シダキュアによるスギ花粉症の舌下免疫療法を始めてみた(第2回: 経過と副作用)
新薬「シダキュア」によるスギ花粉症の免疫療法を受けている管理人の体験記。
第2回は、経過と副作用についてです。
- 第1回はこちら:
シダキュアによるスギ花粉症の舌下免疫療法を始めてみた(第1回:概要編)
※この記事は後日、気づいたことがあれば追記・更新するかもしれません。
1週目の副作用は軽かった
「シダキュア」によるアレルギー免疫療法では、2段階で薬の量を増やしていきます。
最初の7日間、つまり第1週目は小容量タイプ(2,000JAU)を服用します。僕の場合、この時点では副作用はほとんど出ませんでした。
強いて言えば、1日目だけ以下の症状が出たくらい。
- 喉の奥の違和感
- 下唇のむくみ
それでも、こういった症状は初日だけ。2日目から7日目までは、自覚症状はほとんど出なかったです。
2週目からは強い薬だと肌で感じた
第2週目、つまり8日目以降は、成分量の多い薬(5,000JAU)が処方されました。
この「シダキュア5,000」、初めて飲んでから数分のうちに「あっ、これは強い薬だなー」と肌感覚で分かった記憶があります。
具体的には、以下のような症状が出ました。
- 耳の穴の中が痒くなる(5~30分)
- 喉の奥の違和感(10分ほど)
- 息苦しいとまでは言わないけれど、胸のあたりに若干の違和感を感じる(10分くらい)
これらの症状は、初日だけでなく、飲み始めてから2~3週間目くらいまではたまに感じた記憶があります。特に、耳の中が痒くなる症状は、ほぼ毎日出ている状態でした。
また、1日だけですが、薬を置いたところに口内炎ができそうになったこともありました。もっとも、その日はちょっと寝不足気味で、しかも、舌下に置いている時間が1分ではなく3分と長かったのが原因かもしれません。
あと、これは関係あるかどうか分かりませんが、3日目くらいから背中とかお尻が痒くなってきたような。ただ、これは、ちょうど雨続きで部屋干しが多い時期だったせいもあるかも。湯船に浸かったら治ったので、薬とは関係無かったのかもですが。
とりあえず、2週間目以降は慣れてきたので、次のようなことに気をつけて飲むことにしました。
- 舌下に置く時間をきっかり1分までとする
- 毎日、薬を置く場所を舌の左右で変える
このあたりを注意するようにしつつ迎えた3週目の後半くらいからは、薬の副作用がほとんど出なくなってきました。
医師にも相談してみたのですが、1ヶ月くらいで副作用は出なくなる、とのことだったので、実際にそのとおりになったと言えそうです。
心配してた花粉症の症状は出ず
素人考えで、この薬を飲むと花粉症の症状が出るんじゃないか、と心配していたのですが、実際に受けてみると、日常、目の痒さやクシャミ、鼻水といった症状は一切出ることはありませんでした。
実は、事前に何も調べずに思いつきで始めた治療だったので、生活の質(QOL)が低下しないのは本当に良かったです。
気のせいかもだけど、ちょっと気分が変わった
まだ飲み始めてそんなに経っていないので気のせいかもですが、薬を飲み始めてしばらくしてから、集中力が下がる頻度が減ったような…。
今はすでにスギ花粉の時期ではないはずなので、このあたりは何故なのか良く分からず、体調の問題とか気のせいとかかもしれません。
ちょうど飲み始めたタイミングから掃除を念入りにするようになったので、ダニアレルギーの状況が変わってきた、という可能性もあるのかもですし、あとは、念のためよく寝るようになった、というのも関係してるのかもしれません。
というか、この薬自体、この薬に対症療法的な薬効があるわけではなく、体調に負荷をかけるタイプのような気がするので、体がその負荷の分まで休むようになっただけなのかも。という気もします。(詳しいところは良く分かりませんが)
ダニアレルギーの舌下免疫療法も平行して受けようと思ってる
担当医によると、スギ花粉症のアレルギー免疫療法はダニアレルギーの免疫療法と同時進行で受けられるのだそう。
ただし、スギ花粉症の治療開始から数ヶ月程度空けてからでないとダニアレルギーの免疫療法を始められない、とのことでだったので、時期が来るのを待ってから、平行してダニアレルギーの免疫療法も受けたいと思っています。
アレルギー検査の結果を見ると、僕はスギ花粉とダニの2つが大きい要素なので、どちらも免疫療法の対象だった、というのはツイていたのかも。
これまでは住宅設備や掃除道具、家具の配置などでアレルギー対策を進めてきた我が家ですが、そこに加えて体質改善もすることで、快適な暮らしを追求していきたいと思っています。
とりあえず、2019年6月までは2週間に1度通院し続けなければならないので、普通のサラリーマンにはオススメしづらいシダキュアですが、時間に自由が効く方は、医師の判断を仰いで試してみるのも良いかもしれません。