Google、Inbox by Gmailを廃止。Gmailへ統合
Google は9月12日(現地時間)、メールオーガナイザー「Inbox by Gmail(以下、Inbox)」を2019年3月末に廃止すると発表しました。
Inbox は、Gmail で大量のメールを受信・処理するユーザーを中心に愛用されているサービス。メールの「開封済み」とは別に各スレッド単位で「完了」をマークしていくことで対応漏れを防いだり、スヌーズ機能やスマートリプライといったさまざまな機能を搭載。ヘビーユーザーを中心に利用されていました。
スマートリプライなど、Inbox でリリースされた機能の一部については Gmail にも取り込まれるなど、実験的な意味合いも持っていた Inbox ですが、4年の運用を経て再び Gmail へと一本化されることとなりました。
Inbox を巡ってはここ最近、PC版 / Android版で「リンクを保存する」機能が突如として動作しなくなるなどの現象が発生、公式 Chrome 拡張も削除されるなどし、ユーザーから不満の声が挙がっていました。が、これらは今思うと、Inbox 廃止の流れと関係があったのかもしれません。
いずれにせよ今回の発表を受け、現在 Inbox を利用しているユーザーは、来年の3月までに Gmail への移行を模索する形となりそうです。
現在では、ToDO リスト連携や Keep 連携機能により、WEB版 Gmail でも Inbox に近い作業ができないわけではないものの、モバイル版 Gmail アプリにはこれらの連携機能が実装されていないため、完全な代替にはほど遠い状況と言えます。
Inbox の廃止までにモバイル版 Gmail アプリにもWEB版の機能が搭載されるかどうか、Inbox ユーザーには気になる日々が続きそうです。
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