓋だから炊飯中の様子が目で確認できるのも楽しいポイントです。慣れればタイマーを掛けなくてもあとどのくらいで炊けるのか、なんとなーくですが分かるようになります。
ガス火での炊飯速度は、2.5合~3合が25~27分くらいで炊き上がるスピード感。(蒸らし10分込み)
炊きあがりはかなり良い部類。無数のカニ穴。米がビンビンに立っています。僕はよく火の通った料理や粉ものでないとパワーが出ないタイプですが、この釜で炊いた米を食べるとなんだか目が覚める気分です。
お米を食べるのがさらに楽しみになりました。
ちなみに、うちの環境ではおこげはほとんどできません。おこげが好きな人は自分のレシピを編み出すといいかも。
冷ご飯がうまい!
面白いのは、冷ご飯が超うまい事。ガス炊きご飯が冷めても美味しいのは有名ですが、前はここまでじゃなかったような。
この炊飯鍋を買ってからは、夜ご飯を炊いて、残ったお米は冷ご飯にして保存。翌朝、電子レンジで温めて食べるようになりました。冷凍ご飯にすればもっと美味しいですが。冷凍ご飯を温めすぎるよりは、冷ご飯を温めた方が美味しいしハッピー。そういうレベルの美味しさです。
浸水時間はとっても大事
電気炊飯器に比べて短い時間で炊ける分、浸水時間はとっても重要で、夏場で30分、冬場で1時間は浸水した方が、断然、美味しく炊き上がります。
また、炊きあがり後、混ぜてから少しだけ寝かせると、より美味しくなる気がします。2杯目が美味しい、ってやつです。
もう電気炊飯器いらなくないですかね
というわけで、「コンロでご飯炊きメソッド」は大変にオススメで、個人的にはそういう宗教でも作ってやろうかと思うくらい。
電気炊飯器を捨てるとタイマー炊飯がネックにはなるのは確かですが、実はそこも考え方で、出かける前に予め浸水しておいて帰宅後に炊くなら、少なくともガスならそんなに苦にはならないと思うんですよね。
浸水時間の確保もネックに思われるかもだけども、多分、電気炊飯器が捨てられない人なら、これまでもタイマー炊飯で長時間浸水してるはずだから、もともとその部分は気にしてないと思うし、浸水時間は短めだと極端に食味が落ちるけども、長めになる分にはまだマシな気はしてて。
近ごろは物価も上がって家電製品もずいぶんとお高くなったわけですが、電気炊飯器ほど値段と質のバランスが悪化した製品も珍しいとは思うんですよね。
ということで、もう、IHクッキングヒーターでもガスレンジでもいいので、そちらに金を掛けて炊飯鍋を使った方が耐用年数的にも元が取れるんじゃないか、と思える気がしてしょうがないわけです。
僕は、ガスは美味しいけど面倒、というのは先入観だと思うんですよ。
人生を5分単位で生きている人なら、電気機器にしかできないこともあるとは思うんだけども、そうでないなら、ちゃんと突き詰めれば、そして道具さえ揃えれば、ガスでも十分に生産性が確保できる。
米炊きという当たり前の作業も見直してみると、今よりもハッピーになれるかもよ。ということで、ちょっとツラツラと書かせてもらいました。
ということで、ハードルが高いと思われがちなガス炊きの世界ですが、
- 食洗機
- 自動炊飯機能付きコンロ
- 目盛り付きの洗うのが楽な炊飯鍋
の3点セットを揃えれば、怖くないよ。本当だよ。という話題を書かせてもらいました。
ちなみに今回の製品はガス火専用なので、IHクッキングヒーターでは使えないのが残念なところですが、IH対応の製品もありますので、興味がある方は探してみてください。