冷暖房効率アップにサーキュレーターが超優秀なんですけど
え?今さらかよ?ってな内容ですが。
この1年くらい、冷暖房の効きを良くするためにサーキュレーターを設置したら、めちゃめちゃ良かったんですけど、という体験談です。
我が家は、僕のハウスダストアレルギー絡みで吸入系のダクトを減らしたかったこと、あと、各部屋ごとに調温・調湿・換気したいってことで、全館空調ではなく個別空調にしたわけですが、朝、冷暖房をつけると、なかなか部屋が温まらない&冷えないという問題を抱えていました。
例えば冬場だと、床暖が入っている部屋は10分もあればそこそこ暖かくなるのですが、床暖が入っていない部屋はエアコンをつけても2時間くらい部屋が温まらない日もあったり、あと、夏場は夏場で冷房を使うと足元ばかり寒い。理想的な空調と言われる「頭寒足熱」とは真逆の状態になっていました。
僕は不規則な生活を送りがちなのでタイマーも設定しづらいしなー、ってことでけっこう困ってたんですが、サーキュレーターを導入したらウソのようにすべて解決してしまいました。
とまで言っちゃうとウソになるな。実際には加湿器の力も借りてはいるのですが、ともかく、サーキュレーターが住心地の悪さの大部分を解決してくれちゃったわけです。
電気代は安くなるの?
「サーキュレーターを使うと電気代が安くなる」という噂をよく聞いたことがありますが、あいにく我が家ではそういう実感は全くありません。
我が家のエアコンには電源を切った時に過去30日の電気代が表示される機能が付いていますが、昨年は30日で3,000円くらいだった部屋が今年は5,000円、2,000円の部屋が2,500円にアップしてしまいました。
原因ははっきりとは分かりませんが、1つは今年の猛暑が考えられますし、あとは、サーキュレーター効果でこれまで冷えなかった廊下や隣の部屋まで冷えるようになったこと。あと、この1年で導入したIoT化によって予めエアコンを付ける機会が増えたことも関係しているかもしれません。あー、それと最近、Alexa で複数の部屋の家電コントロールに失敗してた時期に、無駄な電気代を使ったことも関係あるか。
いずれにしても、感覚値では1~2割程度は電気代が高くなってるような…。
ただ、居心地はそれ以上に良くなっているし、夏場はエアコンが効きすぎて寒いなー、ということも増えたのは確か。冷暖房の設定温度をゆるくできそうではあるので、その分、電気代は安くなっている、という考え方はできるでしょう。
置き場所はドコがオススメ?
僕も最初はサーキュレーターの理想的な設置場所について、色々と試行錯誤したり調べたりもしましたが、1年くらい運用してみた結論としては「部屋の空気を循環できればどこでも良い」という所に落ち着きつつあります。
サーキュレーターメーカーのサイトを見ると、よく、冷房・暖房それぞれで最適な置き方や向きが説明されていたりもするのですが、景観や騒音の問題もあるので、必ずしもオススメの場所に置けるとは限りません。
我が家では、エアコンの真下に設置している部屋では部屋の中心に向けたり、エアコンの対角線上に置いている部屋ではエアコンに向けたり、エアコンと同じ壁の反対側に設置している部屋では部屋の中央に向けて設置したりしていますが、いずれの場合でも実用上特には困っていません。
追求すれば色々な置き方があるとは思うのですが、どこに設置するにせよ、部屋の中心かエアコンに向けて上向けで設置すればいいんじゃないか、というのが経験則から出てきた結論になります。
置き場所が悪くて空気の循環が悪くなるなら、風量と風向で調整すれば良いと思います。
サーキュレーターとIoT化の相性は良い
サーキュレーターは単純な機器なので、スマートホームとの相性はかなり良いです。
うっかりリモコン付きの高機能タイプを買うと多少は面倒ですが、回転ダイヤルの物理スイッチタイプなら、スマートコンセントとの組み合わせでスマホやスマートスピーカーからも操作しやすいです。
もっともスマホ等から風量調整までしたい、という場合はリモコン付きの製品を買わざるをえませんが…。
エアコンもスマートホーム化しているお宅なら、エアコンを付けると連動してサーキュレーターもONになる、という設定も可能ですし、昔みたく、機器が増えたからといって操作が増えるということもありません。
自動首振り機能は必要か?不要か?
扉で区切られた普通の広さ・高さの部屋なら、個人的には自動首振り機能は不要なんじゃないか、というのが1年使った感想です。
実は、首振り機能付きのサーキュレーターも買ったのですが、8畳程度の部屋では首振り機能は必要性を全く感じません。(苦笑)
広めのリビング、特にリビング階段や吹き抜けがある部屋なら、首振り機能で空気の循環効率を上げないと辛いケースはあるとは思いますが、それでも、16畳くらいまでなら首振りなしでも、ギリ許容範囲のような。
というか、管理人は騒音がかなり気になるタイプなので、首振りタイプだと周期的な音がうるさく感じられるんですよね。そういうのが気にならなくて予算にも余裕があるなら、首振りタイプの方が同じサイズでも空気の循環性能は高いです。
ちなみに、サーキュレーターの首振り機能には上下と左右があって、安価な製品だと左右の首振りだけだったりします。
上下左右首振りのタイプだと、本当に素早く空気を循環してくれるので、スピードを求める方にはこちらの方がオススメです。
あと、出力を弱くして上下左右に首振りさせた方が、同じ循環性能でもトータルの騒音は少なくて済む、ってのもあるかもしれませんが、そこまで語れるだけ首振り機能を使いこなしてないのでここまで。
ちなみに、義理の実家は全館空調なのにわざわざデカいサーキュレーターを設置していたので、空調設備うんぬんとは関係なしに、サーキュレーターは活用のしようがあるのかもしれません。