Amazonプライム付き、中部電力の「for AP」プランは本当にお得?
中部電力が提供している料金プラン「for AP」ですが、本当にお得なのかを確認していきます。
「for AP」はAmazonプライム会員特典付きのプラン
「for AP」プランは、Amazon プライム会員特典がセットになった中部電力の電気料金プラン。
契約すると、毎年 Amazon プライムギフトコードが送られてくる、ちょっと変わった電気料金プランなのですが、それってトータルで見て本当にお得なのか、を確認していきましょう。
なお、当サイトでは、キャンペーンで一時的にもらえる少額特典は重視しません。
電気契約は動かさないことが多いと思いますので、ベースとなる基本料金や従量料金を重視する方針です。
「for AP」プランの加入条件は?
for AP プランの加入条件は、中部エリアで以下のプランに加入している契約者となっています。
- ポイントプラン
- おとくプラン
- とくとくプラン
- スマートライフプラン
- スマートライフプランforスマート・エアーズ
- Eライフプラン(3時間帯別電灯)
- タイムプラン(時間帯別電灯)
- ピークシフト電灯
また、これらのプランの「for コミュファ光」に加入している場合も「for AP」プランの加入対象となります。
「for AP」プランの料金は?
2021年10月現在、Amazon プライムの年会費は 4,900円、月額会員は500円です。(すべて税込)
これに対し、中部電力の「for AP」プランでは基本料金に月額375円、つまり年額4,500円相当が Amazon プライム会員費相当として加算されます。(※最低月額料金が設定されているプランでは、最低月額料金も月額375円アップ)
つまり、「for AP」プランは月額375円、年額換算で4,500円で Amazon プライム会員特典を使えるプラン、と言いかえることができます。
なお、「for AP」プランの電気の従量料金については、従来プランと全く同じです。
プライム会員の年会費の節約といえば、かつては Amazon Mastercard ゴールド(の無料のプライム会員特典)+マイ・ペイすリボの併用技がありました。
最大で4,400円(税込)までカード年会費を安くできる裏技でしたが、現在、このカードは新規入会を停止。また、既存カード会員の Amazon プライム会員無料特典も、2021年11月以降の最初の満期をもって終了となってしまいます。
つまり、「for AP」は現在でも使える、貴重な Amazon プライム会費の節約方法の1つと言えるわけです。
「カテエネガスプラン」との組み合わせでカテエネポイントがUP
ただでさえ Amazon プライム会費がお値打ちになる「for AP」ですが、電気だけの契約の場合は毎年200Pのカテエネポイントが付与、電気に加えて「カテエネガスプラン1・2・3」も契約すれば、初年度1,000P、次年度以降は毎年500Pのポイントが付与される特典がついてきます。
つまり、電気+ガスをまとめて中部電力で契約すれば、次年度以降でも(Amazonプライム年会費がアップしなければ、ですが)月額約333円相当、年額4,000円で Amazon プライムを利用できる計算に。
これはなかなか衝撃的で、これより安く Amazon プライムを使える方法は、現状、なかなか無いと思える金額です。
あと、これは入会特典なので継続的にもらえるわけではありませんが、2021年12月20日までに「for APプラン」とガスに新規加入すると、Amazon ギフト券を2,000円分もらえるキャンペーンも実施中。さらにお得感が出てきます。(※キャンペーン適用には条件あり)
これらのことから「新電力は嫌だ、中部電力を使う!」と決めている人なら、「for AP」はそこそこお得と言えるでしょう。
「for AP」の違約金と注意点
毎年、1年間分の Amazon プライムギフトコードが送られてくる仕組みの「for AP」ですが、プラン適用期間途中での解約には違約金が設定されています。
とはいっても、違約金は残存月数×375円と良心的。(翌年分のギフトコードを受け取り済みの場合はその分も違約金に追加されます)
このあたり、いかにも大手電力会社らしい誠実な仕組みと言えそうです。
また、注意点としては、for AP プラン解約後、自分で Amazon プライムの退会手続きをしないと Amazon プライム会員が自動継続となってしまう点が挙げられます。
ちなみに、送られてくる Amazon プライムギフトコードは、Amazon プライムを1年間延長できるタイプのものです。つまり、現在 Amazon プライム会員の人が「for AP」に加入することも可能となっています。
トータルでは新電力に切り替えた方が安いケースは多いが、中部電力を使う前提なら「for AP」はおトク
ご家庭の電力使用量によっても変わりますが、電気をけっこう使うお宅なら、カテエネ以外の格安系新電力を契約して、Amazon プライム年会費は別で普通に払う、というのがトータルではお得になるケースが多いです。(格安系新電力なら、年間5,000~10,000円以上浮くことも珍しくありません。)
また、カテエネ公式サイトの値引き額の説明には付与されるカテエネポイント分が含まれていますが、「ポイントは面倒」「現金値引きが良い」という方も、電気・ガス・Amazon プライムを個別に契約した方が良いでしょう。
ちなみに我が家は5kwの太陽光パネルが載っているわりに通年で買電が多く、さらにガス使用量が少ないことから「きらめきでんき」という新電力を使っています(先日、会社更生法を適用されたF-Power系です)。そのため、「for AP」プランにも乗り換えない予定です。
また、ガス使用量が多いご家庭ではカテエネガスプランを検討するケースもあるかと思いますが、その場合、東邦ガスの「乾燥割引」の5%引きが強く、乗り換えても思ったほど安くならないので注意。
「乾燥割引」が適用対象外のご家庭なら、中部電力で電気とガスをまとめて「for AP」プランを契約する、というのも選択肢になってくるとは思いますが、多くのケースでは、
- 新電力+中部電力のガス+Amazonプライム
- 新電力+東邦ガス(各種割引マシマシ)+Amazonプライム
を個別に契約する形が最も安く
※2021/10/21 大幅リライトのため新記事扱い。
公式情報:
mark12345 says:
5年前
とても肝心なことですが、for apプランは、あくまで「電気料金」であって「amazonn prime利用料」ではないのですよ!つまり「電気料金経費で落とせる」のです。ここが全く違います!それと、太陽光発電があるなら中電の「タイムプラン」がベストです。残念ながら新規契約できないですが、すべての新電力会社には、このプランがありません。従って「タイムプラン for ap」がベストの選択です。
DNVIAJERO says:
3年前
forAPに加入し電気料金に毎月375円
加算されていますが、Amazomプライム
からも毎月500円引かれているのは
何故ですか?
ひろも(hiromo) says:
3年前
個別の契約状況については分かりかねますので、特典の受け取りに関して、一度、各社に確認された方が良いかと思います。