窓全開で冷房16度、三菱エアコンのクリーニングを試してみた
「なーんかそろそろエアコンが臭うなー、目が痛い気がするなー」
ってことで、三菱エアコンのクリーニング方法を試してみました。
このクリーニング方法ってのが面白くって、
- 窓を全開
- 冷房16度
- 1時間運転
というもの。
三菱が公式回答のやり方で、三菱のエアコンならどの機種でも使えるらしいのですが、ホントに効くのかしら?と半信半疑で試してみました。
なお、我が家では僕の静音性へのこだわりから、冷蔵庫・エアコン・除湿機みたくコンプレッサーを積んでる製品は全部三菱製で統一してまして、ちょうど良かった、という感じ。
今回は、4台あるエアコンのうち、購入後2年経過した3台をクリーニング。いずれも、買ってから1度もクリーニングしていないものになります。
というわけで早速、湿度が70%近くある蒸し暑い8月の朝11時頃に実験開始です。
設定はこんな感じ。温度16度、湿度40%、タイマーで1時間後に「切」としました。
さらに、フルパワーを出させるために「速冷房」機能をON。
運転スタートすると、ものすんごい勢いでエアコンが回り始めました。
ということで途中経過を確認!と思ったら、1回目に掃除した2台とも、お掃除ロボット機能付きで中身が見えないでやんの。
確か、下位モデルが入ってる部屋もあるはず…、と探しました。こちらならクリーニング中の様子が確認できそうです。
というわけで、こちらも窓全開、冷房16度、タイマー1時間でスタート。除湿済みの冷風を再度吸わないよう、一応、風向は下向きに設定。
蒸し暑い日ということもあって、みるみる熱交換器のフィンが結露してゆきます。
分かります?
こんな感じ。結構な水量です。
しばらく眺めていると、たまに雫がツーっと流れていくのが分かりました。
1時間経って確認してみると、フィンの見た目こそあまり変わらないものの、匂いに関してはかなり改善。微妙に目が痛いというか、喉が乾くような症状も軽減して、許容範囲に収まったと思います。
引っ越し前はスプレータイプのエアコンクリーナーを使ったり、プロの方にクリーニングをお願いしていた我が家。
この手のエアコンクリーナーは、使った後しばらくの間は調子いいんですが、微妙に洗剤成分が残ってる感じがあったり、あと、どうも洗浄成分自体を養分にしてカビが生えやすくなるのか、ともかく、むしろ汚れるのが早くなる気がしたりと、あまりいい気分ではありませんでした。
ということで、エアコン洗浄スプレーを使った後の「すすぎ」に今回の方法を使う手もあるのかなぁ、と思ったりも。もっとも、そうすると今度はコーティング効果が流れてしまいそうではありますが。
プロのクリーニングはさすがによく効きますが、料金がそう安いものではありませんし、少なくとも、我が家はエアコンの使用頻度が高いためか1シーズンくらいしか持たないのがネックで。
今回の方法は、従来のクリーニング方法に比べてまぁまぁお手軽。電気代はかなり掛かりますが、それでも、高圧洗浄機を買ったり、手作業でクリーニングをお願いするのに比べたら桁違いに安価です。
窓を開けて外気の湿気を取り込みつつ、エアコンを強制的に最強運転することで、冷却フィンに結露を発生させ、その水でフィンを洗い流しつつ、換気でニオイも追い出す、という賢い合わせ技ですが、それにしても、思いつきそうで思いつかなかったクリーニング方法と思います。
実際にけっこう効果があったので、今後の我が家でも活用していきたいと思います。
というか、冷却フィンのクリーニングだけなら、フィンに霧吹きを吹き付けてやる手もある気がするんですけどね。