ソニー、4K120p 10bit 動画撮影・バリアングル液晶の「α7S III」を10月9日発売
ソニーは2020年7月28日、4K120p 10bit 4:2:2での動画記録に対応したフルサイズミラーレスデジタル一眼カメラ「α7S III」を発表した。
北米での参考価格は3,499.99米ドル、4,799.99カナダドル。
日本では7月29日に発表され、予約開始は8月4日(火)午前10時から。発売予定日は2020年10月9日。参考価格は45万円前後(税込)。
α7S シリーズは、α7・α7R シリーズと比べ、高感度・動画撮影用途をより意識した製品。
今回発表された「α7S III」では1210万画素の Exmor R 裏面照射 CMOS イメージセンサーを採用。15段のダイナミックレンジと、ISO 409600(内部処理後。標準ではISO 102400)を実現。
αシリーズでは初となる4K120p(NTSC時)4:2:2 10bit All-I での動画記録に対応し、16bit RAW HDMI 出力も可能。外部レコーダーでの録画用途にも応える。
映像処理プロセッサは BIONZ XR。処理能力の向上により、前モデルと比べてローリングシャッター現象が改善。動画でのリアルタイム瞳AF利用可能。
α7 では初となるバリアングル液晶を採用。タッチパネルによるフォーカスやリアルタイムトラッキングの指定ができる。
光学式5軸ボディ内手ぶれ補正を搭載。手ぶれを強力に補正できる「アクティブモード」は、広角レンズとの組み合わせる事でジンバル風の自撮りも楽しめそうだ。
ワークフローも意識されており、2.4GHz/5GHz 帯 WI-Fi だけでなくアダプタ使用による有線LANにも対応。一部モードの 4K 撮影時は、HD(8/10bit)画質のプロキシ動画の同時記録にも対応する。
ガンマは S-Log3 / S-Log2 / HLG(Hybrid Log-Gamma)、色域は S-Gamut3.Cine などが利用可能。他のソニー製カメラとのカラーマッチングが要求される用途から、シンプルな用途まで幅広く対応する。
αシリーズで初めて USB PD に対応。急速給電が可能となった。
グラファイト製ヒートシンクによるパッシブ放熱機構により、摂氏25度の環境下で 4K60p 10bit 4:4:2 で1時間以上の連続録画が、また、同120p でも30分以上の録画が可能とのこと。
なお、「α7S III」の詳細仕様については、公式が YouTube で解説している。(日本語字幕も選択可能)
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