AndroidからアプリのAPKファイルを取り出す・バックアップ方法

アプリをアップデートしたら動きが変！昔のバージョンに戻したい！

そんな「望まないアップデート」への自衛策として、アプリの「APK ファイル」をバックアップしておく、という方法があります。

古い「APK ファイル」を保存しておけば、アプリを旧バージョンへ戻せるだけでなく、Google Play ストアから削除されてもアプリをインストールできるのです。

※ この方法でダメな場合は、次の記事をどうぞ。

AndroidのAPKファイルを入手できるサイト「APK Downloader / apkpure / APKMirror」

_{※2022/10/13 記事最新化。全面リライト。}

アプリの「APKファイル」のバックアップ方法は色々

Android アプリのバックアップ機能は、ファイルマネージャーやファイル転送アプリに搭載されていることが多いです。（以下、アプリ例。全て Google Play のリンク。）

• ファイルマネージャー+（File Manager Plus）
• ASTROファイル管理ストレージエクスプローラー
• Files by Google
• Send Anywhere (ファイル転送・受信)

この内、万人にオススメできるのは「ファイルマネージャー+」。

また、既存ユーザーが APK をスマホの外に保存するなら「Send Anywhere」がオススメの方法になります。

この他にも、PC と adb 接続してのアプリバックアップなど、方法は色々。

その中でも今回は、「ファイルマネージャー+」と「Send Anywhere」を使ったアプリのバックアップ方法を解説していきます。

「ファイルマネージャー+」でAPKファイルをバックアップする方法

「ファイルマネージャー+」での APK バックアップ手順は次のとおりです。

まず、Android に「ファイルマネージャー+」をインストールします。

• ファイルマネージャー+（File Manager Plus）- Google Play

「ファイルマネージャー+」を起動 →「アプリ」ボタンを押す、

バックアップしたいアプリを長押し →「バックアップ」をタップ。（長押し後、複数アプリを選択可。「共有」で別アプリからへの送信もできます。）

以上でアプリのバックアップは完了です。この時、下にバックアップ先の場所が表示されます。手元の環境では「/backups/apps」 でした。

ストレージ内を確認すると、ちゃんと「.apk」ファイルが作られていました。

※ この方法ではアプリのみバックアップされます。アプリ用データはバックアップされないので注意。

「ファイルマネージャー+」以外の他アプリでもだいたい似た操作か、アプリを「共有」する操作で APK をバックアップできますよ。

「Send Anywhere」ユーザーならコレが一番カンタン

「Send Anywhere」の既存ユーザー、かつ、APK ファイルをスマホの外に転送・保存するなら、下図の方法が一番カンタンです。

アプリの送信時には著作権の警告が出る場合があります。各自、法令遵守にご注意ください。

「Send Anywhere」は大変便利な必携ファイル転送アプリ。使ったことのない方は、この機会に使ってみても良いかもしれません。

APKファイルのインストール方法は？

バックアップした APK ファイルからアプリをインストールするには、Android 側の設定から「不明なアプリをインストール」「提供元不明のアプリ」の権限を許可する必要があります。

• Google Play以外から入手した野良apkファイルをAndroidにインストールする方法

ただし、最近の Android では単純に APK ファイルを開けば、必要な権限の設定画面が自動で開き、設定後、そのままアプリをインストールできるケースが多いです。

（※ インストール後は設定を戻しておくのがよいです。）

APKを拾い食いする位ならバックアップしておく

最近は、クラウドサービスとセットで動作するアプリが多いため、アプリだけバックアップしても役に立たない場合もありますが、そうでないアプリなら、ストアから消えて無くなったり、アップデートで動かなくなる前に予めバックアップを取っておく、というのは自衛策として有効です。

困った挙げ句、怪しいサイトやサービスから APK ファイルをダウンロードするくらいなら、予めバックアップを取っておく方が健全と言えるでしょう。