日本通信、時間制限なしの通話付き「合理的かけほプラン」を2020年7月15日に発売
MVNO の日本通信は2020年7月14日、時間制限のない通話付き料金プラン「合理的かけほプラン」を発表した。
月額料金は2,480円。申し込み受付は7月15日より開始予定。
「合理的かけほプラン」の特徴は以下のとおり。
- 時間制限のない通話かけ放題付き
- 月間3GBまでのデータ通信付き
- 3GB以降は1GBあたり250円の「おかわり課金」
- データ利用上限を3~30GBまでの間で1GB単位で設定可能
総務省による通話回線レンタル料値下げ裁定の影響
6月30日、総務省はNTTドコモに対し、通話回線のレンタル料値下げを求める裁定を公表している。これは、ドコモから回線を借り受ける日本通信が、高止まりする通話回線のレンタル料を問題視しており、その申し入れを受けての措置となる。
今回の新プランは、この裁定公表を受けて発表された格好だ。
なお、裁定の結果は他社 MVNO へも適用されるため、他社からも通話時間の制限のない格安SIMプランが登場する可能性は高い。
通話を主に使う層にとっては、ネックとなっていた MVNO の定額・無料通話時間の制限が外れることで、携帯回線の選択肢が広がることになりそうだ。
MVNO 各社は、現在、MNO のサブブランドや楽天モバイル(MNO)の料金攻勢、また、消費者の利用シーンの変化などにより、徐々に劣勢に立たされつつある。
遅きに失した感のある今回の裁定だが、MVNO の通話し放題プランが消費者に受け入れられるかどうかが、MVNO の今後を占う上で重要となるだろう。
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