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【レビュー】スチーム加湿器「EE-RM35」。最初からこれ買っとけばよかったわー

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昔から書斎の湿度を43~47%に維持するべく、加湿器を駆使してきた管理人宅。ここ1年くらいは三菱の「roomist」というハイブリッド型を使っていたのですが、これがとにかくメンテが大変で困り果てていまして。最近は、どうにも取れない赤カビまで出てきてしまう始末。

そんな中、熱こそ出ないけれども酷い喉風邪をひき、どうやら加湿器が怪しい、という結論になったため、対策として、象印のスチーム加湿器「EE-RM35」を買ってみました。

で、この機種、しばらく使ってみた結果、本当に当たりの機種。加湿器歴が台数2桁クラスの僕にとっての終着駅、まで言っても言い過ぎじゃない程度には超良機種だったので、オススメがてらレビューしておきます。

早くも「2018年、今年買ってよかったものリスト」に入る機種です。

あー、最初からこれ買っとけばよかったわー。

こちらのスチーム加湿器「EE-RM35」は、あの湯沸かしポットで有名な象印製品。ってことで、まんま「電気ポット」的な構造と見た目。その分、お手入れが超簡単になっているのが特徴です。

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フタを開ければこのとおり。「電気ポットの注ぎ口が無いタイプ」としか説明しようがありません。

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フタの内側もどこかで見た雰囲気。付け根の2つ穴から蒸気が上がって、

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外の蒸気吹き出し口から出てきます。沸騰水型ですが思ったほど熱くはありません。

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フタは、ロック解除バーを動かしながらレバーを上げる、の2段階で開きます。安全。

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フィルターレスのため、お手入れはたまに洗い流してクエン酸洗浄するだけ。という手軽さが最大の特徴と言えるでしょう。

以前、使っていた気化式やハイブリッド式だと、気化用の円盤にカビが付いたり、水受けトレーにぬめりが出てきたりとかで、かなり頻繁に手間をかけてメンテしてやらないと清潔さを維持できなかったのですが、この機種の場合、常に沸騰寸前のお湯がタンクに入っており、その湯気が出てくるだけの単純な方式。あまりの高温に、主要部にはカビが生える余地がほとんどありません。

また、単純な形状なので、メンテナンスもかなり楽な構造になっています。

実は、この機種には「EE-RM50」という大容量タイプも用意それているのですが、今回は、8畳の書斎でしか使わないのと、加湿のしすぎを防止する目的で、パワー小さめのこちらの機種を選びました。

「EE-RM35」のタンク容量は2.2リットル。加湿能力は最大350ml/時。大型タイプの「EE-RM50」のタンク容量は4リットル。加湿能力は480ml/時となっています。

うちでは「EE-RM35」を使っていますが、気密性の高い環境であることも関係してか、加湿の能力不足は特には感じません。洗濯などで窓を開けることがあっても、速やかに自動で再加湿される感じ。能力的には全く不満はありません。

運転モードは「高め」「標準」「ひかえめ」の3段階。それぞれ、体感湿度60%、50%、40%に自動調整しながら運転してくれます。ウチではいつも「ひかえめ」で運転していますが、人の出入りや窓の開け閉めが無いと、ちょっと湿度が高めに感じることがあるくらいです。(室温は常時27度)

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2時間の「切タイマー」と6時間の「入タイマー」も装備。それぞれ個別にONしたり、両方同時にONに設定できます。

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チャイルドロック機能はONにすると、新たに電源を入れることはできなくなります。(ただし、電源を切ることはできます)

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なお、チャイルドロックをONにしてもフタはロックされません。が、先に紹介したとおり、この機種のフタは開け方にコツが必要なので、多分、乳児くらいだと初見でこのフタを開けるのはそれなりに困難なのではないかと思います。(大人は慣れれば問題ないんですが)

もちろん、電源コードはマグネット式。うっかり足を引っ掛けても大丈夫なタイプ。

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お湯を沸かすという、特性上、加湿開始までは少し時間が掛かります。カタログによると約20分~25分ということですが、僕はあまり気になったことがありません。気になる方は、水の量を減らしたり、ぬるま湯を入れればかなり短くできます。

お湯はかなり熱くなります。当然、沸騰時には電気ポット並の大きな音が鳴ります。これを抑える「湯沸かし音セーブ」機能も付いているにはいます。

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音に関しては、これは個人差も大きいところかとは思いますが、僕の印象だと、寝室では絶対に使えないレベルの音が鳴る加湿器、という評価です。もっとも、僕はかなり音に敏感ですので、人によっては寝れるという人もいるかもしれませんが。とにかく、「弱」モードの連続運転にしたとしても、僕なら耐えられない。絶対に寝られない、という音です。

睡眠時でも音が気にならない加湿器、というと、僕の加湿器遍歴の中では、ダイニチのHD-RXなんちゃらシリーズが印象に残っているところですが、ああいう、ほぼ無音系の加湿器と比べると、音はかなり大きいと思った方が良いです。ただし、起きているときならそんなに気にはならない、というか慣れる感じなので、寝室でさえ使わなければ許容範囲。というのが本機の評価になります。

(※関係ないですが、睡眠時の喉の乾燥感は、換気をよくすると意外と改善することがあったりするので、必ずしも加湿器が必要とは限りません。全てのケースでそうだとまでは言いませんが)

タンクですが、8畳の書斎で「ひかえめ」モードで使っている範囲では、2.2リットルというのは十分な容量に感じます。窓の開閉回数が多かったりすると、まれに昼過ぎには給水が必要になることもあるにはありますが、衛生面とかの細かいことを考えずにとりあえず水を足せば良いだけなので、あまり気になりません。

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2階・3階建ての家でも、各フロアの簡易的な水場だけで毎日の作業を完結できる、というのは大変便利と思います。

あと、意外と使えるのが連続運転の「弱」モード。これは満水なら27時間連続運転できるモードで、湯温は落としたくないけれども、今はそんなに加湿したいわけでもない、という時に使える機能。自動モードだと湿度が上がりすぎる時や、部屋を一時的に離れる時なんかにすごく重宝します。

あと、これは副次的な効果ですが、以前使っていた加湿器からこの機種に変えたら、なんだか足元の冷えが和らいだような気が…。本機は消費電力・湯温ともに高いので、輻射熱が出てるのかもしれません。今シーズンは「エアコンで頭寒足熱」を目標に色々と試行錯誤していただけに、嬉しい効果でした。まぁ、サーキュレーターの方が圧倒的に効果は高いとは思うんですけども。

スチーム式ということで、電気代の高さを覚悟して導入したこの機種。具体的な電気代については機会があればまたウォッチしたいとは思っていますが、基本的に、最弱運転になってからは、300W前後のヒーターが断続的に OFF/ON される感じなので、気密性が高い環境であれば思っていたほどではないのかもしれない、という気はしています。

買うならシーズンオフの方が安いとは思うけども、まぁ、この手の製品はいる時が買い時ですもんね。

急ぎで無い人なら、少し待った方が安く買えるかも。あと、アスクルとかで価格.comよりも安く売ってることがあるので、そちらもチェックしてもいいかもしれません。

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