【Alexaで家電コントロール】定型アクションの「開始フレーズ」が認識されづらい場合のコツ

 2024年8月8日

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Alexa のスマートホームスキルを使い倒すようになってくると必要になってくる、定型アクションの「開始フレーズ」の選び方のコツについて書いてみたいと思います。

スマートホーム対応機器が増えてくると、Alexa のスマートホームスキルと定型アクションとを組み合わせる機会が増えてきますが、この定型アクションの開始フレーズに「空気清浄機」や「間接照明」などの一般的なスマートホーム対応機器のキーワードが入っていると、なかなか思うように認識してくれないケースがあります。

(※例えば、Wi-Fi対応赤外線リモコンに自前で学習させた赤外線信号を Alexa のスマートホームデバイスとして設定し、「アレクサ、空気清浄機を付けて」という定型アクションの「開始フレーズ」で呼び出そうとすると、Alexa から「空気清浄機が見つかりません」というエラーが返ってくるケース等)

この背景を調べてみると、現状の Alexa は、ユーザーが独自に設定した開始フレーズに関しては、言い回しの「揺れ」を許容しない仕様になっている様子でして。恐らくは、設定された開始フレーズに100%マッチした場合のみ定形アクションを起動し、マッチしない場合は一般的なスマートホームデバイスの「空気清浄機」を探しに行く仕様となっているものと思われます。

この仕様自体は別段、問題ではないのですが、スマートホームスキルと定型アクションを使って複雑なことをしようとした場合、運用上、細かな言い回しを正確に覚えておく必要がある開始フレーズを登録してしまうと、誤認識が頻発しやすくなる原因の一つとなっているのは事実です。

ということで今回は、Alexa の定型アクションについて、覚えやすく、かつ、誤認識しづらい「開始フレーズ」の選び方、を提案していきます。

1.「開始フレーズ」を「名詞と機能」のみにする

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開始フレーズには日本語的な言い回しを使いたくなるのが人の心情というものですが、ここはグッと我慢して、定型アクションの開始フレーズには「名詞と機能」のみを登録してやると、誤認識が劇的に少なくなる印象です。

これは例を挙げると、

×:「空気清浄機をターボにして」

◯:「空気清浄機ターボ」

という感じ。接続詞や修飾を全て取り去った「開始フレーズ」にしてみる、ということです。

先に説明したとおり、定型アクションの開始フレーズの認識はシビアですので、言い回しの「揺れ」が発生しないようにしてやるという発想ですね。

あと、定型アクションを「名詞と機能」のみで呼び出すルールにしておけば、運用上、ど忘れしづらいという利点も得られます。

日本語的に自然な言い回しを登録してしまうと、

「空気清浄機をターボに」
「空気清浄機をターボ」
「空気清浄機をターボにして」
「空気清浄機をターボモードに」

のどれだったのか忘れてしまいがちですが、「名詞と機能」というルールにしておけば、忘れようが無くなるわけです。

2.漢字をひらがなにしてみる

例えば、「Alexa、照明を昼白色にして」ではなく「Alexa、照明をちゅうはくしょくにして」に置き換えるというやり方です。

どうやら、Alexa には読めない漢字があるようなので、ちょっとお手伝いしてあげる感覚になると思います。

3.正確な発音が難しい「開始フレーズ」は避ける

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先程から説明している通り、定型アクションの「開始フレーズ」は言い回しの揺れがほとんど許容されません。

そのため、「昼白色(ちゅうはくしょく)」のように正確に発音するのが難しい言葉はそもそも避けておき、「白くして」などの言い回しに置き換えるのも、かしこい方法の1つと言えます。

 

これらのルールは絶対、というものでもありませんが、意識しておくと定形アクションで多くの機器を音声コントロールする際、誤認識によるイライラをかなり低減させることができるTIPSです。

今は役に立たなくても、あ、あの時こんな記事があったな。と思い出していただければ幸いです。

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