ソニー、Catalyst Browseの最新版をリリース。XAVC HS(HEVC)の手振れ補正に対応
ソニーは、同社製カメラで撮影した動画メディアの表示・管理ツール「Catalyst Browse」の最新版を公開しました。最新版のバージョンは「2020.1」。
ダウンロードはこちらから。
新バージョンでは、同社のミラーレス一眼カメラ「α7S III」で導入された XAVC HS(HEVC/H.265)のプレビュー、および手ぶれ補正に対応するなど、多くの新機能が搭載されています。
(※ XAVC HS 関連機能の利用には、カメラの型番・シリアルの入力が必要です。)
新機能の概要は以下のとおり。
- XAVC S (AVC) / XAVC HS (HEVC) のサポート追加と、手ぶれ補正対応の追加
- 48kHz 24bit 4チャンネル音声の XAVC S のプレビューに対応
- メディアブラウザにフィルター機能を追加(含む、メタデータでのフィルタリング)
- NVIDIA 製 GPU 利用時の手ぶれ補正処理速度を改善
- 起動時、無効な非リアルタイムメタデータを含む MXF ファイルを読み込むと、アプリケーションがクラッシュする問題の改善
- 「エンコーディング速度を最適化」でエクスポート時、いくつかのフォーマットで動画が乱れる症状の改善
- フラグメタデータがあるクリップについて、「OK」「NG(no good)」「KEEP」を表示する機能を追加
- サムネイルと表示モードでクリップの回転メタデータに対応
この他にも多くの機能追加・機能改善が含まれています。
なお、全てのパターンを試したわけではありませんが、当サイトによる現時点での検証結果によると、新バージョンでも旧バージョン同様、たとえソースが 4:2:2 10bit でも XAVC S での書き出し時には規格どおりの 4:2:0 8bit で出力されるようです。
また、XAVC HS でのプレビュー・読み込みは可能ですが、書き出しには非対応となっているようです。
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