CloudFlareから届いた年賀状を開けつつ、最近の動向に思いを馳せてみた
郵便ポストに見慣れない小さなエアメールが届いてまして、何かと思って見てみたら、中小サイトさん向けのCDNサービスを提供しているCloudFlareさんからのNew Year’s Cardでした。
こんな感じで届きまして。
中を開けてみると、インフォグラフィック調で昨年のCloudFlareの出来事がまとめられていました。
拡大するとこんな感じ。(画像クリックで更に拡大)
昨年はこんな事があったようです。
- 100人以上分の人生に相当するWEBサイト読み込み待ち時間を節約
- 1000億ページビューを支えた
- 300億もの(WEBサイトへの)攻撃を防御
- 従業員数26人に成長
- SOMAのオフィスに移転(素晴らしい貨物用エレベータがあるんです)
- 360ガロン(約1,363リットル!)ものコーヒーを消費
- 465ゲームものピンポンで遊んだ
- 4053ものNerf Dartsを投げた(35%も当たった)
等々。
後半は遊びの要素も入っていてちょっと微笑ましい感じです。
日本でも2010年の後半位から名前を聞くようになったこの会社さん。提供しているサービスが非常に面白く、また、社会的使命も背負って運営されているという事もあり、個人的に応援している会社だったりします。
DDoS攻撃が増加しつつある中、意義ある中小サイトの意見が潰されないようにし、ネットの民主性を支える安価なインフラとしての役割を担っている点や、サービス面では、こちらの記事のようにWEBサイトに簡単に機能追加できたりと、なかなか面白い立ち位置にいる会社さんだなぁ。と思うわけです。
矛と盾。
近ごろ話題のステマも(遠いようで)似た話になるんですが、サイトを攻撃する側の動機もかつてとは変わってきている昨今です。
ネット上でのプレゼンスを競うパワーゲームはますます激しくなり、以前のように自由で善意に満ちたネットを求める事自体がロマンチックとも言える状況になりつつある中、暴力的な勢力に対する中小サイト側の技術的な対抗策としてこのようなサービスが存在する事は、世のロマンチストにとって大変心強いのではないのか。と思う、朝なのでした。