台湾屋台の味「葱抓餅」を粉から作ってみた【B級グルメ】

どう考えても純日本人なウチの嫁さんなんですが、そんな嫁さんが、ある日突然、

「あー、台湾に帰りたい…」「自分で葱抓餅を作りたいわー…」

なんて事を言い始めたのでさぁ大変。急遽、その日の晩ご飯は、台湾B級グルメの王者「葱抓餅(チョンジュアピン、蔥抓餅とも書く)」になってしまいました。

知らない人のために説明しておくと、えーと「葱抓餅」ってのは、台湾屋台でおなじみの「叩いて破壊して、ふんわりさせたネギ入りパイ」、という、説明されても圧倒的な不明感しか残らない食品。

詳しくは、ここを見て欲しいんですが、美味いんだな、コレが。

で、嫁さん曰く、業務スーパーの冷凍食品じゃなく、小麦粉から自分でそれを作ってみたい、ってんで、「コレは一大事だ。記録に残しておかなきゃ」と思い記事にしてみました。

小麦粉から葱抓餅を作ってみた

今回、参考にしたレシピはこちら。本来なら葱抓餅ってパイ生地のように層状にするため、生地を巻いて作るらしいんですが、これは生地を蛇腹に折りたたむレシピらしく。

なんでそんなレシピを選んだのか、うちの嫁さんに聞いたところ「巻いた生地が薔薇みたいでキレイだったから!」と圧倒的不安な回答。

「えー、ちゃんと夜ご飯出来るのかなぁ」

と目が泳ぎつつも、「それいいね!」とウソをついて作業を進めてもらいました。

ってことで、夜の7時だというのに、粉から夜ご飯を作っていきまーす。

まずは刻みネギを40g。面倒なのでGS(業務スーパー)の冷凍ネギでーす。

塩・コショウ・砂糖を加えてよく混ぜておく。

中力粉が無いので、薄力粉と

強力粉を1:1で混ぜまーす。

まず粉にお湯を入れて混ぜる。

冷めたら水とサラダ油を入れて

生地を捏ねていきます。

滑らかになるまで捏ねまくり。

でけたわ(多分)。

20分寝かせてから、スケッパーで4等分~。

生地にも作業台にも油を塗って、とにかく薄く伸ばしていきます。破れてもいいから薄さが大事。ちなみに最初は麺棒で伸ばそうとしたがうまくいかず(油で滑って伸ばせない)、最終的には手で伸ばしていた模様。

また油を塗ってからネギを散らして、

層ができるように、蛇腹に折りたたんでいきます。

畳んだものをくるくるっと丸めます。

これを4つ作りました。

このロールをクッキングペーパーで挟んで、麺棒で伸ばしていきます。

これで生地は完成!

あとは両面焼いて、程よいところで、

ガンガン叩いてぶっ壊しながら、また焼いていきます。

出来ました!(もっと破壊した方がうまい。)

ソースは台湾の甘辛醤油「金蘭油膏」を用意。

ちなみに、上手に出来た個体は、見た目も美しい…。

潰した目玉焼きを乗せて食べるのがオススメ。ソースもこのタイミングでかけちゃいました。

2つに折りたたんで完成です。この個体はめちゃうま!

この日は他にも、チーズ&ソーセージバージョンなんかも作ってみました。

実際に作ってみた感想は「業務スーパーの冷凍葱抓餅はかなりレベルが高いね」というもの。

今回は捏ね不足なのかタンパク質不足なのか、グルテン感が不足してちょっとザクザクした食感。本場の生地はサクサク、というかもっと「サクふわっ」とした感じだったので、あのレベルに到達するにはかなりの修練が必要そうでした。

もっと油を入れた方が良かったのかな…。焼いたら染み出す寸前くらいまで油が入ってて、焼くと透明になった気がするもん。

今回のチャレンジ、まぁ、例えるなら、「ロシア人の奥さんが、読めもしない日本語レシピを読んで思いつきでいきなり寿司を作ってみた。」ってレベルなので、品質を求める方がどうかしてるわけですが、知らない料理を作るのを見るのは、エンタメ的には楽しかったです。

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