ヤフオク派だった僕がメルカリ使ってみたら、もうヤフオク終わってた

Supermarket online shopping isometric infographics

ホントに「今さらかよ」ってな内容の記事なんですが、僕、これまでなんとなーく硬派ぶってヤフオク1本でやってきたんですね。でも、このところもうずっと、生活不要品、特に小物の売れ行きが芳しくないなー。と感じてまして。

(※この記事は2018年4月24日に公開された記事です。現在のヤフオクは当時と異なりますが、僕がヤフオクに戻ることはなかったので、そのまま公開しておきます。)

そこで、ひょっとして…と思ってメルカリに出品したところ、ホントに次々と売れちゃってびっくり。

具体的には書けないんですが、その商品ってのが、もう過去数年間、ヤフオクでは落札はおろか閲覧数すら1桁前半だったような商品だったんですよ。でもその半数弱が、メルカリだと1日以内に売れちゃう。あまりの集客力の違いに唖然。

ってことで、若干の死体蹴り感がある気もしますが、「もう、ヤフオク終わってんじゃない?」という所感を書いておこうと思います。

僕がメルカリを使ってビックリしたこと

僕がメルカリを初めて使ってビックリしたのはこんなところ。

  1. 出品が異常に楽。出品の心理的ハードルがアホほど低い。
  2. 送料無料の出品が基本
  3. 発送方法が「未定」のままでも出品できる(!)
  4. 商品説明を後から編集できちゃう(タイトル・値段・配送方法まで)
  5. 出品終了日がない。ヤフオクみたく終了日を意識しなくて良い
  6. 出品時の配送方法が、なんでか分かりやすい
  7. カジュアルに値下げ交渉されるんね
  8. 売れないにしても閲覧数が多いなー
  9. 購入も楽。というかノリが軽すぎてびっくり。ワンクリック詐欺かと思った(笑)
  10. なんというか賑わいがある。流動性バンザイ

まず、一番大きいのが「4」。商品説明の全項目を後から編集できちゃうという、ヤフオク慣れした人にはビックリの仕様

商品説明はおろか商品名、値段、配送方法まで後からどんだけでも変えられる。ヤフオクだと追記しかできないんで、出品時にはかなり念入りに原稿チェックをする必要があったし、なんなら再出品の嵐になったりもするんだけど、とりあえず、ザッと書いて出品してから読み直して誤字修正。みたく気軽に出品しやすい。

この辺は、オークションじゃなくてフリマアプリだから修正してもOK。って発想なんだろうか。でも、ヤフオクのフリマ出品でも基本的に商品説明の編集は追記のみだから、ポリシーの違いなんだろうね。

とりあえずこの仕様のおかげで出品の心理的ハードルがかなり低くなってるのは間違いない。あと、副次効果的だけど、出品時のプレビュー画面が無いってのも大きくて。

ヤフオクに出品したことがある人なら分かると思うんだけど、ヤフオクの出品プレビュー画面って情報量が多くて心理的にかなり面倒。3ヶ月に1回しか出品しないのに、ヤフオク側の仕様が変わってたりなんかすると、もうよくついていけない。なんでだろうか、ヤフオクだと細かい部分でチェック漏れが出やすいという。メルカリだとそういうのがほとんど無い気がするし、あっても訂正できる。とにかく良いことだらけじゃん、という感じ。

あと、これも心理的には大きいところなんだけども「5」。ヤフオクだとオークション終了日に縛られてる感じが終始あって、プロではない普通の生活者には敷居が高いってのは確かにあるのよね。

オークションは人目に触れる期間が長いほど高値で売れる傾向があるから、開催期間は長くしたくなるわけで。

でも、オークション開催期間は最長でも1週間ちょいだから、オークション終了日をアクセス数の多い日、つまり、日曜の深夜にするには、そこからさかのぼって1週間前、つまり土曜の午後か日曜のどちらかで出品作業をするのがお得、って算段になる。

