AmazonとGoogleが和解。Fire TVに公式YouTubeアプリ復活、ChromecastでPrimeビデオ再生へ
Amazon と Google は2019年4月18日(米東部時間)、Fire TV や Chromecast、Android TV を巡る両社の争いに終止符を打ち、それぞれのプラットフォーム向けに相互に公式アプリやコンテンツを提供すると発表しました。
今後、数ヶ月のうちに Fire TV 向け公式 YouTube アプリが提供されるほか、Amazon プライム会員であれば Android TV や Chromecast からプライムビデオの視聴も可能になるとのこと。
Fire TV 向け公式 YouTube アプリは、対応機種であれば 4K HDR / 60fps での動画再生が可能。
また、Chromecast / Android TV からのプライムビデオ利用時も、対応機種であれば 4K での視聴が可能となるほか、Fire TV でお馴染みの "出演俳優が他のどの作品に出ているかを簡単に探せる"「X-Ray」機能にも対応。また、プライム会員が別料金で加入できる「プライムチャンネル」も視聴できるとのこと。
両社を巡っては、もともと、Amazon がプライムビデオの Chromecast / Android TV 対応を見送っていた中、2017年秋ごろ、Amazon のスマートディスプレイ「Echo Show」で公式 YouTube アプリが利用できなくなったことをきっかけに、Amazon 側が Google 製品の取扱いを停止。2018年1月には Amazon Fire TV でも YouTube アプリが利用できなくなるなどの応酬が続き泥沼化。今回、ようやく和解が成立した、という格好になります。
なお、Fire TV ユーザーの視点で言えば、現在のところ(背景には色んな苦労があったようですが)Air Receiver アプリさえ入れていれば Google Cast 対応も含めた YouTube 視聴に関してはほぼ困る事が無いところまで改善されてはいたのですが、公式 YouTube アプリの復活により今後も安心して視聴できることになりますし、4K HDR / 60fps の公式サポートという面でも歓迎できるものとなりそうです。
また、Google 系デバイスを所有している Amazon プライム会員はようやく Chromecast / Android TV でもプライムビデオが視聴できるようになる、ということで、こちらも純粋に歓迎されることになりそうです。
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