電源ON/OFFなどがトグル動作のイケてない家電をスマートスピーカーから確実に制御する方法
8月16日までのお盆期間中は、新記事をアップしないでおこうかとも思ってたんですが、ちょっとだけすきま時間ができたので短めのネタを投入しておきます。
もう、IoTの敵って言うんですかね、今どきの超イケてない家電No1といえば「電源ON/OFFがトグル動作になっている家電」なわけですが、コイツの電源をスマートスピーカーから確実に制御する小技になります。
まずは、このひっどい赤外線リモコンを見てもらおうかな。
サーキュレータのリモコンなんですが、分かります?コレ、電源ボタンが1つしかないんですよ。電源ONの時に電源ボタンを押すとOFF、OFFならONになる仕組み。ほんとに分かってない。
まったく、今を何年だと思ってんの?って感じのクソ仕様です。
だってだって、これってつまりリモコンを操作している人がサーキュレータと同じ部屋にいて、今、電源がONかOFFなのかを分かっている前提なんでしょ?
IoT 時代の現代では、リモコンなんてものは別の部屋からとか家電を見ずに操作することの方が多いわけだから、本当にまったくイケてない。設計者はどこぞの未開の地にでも住んでるんでしょうか。
というわけで、こういう悪い子の電源にはスマートコンセントを噛ませてやるわけです。
ほんでもって、スマートコンセントにこのイケてないサーキュレータを接続。
で、あとは Alexa の場合「定型アクション」で、こんな流れの処理を作ってやればOK。
- スマートコンセントをOFF
- スマートコンセントをON
- 赤外線リモコン機能でサーキュレータの電源ボタンを押す
いったん、スマートコンセントで主電源を落とす→主電源を入れることで、確実に電源を制御できる、というのがコツですな。後述しますが、この後に、電源ON後の処理を書くのもアリです。
実際に組んだ「定型アクション」のスクショはこちら。
説明しておくと、「寝室サーキュレーター」ってのがスマートコンセント。「寝室扇風機」ってのが赤外線リモコンの電源ボタン。間の「OKと言う」はスペーサーです。
電源に関しては必ずしも赤外線である必要はありません。例えばトグル動作の物理スイッチを Wi-Fi 対応のスイッチボットで押す、などの方法でもOKです。
ちなみに、この技には応用がありまして、電源ON/OFFだけでなく、例えば扇風機や空気清浄機を確実に4番目の強さにしたいけど、リモコンには強弱の2つのボタンしかない、という場合なんかにも役立ちます。
というのは、家電の多くは主電源をオフにすると、前回起動時のステートを忘れてくれる場合が多いので、決まったキーワードで常に決まった強さの風にしたいときなんかに大いに使えるわけです。
Google Home(Googleアシスタント)の場合は、IFTTTとか使えば似た感じのことが出来るんじゃないでしょうか。