基本的に僕って人種は土日は働きたくない人間で。休みの日は好きなことをしていたい。だから、ヤフオクのオークション出品のサイクルとは体質的に合ってないってのは無視できない。

いずれにせよ、決められた曜日にまとめて出品しなきゃいけないヤフオクと(なんならプレミアム会員費を節約する人には再出品の可能性も含めて月初に出品したいという考えも働くだろうし)、何日でも何曜日でも良いからスキマ時間にいつでも出品できるメルカリとでは、普通の生活者としての心理的負担は相当違ってくるってワケ。

各論で言えば、ヤフオクのフリマ出品なら…みたいな突(つつ)きどころはあるはずだけども、もはや売り手は業者だらけ、小物に関しては買い手の潮も引いてしまったヤフオクに、メルカリの劣化版みたいな「フリマ出品」ってのがあるでしょ。と言われたところで、刺さるものは少ないわけです。

あーせっかくだから全部書こう。あと、ここ、すごい大事なんですけど、出品時に梱包後のサイズとか考えたくないわけですよ。仕事でやってるわけじゃないんでね。

そういう点では、「6」の発送方法ですな。メルカリでは、出品時はまぁだいたい「ゆうゆうメルカリ便」か「らくらくメルカリ便」を選択しておけばいいので、とりあえず出品できちゃう。なんなら時間がなければ、とりあえず発送方法を「未定」にしておけるのは革命的だと思う。

とかとかで、どうだろう、感覚値だけども、ヤフオク(オークション出品)とメルカリとだと、正直1桁弱くらい心理的なハードルが違う。ってのが、実際に使ってみた感想です。

購入の動機付けのひとつはポイント失効?

(※注: メルペイ残高なら残高の有効期限なしになるため、この項の内容は2020年現在では当てはまらなくなっている部分があります。)

あと、メルカリで見過ごせないのがポイントシステムの仕組み。

ポイントにはなんと180日の有効期限があってユーザーが直接は換金できない仕組み。だから、失効させるくらいならなんか買っておこうか、という強烈な動機付けを生み出す原動力になってる。

だから、お菓子や洗剤、レトルトカレーみたいな「え、そんなものが売れるの?」っていう少額商品でも意外と売れるし、あと、割高でも売れるから出品する、って人も出てくる。とにかく、生活用品が意外と動いてる。ってのは活気の演出としても面白いと思うんだ。

僕の持論にもなってくるんだけども、市場の流動性ってのはものすごく尊いものでね。その流動性をちゃんと作る仕組みがあるってのは、なかなかエラいことだと思うのよ。

そんなにやばくないと思うんだけども。メルカリ

僕はわりと保守的なので、世間を賑わす良からぬニュースでメルカリやばい。ってイメージしか持ってなかったんだけども、実際のところ、メルカリは出品者の動機づけにせよ、購入者の動機づけにせよ、かなり細かく、かつ、巧みに設計されてる印象で、事前の悪いイメージとはかなり違う印象になった。

確かに、ノリが軽いので取引上のトラブル率は間違いなく多そうだし、コメントにもそんなのアリかよ、って内容が飛び込んでくるのは事実だけども、こんな雰囲気で取引できる場があってもいいんじゃないか、とは思うようになった。

何より、ヤフオクでは買い手が付かないようなものでも売れるってのはかなり大きくて、そこに手軽さが加わってこそ、10%の手数料が正当化されるんだろうな。と。某サービスに嫌味を言いつつ、筆を置こうかな。

あ、招待コードくらい書いておこう。GDYWWB ですー。

Hatena Pocket Line

この記事へのコメント(1件)

  1. アフィと転売 says:

    3年前

    アフィと転売、お疲れ様です。

    ヤフオク(フリマ5%)。メルカリ10%。ジモティー無料。
    メルカリは、他社をよく理解してない、後からデビューして新しいイメージで使われているだけだと思う。
    糞対応かつ高飛車のメルカリ事務局。
    何も規約に違反してないのに規制された経験あり。
    二度と使いたくないわ。

コメントを記入