楽天モバイル「UN-LIMIT」のデータ高速モードOFFに規制は無いのか?
ちょっとペラ記事気味にはなりますが、楽天モバイル(MNO)の Rakuten UN-LIMIT プランの「データ高速モードOFF」って、パートナー回線エリアでどれだけ使っても通信速度制限は掛からないのか?という疑問について、経験談を踏まえて書いておきます。
楽天エリア外でも最大1Mbpsで使い放題の「データ高速モードOFF」
その前に、楽天モバイルの「データ制限モード」について説明しておきましょう。
楽天モバイルのエリアには、自社網の「楽天回線エリア」と、au網をローミング利用する「パートナー回線エリア」とがあります。
「楽天回線エリア」内であればデータ通信は使い放題、との触れ込みですが、実際には1日10GB以上利用すると、3Mbpsへ速度制限が掛かります。
一方の「パートナー回線エリア」では、月間5GBまでの高速通信が利用可能。そして、この高速通信量を消費しない代わりに速度が1Mbpsまで落ちるのが「データ高速モードOFF」です。
で、この「データ高速モードOFF」、アプリのダウンロードや高画質動画以外であれば、なかなか使いものになる優れもの。
ずっと「データ高速モード」をOFFにしていると、月間で余裕で数十GB使えちゃうわけですが、それでも、本当に1Mbpsで使い放題なのでしょうか?
「データ高速モードOFF」の通信速度規制は多分なさそう
流石に1か月ずっと通信しっぱなし、というテストはできませんでしたが、2020年6月前半、テザリングや動画アプリなどでそこそこのパケットを使い続けてみた範囲では、データ高速モードOFF状態でのさらなる速度規制の存在は確認できませんでした。
つまり、パートナー回線エリアで1Mbps制限の「データ高速モードOFF」で使っている分には、本当に使い放題のようだ、ということです。
実際のところ、1Mbps で丸一日通信したとしても、実効通信速度ベースでは10GB程度通信できるかどうか、というところですが、ちょっと使いすぎなんじゃないか、というくらい10日近く使い続けても、データ高速モードがOFFなら通信速度制限は掛からない、という状況でした。
ただ、楽天モバイルは、パートナー回線エリアでの通信1GB毎に、au へ500円弱を支払っているとのことですので、そんな使い方をされたら1日で大赤字になってしまいます。
ということで、経済的な事情から今後、この点については改悪される可能性もゼロとは言い切れませんが、とりあえず現在のところは、実用上、1日8時間くらいパケットを使い続ける日が続いた、としても、本当に触れ込み通りの「使い放題」ということで、安心して「データ高速モード」をOFFにして使えそうです。